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真っ暗な隣の部屋のドアの前に立つ雪男。
「・・・・・・・」
何をやろうとしているんだ。自分の行動が訳わからない。
けど、また仕事に戻る前に一目見ておきたいだけ・・・。
それに、問いつめたいこともあったから。ゆっくりドアを開ける。
電気をつければ、ベッドの中にいる玲薇がモゾッと動いた。
でも、起きる気配はない。一息ついて、ベッドの横に立った。
久し振りに見た気がする、彼女の寝顔。
やっぱり、君の隣が一番落ち着くよ。
「・・・・・・・」
さらさらな髪の毛を撫でていく。
「ん・・・」
触られた感覚がわかったのか、玲薇は目を開けた。
「ゆき、お・・・?」
ボケッとした顔。それが一変し、
玲薇は上半身を起こし壁にドンと背中をぶつけた。
「っ・・・」
「驚きすぎ」
背中をさすり、少し涙目な顔を上げる。
「いや、だって・・・びっくりした」
「ごめん。でも、聞きたいことがあったから」
「聞きたいこと・・・?」
空いたスペースのベッドに、肩膝をのせ顔を近づける。
逃げ場なんて、与えない。
「なんで、悪魔の少年を兄さんと檻から出したの・・・?」
「そ、それは・・・」
近すぎる顔に、逆に目が泳ぐ。
「私たちと、立場が似てるかな・・・って思ったし、そんな悪い子じゃないよ」
燐たちと一緒にお風呂入ったり、ご飯だって一緒に食べた。
何か悪いことをしようなんて、これっぽっちも思ってないと思う。
「立場、か・・・」
玲薇が言うことも一理あると思う。
気持ちは分からなくない。でも、一つ違うのは・・・。
「でもアレは、人間の血なんか流れてない」
「!」
「僕らとは、まるで意味が違う」
「そうだけど・・・」
「ごめん」
我慢ならない。
「え?」
両肩を力強くつかみ、押し倒す。
「っ、雪男・・・?」
「・・・ヤッても、いい?」
「なっ・・・つ」
聞き返す間もなければ、否定する間もなく唇をふさがれる。
なんでだろう、なんで、こうなっちゃうのか・・・。
「ん、ん・・・!」
嫌がおうでも、変な声が出る。雪男がこんな荒くするなんて、想像もない。
たまらず、何とか動かせる手を力に任せ、頬をひっぱたいた。
「・・・・・・・」
「なんで・・・なんでこんな事するの!?」
叩かれた頬を押さえ、玲薇を見る。
「・・・玲薇は、僕の事嫌いってわけ?」
「っ、そういう事じゃない!でも、私は」
「兄さんの方が・・・好き?」
「違う!」
「じゃ、なに!?玲薇は僕らに、何をしてほしいの?」
「だから、そういうんじゃなくて」
私は、いつまでも二人と並んで歩けたらいい・・・。特別に何を求めるんじゃない。
「お前ら、さっきっから何怒鳴ってんだ?」
「「!!」」
ハッとし、振り返れば燐がいる。
「燐・・・」
「兄さん・・・」
「ん?」
きょとんとする燐。そんな兄に、見せびらかすようにまた、
今度は無理矢理キスをしてやる。
「やっ・・・」
「なっ、雪男!!」
案の定、怒鳴る燐が雪男の肩をつかみ引き離した。
「お前、何やって・・・」
つかまれた肩を、乱暴に手を弾く。
「「・・・・・・・」」
睨み合う双子の兄弟。
「って・・・」
ボソリと聞こえた、玲薇の声。
「二人とも、出てって!!二人なんか、大ッ嫌い!!!」
「は!?玲薇、お前」
二人が、燐はあたふたするも雪男は冷静だった。
「わかった」
バタンとドアを閉める雪男に、ベッドの中にもぐる玲薇。
「なぁ、玲薇。雪男の奴も、悪ぃよな。ごめん」
