第一話 兄弟ゲンカ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「いやいやいや、やめた方がええと思いますよ?ほら、先生て、サタンに守られてはるんでしょ?」
「増援で隙をつくる。お前が確保しろ」
「もー、聞いーてへんねんなぁ・・・」
「・・・我々は、死をも恐れない」
「そんなぁ」
志摩が泣きべそをかきながら無線でやりとりをしている間にも、そのイルミナティの増援が集まってきた。
「対象の奥村燐を包囲後、総員火炎放射器を黒い炎に変換して待機。グンナル、グンナンは、志摩を補佐」
「「了解」」
大柄な男二人が、三人を見下ろす。この二人はソックリだ。双子なのだろう。
「志摩はヤマンタカを全開放して待機しろ」
「わ、判りましたよォ・・・」
三方向からの威圧に、さすがの志摩もお手上げのようだ。
「志摩さん・・・」
こうなるのは、敵陣にいれば少しは判るだろうに。
イルミナティの増援部隊は各々が盾を使いながら、燐と雪男を囲んでいた。誉の合図で、火炎放射器が発射される予定だが。
「「「!!!」」」
「ヒャハハハハ!」
不気味な笑い声とともに、増援部隊は青い炎で焼かれた。何をする間もなく。
「今いいところなんだよ、雑魚は大人しく干上がっとけ」
「サ、タン・・・?」
燐なら、こんなことしない・・・。
「お前、思ったより守られてるワケじゃないらしいな」
殴り続けた雪男の顔は、ボロボロだ。
「殺せ・・・」
「自分でわかってるか?勝ちたいだの殺せだの、言ってることメチャクチャでワケわかんねーよ」
「終わらせろ。それが世界のためになる」
「世界なんて知ったこっちゃねーけど、兄弟のよしみだ。カワイソウな弟の望みを叶えてやる」
「ありがとう・・・(兄さんが僕を殺せば、僕の勝ちだ)もう僕に、生きる価値はない」
最後の一発を雪男に向けた時、想像もしない衝撃波が皆を巻き込む。
押し寄せる、吹き飛ぶ瓦礫の波をなんとかしのぎ、恐る恐る目を開ければ、玲薇は目の前の光景に息を呑んだ。
サタンの攻撃と思われた拳は、雪男の顔面ギリギリで止められていたのだ。
「ヴァああああ〜!!!あきらめねぇえ・・・!!」
「燐・・・!」
サタンの方を抑えこんでいるのだろう。どうしよう、自分には何が出来る。
「・・・サタンがいなきゃ、何とか消せりゃいいんだよな」
玲薇はその言葉に、ハッとした。
(まさか、燃やしわけ・・・!?)
いままでパンイチにしたり、メガネだけ吹き飛ばしたり半分おふざけがあったけど、不浄王を倒した時だって、彼は燃やしわけは出来たのだ。
ただ、今回の相手はサタン。サタンに対してサタンの青い炎は通じるのか。けど、迷ってる場合じゃない。
燐は、やろうとしてるのだから。
「玲薇ちゃん!?」
志摩たちの声は他所に、体は燐と雪男の元へ。
「全身全霊こめて、深くブッ刺せる。細長くて尖ってて、降魔剣のイメージだ」
「何を・・・する気だ」
「お前に寄生?してるサタンだけ燃やして追い出す」
「・・・は?」
「燐・・・!雪男・・・!」
「玲薇!」
「っ〜・・・!そんなこと、出来るわけないだろ!」
「出来る!燐なら出来るよ!青い炎が、剣の形になったものっ」
力を貯めている燐の右腕に、玲薇も力を込める。自分の持つ力も、少しでもいいから雪男へ。
「いいから殺せ、僕が死ねば少しは時間が稼げる。今やれる、確実な事をやれよ。無謀と勇気を履き違えるな・・・!!」
「あ〜〜あァ、てっきりオレ似かと思って期待してたのに、ガッカリした。同じゴミでも、コイツの方がまだマシだ。
覗き穴くらいには使えるからな」
雪男から聞こえる、もう一つの声にゾワリと体中に鳥肌がたつ。近くで聞くその声は、恐怖を支配する。
「お前は母親似のゴミ以下だ。魔神に勝つ!??途方もない無能だ!測れない程だったとはなァ???」
「お前、邪魔だ」
「っ・・・!」
上がるサタンの悲鳴とともに、玲薇は吹き飛ばされないように燐にしがみつく。
降魔剣の形に似せた青い炎と、サタンの駆け引きが続く。
「・・・やめろ、刺激するな。船艦が落ちる。なんなんだよ・・・いつもいつも情に流されて暴走する。大局を見ろ!」
雪男の言葉に、燐が疑問を投げる。
「タイキョク?お前の話は頭に入ってこねえ、何言ってんのかわかんねーよ!」
「バカが・・・!!」
「あ、いや、いっこだけ入ってきた。お前が、ナメられたくねーってことだ」
その時、何が起きたのかわからなかった。力と力のぶつかりあい。
「ナァメぇてんじゃねぇ!!!」
「「!!」」
消えかけていたサタンが、再び雪男を通して出てきた。勢いに弾け、吹き飛ばされる二人は距離が開く。
「テメェ風情が、お喋りしながらオレに勝てると思ってるのかァ!?」
左目に集中している燐の青い炎が揺れる。
(抜く気だ・・・!)
燐は咄嗟に体を起こす。
「さ・・・させるか!!」
「力比べかオモシレェ」
(行かなくちゃ・・・燐のとこに・・・)
いや、でも・・・いまは。
力こめると型がくずれて、抜けそうになる。型に集中すると、力こめんのが難しい・・・!!
うまくイメージできねぇ・・・!
