アイドルと出会いました
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「部屋まで送って下さってありがとうございます」
寮までの陰キャ専用ルートは完璧であった。
普段陽キャが通らない場所や時間帯全てを教えて貰いながら自室の扉の前までたどり着いた。
ただ「何故か自分はよく見つかるの不公平すぎません?」と言っていたのだがイデアはよく目立つのでそれのせいだろうという事は黙っておいた。
「いやいや良いんだよ、同寮だし拙者これでも頼れる皆の寮長ですし?」
「そんな皆の頼れる寮長さんの連絡先を知りたいのですが教えて頂いても?」
「も、ももも勿論! LINEでいい? メアドも居る? パソコンのメアドもあるけどどれがいい?(連絡先交換イベント!? こんなの現実に起こり得るの!?)」
「じゃあLINEでお願いします」
…………
「登録しましたありがとうございます、これでいつでもオタ話出来ますね、深夜アニメの実況送ってもいいですか?」
「それめっちゃ楽しいやつじゃないですか……拙者それ1度はやってみたかったんだよね…いつでもお待ちしてます……」
「任せてください! それじゃあ今日はありがとうございまし……」
「あ、ま、まって!」
自室の扉を開けようとした瞬間イデアに呼び止められる。
「ね、ねぇいつもあそこにいるの? 他の曲も歌ったりして?」
「歌ってます、なんなら大体いつも踊る時はあそこでめっちゃ踊ってます」
「そ、そっか、なら拙者を気にしないでまた歌って踊っていて欲しい所存……ほ、ほら君色々大変でしょう? 故にストレス発散は必要不可欠……」
「ふふ、気を使って下さってありがとうございます!」
「どう? 今の拙者寮長っぽかったでござろう?」
「はい、間違いなく今年のみんなの頼れる優しい寮長ランキング1位狙える位には寮長っぽかったですよ!」
「ぐふふ、そう? やっぱりそう思う?」
「はい、本当にありがとうございます。私何だかんだ1人でとても不安だったのでイデア寮長の言葉で安心しました。今夜はいい夢見れそうです」
「本当? 拙者いい事しましたわ〜引き止めてしまい申し訳ない」
「いえいえ、それじゃあおやすみなさい」
イデアと別れ部屋に入るとそのままベッドへと顔からダイブするかのように倒れこむユウ。
「…………」
「は〜〜〜〜〜!!!!
イデア先輩顔良すぎか〜〜〜〜!?!?!?
びっっっっくりした〜〜〜〜〜!!!!!」
ユウは今日あったことを思い出しベッドでバタバタと暴れ回った。
「前々からかっこいいなぁって思っていたけど近くで見るとより一層カッコよすぎない??? え、というか待って無理、イデアパイセンに歌声も踊りも見られて人生終わったって思ったらまさかの同士で友達になって部屋まで送って貰って連絡先まで交換ってなに? 私もしかして明日死ぬ?は〜〜〜幸せ〜〜〜〜今なら死ねる…このまま幸せなまま死にたい……」
落ちかけた意識を戻しスっと立ち上がりパソコンでいつもの様に曲を流し始めた。
今日の彼女の再生履歴は昔ネット流行っていた懐かしのアニソンメドレーで埋め尽くされていた。
────
その頃イデアは彼ユウと別れるなりすぐにオルトに電話をかけていた。
「オルト、緊急事態。至急拙者部屋に集合されせよ。」
「え、兄さんどうしたの? わかった今から行くね」
そうオルトに電話をかけた後ダッシュで部屋に戻るなり叫んだ。
「スーーーーーッッッッッ………リアル女子高生最高ッッッッッッ!!!!!!」
そしてそのままベッドに倒れ
「女子とお喋りしてしまったwwwえ? なんかいい匂いしたよね? 電子機器を通さずに女子の歌声聞けるとかこんなシチュエーションある?生女子高生が動いてる姿尊すぎない? めちゃくちゃ拙者に優しくしてくれたよね? 連絡先も交換した気がするのですが? 幻覚? 夢? あれ? おかしいぞ、世界が輝いて見える。煌めきが見える。ここはプリズムワールドでは無いはず。いやいつからプリズムワールドでは無いと錯覚していた? 輝きが見える今なら7連続ジャンプ行ける気がしてきた、今の拙者なら出来るのでは??? もう何も怖くない!!! 7連続!!!!!」
ドンッッッ
「イッッッッ!?!?」
もちろん7連続どころか普段から運動しないので加減がわからず興奮のままにベッドの上で飛び跳ねたせいで身長の高いイデアは頭を天井にぶつけそのまま床にに倒れ込んだ。
そのまま床に倒れて暫くボーッと天井を見ているといるとこんな時間にも関わらず駆けつけてくれたオルトが部屋に入ってきた。
「兄さんすごい音したけど大丈夫!?」
「オルト……聞いてくれ……兄ちゃん今世界が輝いて見えるんだ……」
「頭でも打ったの? って今打ってたよね! 今すぐ手当するね」
手当されながらイデアは話を続ける。
「ありがとう……ねぇオルト、今まで3次元の女の子はアイドルだけって常々思ってたけどやっぱりアイドルは捨てたもんじゃないね……」
「兄さん本当にどうしたの、今日何だかおかしいよ? 打撲以外の異常はバイタルサインの乱れ……」
「アイドル最高…… ユウ氏しか勝たん……」
その日彼はSNSに今日あったことをフェイクを入れつつ長文でぶちまけフォロワーからリア充爆発しろと祝福の言葉を貰い眠りについた。