「・・・・・・」
黙ったまま、玲薇からの返答はなかった・・・。
「・・・・・・・」
何をやろうとしているんだ。自分の行動が訳わからない。
けど、また仕事に戻る前に一目見ておきたいだけ・・・。
それに、問いつめたいこともあったから。ゆっくりドアを開ける。
電気をつければ、ベッドの中にいる玲薇がモゾッと動いた。
でも、起きる気配はない。一息ついて、ベッドの横に立った。
久し振りに見た気がする、彼女の寝顔。
やっぱり、君の隣が一番落ち着くよ。
「・・・・・・・」
さらさらな髪の毛を撫でていく。
「ん・・・」
触られた感覚がわかったのか、玲薇は目を開けた。
「ゆき、お・・・?」
ボケッとした顔。それが一変し、
玲薇は上半身を起こし壁にドンと背中をぶつけた。
「っ・・・」
「驚きすぎ」
背中をさすり、少し涙目な顔を上げる。
「いや、だって・・・びっくりした」
「ごめん。でも、聞きたいことがあったから」
「聞きたいこと・・・?」
空いたスペースのベッドに、肩膝をのせ顔を近づける。
逃げ場なんて、与えない。
「なんで、悪魔の少年を兄さんと檻から出したの・・・?」
「そ、それは・・・」
近すぎる顔に、逆に目が泳ぐ。
「私たちと、立場が似てるかな・・・って思ったし、そんな悪い子じゃないよ」
燐たちと一緒にお風呂入ったり、ご飯だって一緒に食べた。
何か悪いことをしようなんて、これっぽっちも思ってないと思う。
「立場、か・・・」
玲薇が言うことも一理あると思う。
気持ちは分からなくない。でも、一つ違うのは・・・。
「でもアレは、人間の血なんか流れてない」
「!」
「僕らとは、まるで意味が違う」
「そうだけど・・・」
「ごめん」
我慢ならない。
「え?」
両肩を力強くつかみ、押し倒す。
「っ、雪男・・・?」
「・・・ヤッても、いい?」
「なっ・・・つ」
聞き返す間もなければ、否定する間もなく唇をふさがれる。
なんでだろう、なんで、こうなっちゃうのか・・・。
「ん、ん・・・!」
嫌がおうでも、変な声が出る。雪男がこんな荒くするなんて、想像もない。
たまらず、何とか動かせる手を力に任せ、頬をひっぱたいた。
「・・・・・・・」
「なんで・・・なんでこんな事するの!?」
叩かれた頬を押さえ、玲薇を見る。
「・・・玲薇は、僕の事嫌いってわけ?」
「っ、そういう事じゃない!でも、私は」
「兄さんの方が・・・好き?」
「違う!」
「じゃ、なに!?玲薇は僕らに、何をしてほしいの?」
「だから、そういうんじゃなくて」
私は、いつまでも二人と並んで歩けたらいい・・・。特別に何を求めるんじゃない。
「お前ら、さっきっから何怒鳴ってんだ?」
「「!!」」
ハッとし、振り返れば燐がいる。
「燐・・・」
「兄さん・・・」
「ん?」
きょとんとする燐。そんな兄に、見せびらかすようにまた、
今度は無理矢理キスをしてやる。
「やっ・・・」
「なっ、雪男!!」
案の定、怒鳴る燐が雪男の肩をつかみ引き離した。
「お前、何やって・・・」
つかまれた肩を、乱暴に手を弾く。
「「・・・・・・・」」
睨み合う双子の兄弟。
「って・・・」
ボソリと聞こえた、玲薇の声。
「二人とも、出てって!!二人なんか、大ッ嫌い!!!」
「は!?玲薇、お前」
二人が、燐はあたふたするも雪男は冷静だった。
「わかった」
バタンとドアを閉める雪男に、ベッドの中にもぐる玲薇。
「なぁ、玲薇。雪男の奴も、悪ぃよな。ごめん」
「・・・・・・」
黙ったまま、玲薇からの返答はなかった・・・。