先ほどとは比べものにならない爆発が、周囲をも巻き込んだ。
「増援で隙をつくる。お前が確保しろ」
「もー、聞いーてへんねんなぁ・・・」
「・・・我々は、死をも恐れない」
「そんなぁ」
志摩が泣きべそをかきながら無線でやりとりをしている間にも、そのイルミナティの増援が集まってきた。
「対象の奥村燐を包囲後、総員火炎放射器を黒い炎に変換して待機。グンナル、グンナンは、志摩を補佐」
「「了解」」
大柄な男二人が、三人を見下ろす。この二人はソックリだ。双子なのだろう。
「志摩はヤマンタカを全開放して待機しろ」
「わ、判りましたよォ・・・」
三方向からの威圧に、さすがの志摩もお手上げのようだ。
「志摩さん・・・」
こうなるのは、敵陣にいれば少しは判るだろうに。
イルミナティの増援部隊は各々が盾を使いながら、燐と雪男を囲んでいた。誉の合図で、火炎放射器が発射される予定だが。
「「「!!!」」」
「ヒャハハハハ!」
不気味な笑い声とともに、増援部隊は青い炎で焼かれた。何をする間もなく。
「今いいところなんだよ、雑魚は大人しく干上がっとけ」
「サ、タン・・・?」
燐なら、こんなことしない・・・。
「お前、思ったより守られてるワケじゃないらしいな」
殴り続けた雪男の顔は、ボロボロだ。
「殺せ・・・」
「自分でわかってるか?勝ちたいだの殺せだの、言ってることメチャクチャでワケわかんねーよ」
「終わらせろ。それが世界のためになる」
「世界なんて知ったこっちゃねーけど、兄弟のよしみだ。カワイソウな弟の望みを叶えてやる」
「ありがとう・・・(兄さんが僕を殺せば、僕の勝ちだ)もう僕に、生きる価値はない」
最後の一発を雪男に向けた時、想像もしない衝撃波が皆を巻き込む。
押し寄せる、吹き飛ぶ瓦礫の波をなんとかしのぎ、恐る恐る目を開ければ、玲薇は目の前の光景に息を呑んだ。
サタンの攻撃と思われた拳は、雪男の顔面ギリギリで止められていたのだ。
「ヴァああああ〜!!!あきらめねぇえ・・・!!」
「燐・・・!」
サタンの方を抑えこんでいるのだろう。どうしよう、自分には何が出来る。
「・・・サタンがいなきゃ、何とか消せりゃいいんだよな」
玲薇はその言葉に、ハッとした。
(まさか、燃やしわけ・・・!?)
いままでパンイチにしたり、メガネだけ吹き飛ばしたり半分おふざけがあったけど、不浄王を倒した時だって、彼は燃やしわけは出来たのだ。
ただ、今回の相手はサタン。サタンに対してサタンの青い炎は通じるのか。けど、迷ってる場合じゃない。
燐は、やろうとしてるのだから。
「玲薇ちゃん!?」
志摩たちの声は他所に、体は燐と雪男の元へ。
「全身全霊こめて、深くブッ刺せる。細長くて尖ってて、降魔剣のイメージだ」
「何を・・・する気だ」
「お前に寄生?してるサタンだけ燃やして追い出す」
「・・・は?」
「燐・・・!雪男・・・!」
「玲薇!」
「っ〜・・・!そんなこと、出来るわけないだろ!」
「出来る!燐なら出来るよ!青い炎が、剣の形になったものっ」
力を貯めている燐の右腕に、玲薇も力を込める。自分の持つ力も、少しでもいいから雪男へ。
「いいから殺せ、僕が死ねば少しは時間が稼げる。今やれる、確実な事をやれよ。無謀と勇気を履き違えるな・・・!!」
「あ〜〜あァ、てっきりオレ似かと思って期待してたのに、ガッカリした。同じゴミでも、コイツの方がまだマシだ。
覗き穴くらいには使えるからな」
雪男から聞こえる、もう一つの声にゾワリと体中に鳥肌がたつ。近くで聞くその声は、恐怖を支配する。
「お前は母親似のゴミ以下だ。魔神に勝つ!??途方もない無能だ!測れない程だったとはなァ???」
「お前、邪魔だ」
「っ・・・!」
上がるサタンの悲鳴とともに、玲薇は吹き飛ばされないように燐にしがみつく。
降魔剣の形に似せた青い炎と、サタンの駆け引きが続く。
「・・・やめろ、刺激するな。船艦が落ちる。なんなんだよ・・・いつもいつも情に流されて暴走する。大局を見ろ!」
雪男の言葉に、燐が疑問を投げる。
「タイキョク?お前の話は頭に入ってこねえ、何言ってんのかわかんねーよ!」
「バカが・・・!!」
「あ、いや、いっこだけ入ってきた。お前が、ナメられたくねーってことだ」
その時、何が起きたのかわからなかった。力と力のぶつかりあい。
「ナァメぇてんじゃねぇ!!!」
「「!!」」
消えかけていたサタンが、再び雪男を通して出てきた。勢いに弾け、吹き飛ばされる二人は距離が開く。
「テメェ風情が、お喋りしながらオレに勝てると思ってるのかァ!?」
左目に集中している燐の青い炎が揺れる。
(抜く気だ・・・!)
燐は咄嗟に体を起こす。
「さ・・・させるか!!」
「力比べかオモシレェ」
(行かなくちゃ・・・燐のとこに・・・)
いや、でも・・・いまは。
力こめると型がくずれて、抜けそうになる。型に集中すると、力こめんのが難しい・・・!!
うまくイメージできねぇ・・・!
先ほどとは比べものにならない爆発が、周囲をも巻き込んだ。