寮までの陰キャ専用ルートは完璧であった。
普段陽キャが通らない場所や時間帯全てを教えて貰いながら自室の扉の前までたどり着いた。
ただ「何故か自分はよく見つかるの不公平すぎません?」と言っていたのだがイデアはよく目立つのでそれのせいだろうという事は黙っておいた。
「いやいや良いんだよ、同寮だし拙者これでも頼れる皆の寮長ですし?」
「そんな皆の頼れる寮長さんの連絡先を知りたいのですが教えて頂いても?」
「も、ももも勿論! LINEでいい? メアドも居る? パソコンのメアドもあるけどどれがいい?(連絡先交換イベント!? こんなの現実に起こり得るの!?)」
「じゃあLINEでお願いします」
…………
「登録しましたありがとうございます、これでいつでもオタ話出来ますね、深夜アニメの実況送ってもいいですか?」
「それめっちゃ楽しいやつじゃないですか……拙者それ1度はやってみたかったんだよね…いつでもお待ちしてます……」
「任せてください! それじゃあ今日はありがとうございまし……」
「あ、ま、まって!」
自室の扉を開けようとした瞬間イデアに呼び止められる。
「ね、ねぇいつもあそこにいるの? 他の曲も歌ったりして?」
「歌ってます、なんなら大体いつも踊る時はあそこでめっちゃ踊ってます」
「そ、そっか、なら拙者を気にしないでまた歌って踊っていて欲しい所存……ほ、ほら君色々大変でしょう? 故にストレス発散は必要不可欠……」
「ふふ、気を使って下さってありがとうございます!」
「どう? 今の拙者寮長っぽかったでござろう?」
「はい、間違いなく今年のみんなの頼れる優しい寮長ランキング1位狙える位には寮長っぽかったですよ!」
「ぐふふ、そう? やっぱりそう思う?」
「はい、本当にありがとうございます。私何だかんだ1人でとても不安だったのでイデア寮長の言葉で安心しました。今夜はいい夢見れそうです」
「本当? 拙者いい事しましたわ〜引き止めてしまい申し訳ない」
「いえいえ、それじゃあおやすみなさい」
イデアと別れ部屋に入るとそのままベッドへと顔からダイブするかのように倒れこむユウ。
「…………」
「は〜〜〜〜〜!!!!
イデア先輩顔良すぎか〜〜〜〜!?!?!?
びっっっっくりした〜〜〜〜〜!!!!!」
ユウは今日あったことを思い出しベッドでバタバタと暴れ回った。
「前々からかっこいいなぁって思っていたけど近くで見るとより一層カッコよすぎない??? え、というか待って無理、イデアパイセンに歌声も踊りも見られて人生終わったって思ったらまさかの同士で友達になって部屋まで送って貰って連絡先まで交換ってなに? 私もしかして明日死ぬ?は〜〜〜幸せ〜〜〜〜今なら死ねる…このまま幸せなまま死にたい……」
落ちかけた意識を戻しスっと立ち上がりパソコンでいつもの様に曲を流し始めた。
今日の彼女の再生履歴は昔ネット流行っていた懐かしのアニソンメドレーで埋め尽くされていた。
────
その頃イデアは彼ユウと別れるなりすぐにオルトに電話をかけていた。
「オルト、緊急事態。至急拙者部屋に集合されせよ。」
「え、兄さんどうしたの? わかった今から行くね」
そうオルトに電話をかけた後ダッシュで部屋に戻るなり叫んだ。
「スーーーーーッッッッッ………リアル女子高生最高ッッッッッッ!!!!!!」
そしてそのままベッドに倒れ
「女子とお喋りしてしまったwwwえ? なんかいい匂いしたよね? 電子機器を通さずに女子の歌声聞けるとかこんなシチュエーションある?生女子高生が動いてる姿尊すぎない? めちゃくちゃ拙者に優しくしてくれたよね? 連絡先も交換した気がするのですが? 幻覚? 夢? あれ? おかしいぞ、世界が輝いて見える。煌めきが見える。ここはプリズムワールドでは無いはず。いやいつからプリズムワールドでは無いと錯覚していた? 輝きが見える今なら7連続ジャンプ行ける気がしてきた、今の拙者なら出来るのでは??? もう何も怖くない!!! 7連続!!!!!」
ドンッッッ
「イッッッッ!?!?」
もちろん7連続どころか普段から運動しないので加減がわからず興奮のままにベッドの上で飛び跳ねたせいで身長の高いイデアは頭を天井にぶつけそのまま床にに倒れ込んだ。
そのまま床に倒れて暫くボーッと天井を見ているといるとこんな時間にも関わらず駆けつけてくれたオルトが部屋に入ってきた。
「兄さんすごい音したけど大丈夫!?」
「オルト……聞いてくれ……兄ちゃん今世界が輝いて見えるんだ……」
「頭でも打ったの? って今打ってたよね! 今すぐ手当するね」
手当されながらイデアは話を続ける。
「ありがとう……ねぇオルト、今まで3次元の女の子はアイドルだけって常々思ってたけどやっぱりアイドルは捨てたもんじゃないね……」
「兄さん本当にどうしたの、今日何だかおかしいよ? 打撲以外の異常はバイタルサインの乱れ……」
「アイドル最高…… ユウ氏しか勝たん……」
その日彼はSNSに今日あったことをフェイクを入れつつ長文でぶちまけフォロワーからリア充爆発しろと祝福の言葉を貰い眠りについた。
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