とある少女の物語【過去編】

新妻冴花(にいづまさえか)
二つ名: 「孤高の麗人」
ポジション: DF (リベロ)

「私を舐めるなよ?」
「生きてさえいれば、心から笑える日がきっと来るよ。」
「今まで辛いことの方が多かった。でもあの子達がいたから、生きていたいって思えたんだ。」

[基本設定]
中学2年生。誕生日は2月18日。正統派の美少女。髪色はボルドーで、背中の辺りまで伸ばしている。瞳は薄紫色。身長は一星と同じくらいで、全体的に細身である。
基本的には穏やかな性格で、人当たりも良く周囲からの評判も良いが、毒舌な一面もある。

[概要]
イナズマジャパンの一員であり、オリオンの使徒でもある。アジア予選第1試合の韓国戦後にイナズマジャパンと合流し、第2試合目のオーストラリア戦からFFIに出場する。一星の幼馴染みで、FFIが始まる前はロシアでプレイしていた。
オリオンの使徒ではあるが、財団への忠誠心はなく寧ろ反感を抱いている。日本がオリオンへの革命の旗になり得ることを期待し、日本の選手が傷つかない様助言する場面も見られた。
しかし不安定な状態の一星を見放すことが出来ず、自らがオリオンへの革命に加わることは諦めていた。そのため、鬼道の一件以来一星と共にイナズマジャパンに牙を剥く素振りを見せていたが、彼女自身は日本に不利益がない様密かに動いており、最終的には一星の罪も全て背負ってイナズマジャパンを離脱するつもりでいた。しかし野坂悠馬に諭され、サウジアラビア戦で初めて自分のサッカーをすることになる。尚この時の彼女の行動は一星にも大いに影響を与え、彼の決断への後押しとなった。
当初はずっと笑顔を作っていたが、サウジアラビア戦後は素の表情を見せる様になり、イナズマジャパンに心を許していく描写が見受けられる。
ロシア代表のフロイ・ギリカナン とも仲が良く、当時は一星と3人で「仲良しトリオ」と呼ばれていた。また、同じくロシア代表のユーリ・ロディナともそれなりに親交があったようである。

[過去]
父親は冴花が生まれる前に他界しており、母親も彼女が6歳の時に癌で亡くなった。
その後親戚に引き取られることになるが、彼らは冴花の存在を良しと思わず日々虐待を繰り返していた。義母からは肉体的暴力と心理的暴力の両方を受け、義父からは肉体的暴力の他、体を触られるなどの性的虐待も受けていた。そのため夏でも肌を隠す様な服装をしていた。
しかし学校では常に明るく振る舞っており虐待のことも隠していたが、偶然出会った一星充にバレてしまい取り乱すことになる。
その後、充を通して光と知り合いサッカーを始めた。彼らとの出会いは彼女にとって転機となり、冴花は自分の心に素直な人間らしい少女へと変わっていく。そして、理不尽な虐待と戦うべく学校へ助けを求めた矢先に一星一家の事故が起きた。その際、光が目覚めるまでずっと付き添っており、彼が塞ぎ込んでいる時もずっと側にいた。そのため彼が二重人格であることには当然気付いており、最初は戸惑うも彼が立ち直る為ならと受け入れた。
その後、一星と共にオリオン財団にスカウトされロシアに留学することになる。ロシアでは毎日一星と2人で遅くまで練習しており、フロイともそれを通して仲良くなった。
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