画面越しの恋
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夜、イデアは駄菓子を求め夜の校舎を駆け抜けていた。
ふと、目の前になにか白く光る物が落ちていることに気が付く。
走るのをやめてゆっくりと近付くとそれはスマートフォンであることが分かった。
「ん……?なんでこんなところにスマホが落ちて、……こ、これよく見ると似てるけどスマホじゃない……」
遠目から見ればスマホだと思っていた其れはイデアの記憶の中にあるどのスマートフォンの形にも当てはまるものが無かった。
見たことも無いスマートフォンとなれば機械マニアとしては血が疼き黙っておけず、興味本位から手に取りじっくりとスマホを観察する。
「重さや大きさは普通の物変わらない、というかむしろ軽い気がする……このロゴも会社名も聞いた事ないな……」
裏面を見ると謎のロゴと会社名が書かれていた。
見た目だけでは流石に何の情報も得られなかったイデアは顔も知らぬ持ち主にごめん、と思いながら電源をつけた。
ピカッ、と着いた液晶はロック画面はなく指紋認証や顔認証等特に何も要求される事無く開く。
壁紙は真っ黒の物でアプリ等は入っていないようだった。
その時どこからが小さくだが声が聞える。
「あ、あの、誰かそこにいるんですか……」
「えっ、だ、誰?」
その声にビクッと驚きイデアは辺りをキョロキョロと見回す、が誰の姿もない。
画面にふと目をやると先程まで黒い壁紙に設定されていた筈の画面に先程まで表示されていなかった自分と同い年くらいの少女の画像が表示されていた。
目が合った、と思ったその時先程の声がハッキリとスマホから聞こえてきた。
「や、やっぱり! 人が居たんですね!」
画面の中の少女が喋りだしおもわず「うわぁ!?」と、情けない声をあげスマホを落としてしまう。
「ごめんなさい! ビックリさせるつもりじゃなかったんです!」
画面の中から少女の焦る声が聞こえる、すみませんすみませんと謝る彼女に驚きはしたが申し訳なくなりもう一度スマホを拾い上げた。
「い、いや、こっこちらこそ落としてごめん。君AI? それとも魔法? 何方にせよ凄い技術だ……」
イデアは興味深そうに画面の中の少女をじっくりと見る。
「そ、そんなに見つめないでください…々恥ずかしいです……」
「音声認識もあってカメラで表情認識もついてる……」
「あの、あなたのお名前はなんですか?」
イデアは一瞬考える、もしかしたら名前を言ったら魂を取られるタイプの魔法がかけられているかもしれない。
そんな警戒するイデアの考えを見透かしたように少女は話す。
「ごめんなさい、こういう時って先に名乗るものですよね、私ユウって言います。お名前はただ私が知りたかっただけなので嫌でしたら教えて頂かなくて大丈夫です」
ユウと名乗る少女の言葉に謎の安心感を覚える。そして彼は「イデア、イデア・シュラウド……」と答えた。
「イデアさんって言うんですね! お名前教えてくださってありがとうございます!」
「い、いや、別に、全然いいよ」
人の気持ちを読み取れる少女にさらに興味を抱く。
暫く見ているとユウはこう言い放った。
「イデアさん、いきなりで本当に申し訳ないのですが私を助けて頂けませんか……?」
その言葉を聞きこれはきっと長くなりそうだと思いとりあえずここでは誰に見つかるか分からないと思いイデアは自分の部屋にスマホを持っていくことにした。
ふと、目の前になにか白く光る物が落ちていることに気が付く。
走るのをやめてゆっくりと近付くとそれはスマートフォンであることが分かった。
「ん……?なんでこんなところにスマホが落ちて、……こ、これよく見ると似てるけどスマホじゃない……」
遠目から見ればスマホだと思っていた其れはイデアの記憶の中にあるどのスマートフォンの形にも当てはまるものが無かった。
見たことも無いスマートフォンとなれば機械マニアとしては血が疼き黙っておけず、興味本位から手に取りじっくりとスマホを観察する。
「重さや大きさは普通の物変わらない、というかむしろ軽い気がする……このロゴも会社名も聞いた事ないな……」
裏面を見ると謎のロゴと会社名が書かれていた。
見た目だけでは流石に何の情報も得られなかったイデアは顔も知らぬ持ち主にごめん、と思いながら電源をつけた。
ピカッ、と着いた液晶はロック画面はなく指紋認証や顔認証等特に何も要求される事無く開く。
壁紙は真っ黒の物でアプリ等は入っていないようだった。
その時どこからが小さくだが声が聞える。
「あ、あの、誰かそこにいるんですか……」
「えっ、だ、誰?」
その声にビクッと驚きイデアは辺りをキョロキョロと見回す、が誰の姿もない。
画面にふと目をやると先程まで黒い壁紙に設定されていた筈の画面に先程まで表示されていなかった自分と同い年くらいの少女の画像が表示されていた。
目が合った、と思ったその時先程の声がハッキリとスマホから聞こえてきた。
「や、やっぱり! 人が居たんですね!」
画面の中の少女が喋りだしおもわず「うわぁ!?」と、情けない声をあげスマホを落としてしまう。
「ごめんなさい! ビックリさせるつもりじゃなかったんです!」
画面の中から少女の焦る声が聞こえる、すみませんすみませんと謝る彼女に驚きはしたが申し訳なくなりもう一度スマホを拾い上げた。
「い、いや、こっこちらこそ落としてごめん。君AI? それとも魔法? 何方にせよ凄い技術だ……」
イデアは興味深そうに画面の中の少女をじっくりと見る。
「そ、そんなに見つめないでください…々恥ずかしいです……」
「音声認識もあってカメラで表情認識もついてる……」
「あの、あなたのお名前はなんですか?」
イデアは一瞬考える、もしかしたら名前を言ったら魂を取られるタイプの魔法がかけられているかもしれない。
そんな警戒するイデアの考えを見透かしたように少女は話す。
「ごめんなさい、こういう時って先に名乗るものですよね、私ユウって言います。お名前はただ私が知りたかっただけなので嫌でしたら教えて頂かなくて大丈夫です」
ユウと名乗る少女の言葉に謎の安心感を覚える。そして彼は「イデア、イデア・シュラウド……」と答えた。
「イデアさんって言うんですね! お名前教えてくださってありがとうございます!」
「い、いや、別に、全然いいよ」
人の気持ちを読み取れる少女にさらに興味を抱く。
暫く見ているとユウはこう言い放った。
「イデアさん、いきなりで本当に申し訳ないのですが私を助けて頂けませんか……?」
その言葉を聞きこれはきっと長くなりそうだと思いとりあえずここでは誰に見つかるか分からないと思いイデアは自分の部屋にスマホを持っていくことにした。
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