第十五話 ハッピーメリクリバースデー
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「・・・は!?」
「え!?」
「うわー!!?」
そこへ、部屋から戻ってきた雪男、玲薇、燐が仰天した。
「・・・な、えっ?なっ、どっ」
「い・・・一体、何が・・・」
「ねぇ、変な音しない?」
耳をすませると、パチパチと小さな音がする。
「!?」
瞬間、ツリーが燃えだした。灯りをつけていたからか、衝撃で火に変わってしまったのだ。
「ウソ!?」
「うわー!!」
「危ない!」
ショックを受けたしえみは、気絶する。
「杜山さん!?」
「ツリーと二ーちゃんが・・・」
そこへ、仲間達が戻ってきた。
「え!?えーー!?何!?何、コレェ!」
「勝呂くん!消化器をお願いします!」
「は!?はい!!」
「ちょ・・・ちょっと、ケーキ!!新月堂のホールケーキ・・・!」
イスの上に置いておいたケーキが無事である事にホッとする出雲。
「皆さん、お待たせしました〜ひっ」
だが、全身トナカイの姿で来た子猫丸がつまづきそのイスに激突。ホールケーキは無惨な姿に。
「出雲ちゃーん!!」
「出雲!?」
出雲もしえみ同様、気絶する。
消化器で必死に火を消す勝呂。終わってみればなんともいえない雰囲気になっていた。
「二ーちゃんは生き物だから、寝返りうつのは当たり前で・・・二ーちゃんは、生き物だから・・・」
「・・・ッッ、ククク・・・」
「ぶあーははははは!!」
何故か爆笑する雪男を除く男子たち。
「信じられん・・・一瞬で、一瞬で全部消えた・・・!!」
「なんッッでや・・・なんで・・・ははは!!」
「つーか、トナカイ多すぎやろ・・・!」
「駅前で30円やったから・・・!!」
「・・・・・・(気落ちしなくてよかった)」
一人玲薇はホッとした。
「とりあえず、掃除せなあかんな」
「あ、私も手伝うよ」
勝呂と一緒にほうきとちりとりをあるだけ取りに行き片付けを始める。
その時、二人で行動し、勝呂と笑顔で話す玲薇に、燐は目がいってしまう。
(俺は・・・)
それは燐だけでなく、なんとも言い難い表情で雪男も見ていた。
「料理、どうします?」
そこへ、燐の所にはごちそう班として同じく行動していた子猫丸が来たのだ。
「あ、あぁ。そうだなぁ・・・まー、残ってるやつもあるし、いけるいける!ヤバイやつは洗って鍋にしてやる」
ニャーとクロが言う。
《なべぱーてぃーだな!》
それに、燐はピンと閃いた。
「そーだ!」
片付けも終わって一段落もした。
「じゃ、いきますか!」
皆が集まったのは、コタツを設置した自分たちの寝室だ。
最初皆を寝室に入れるのは恥ずかしかった玲薇だが仕方ない。
鍋を囲み、それぞれコップを持ち上げて声をあげた。
「ハッピーメリークリスマスバースデートゥーウィー!!」
「トゥオールやないか?」
煮え立った鍋に、楽しく食べ始めていると突如メフィストが現れる。
そこへ宝も、さらにはシュラにライトニングまでも。
楽しい食事もあっという間。塾生仲間はトランプを始め、大人はお酒を飲み出す。
トランプが進んだ頃、志摩のスマホが鳴る。画面を見れば柔造の名前だ。
「ゲッ」
これは出ないと後で怒られるヤツだ。
「もしもし、柔兄?」
「廉造!久しぶりやな、今ええか?」
「え?何の用なん?今、周りうるさくて・・・」
「お前も坊も猫も正月帰ってくるんやろ?」
子猫丸に小声で話かけられ、志摩は皆に聞こえるようにスピーカーにする。
柔造からの用件が、皆に聞こえるように。
「実は俺、蝮との間に子供が出来まして」
「なにっ、ほんまか!!」
驚きの声をあげたのは勝呂だ。
「はい」
「はッッや」
何故か志摩は眉間にシワを寄せている。
「先日、籍入れてきたんですけど、一族集まる正月に虎屋で式挙げさせてもらう運びになりまして・・・」
ワイワイガヤガヤ、更に賑やかに話が盛り上がる中、他人事のように、自分には関係ないと、
皆の前では笑ってるように心掛けていたけれど、玲薇には無理だった。
到底叶わぬ、自分のその夢にー・・・。
「蝮も居るんで代わります」
「竜士さま」
「蝮!」
「子猫も、ぜひ式に出てもらいたいんです。帰ってきてもらえませんか?」
「・・・蝮・・・それが、俺は今・・・」
「ぼかぁ構わないよ」
ライトニングが話に加わり、勝呂を後押しした。
「当分寝てるし、帰ってきたら?家族を大事にする。きみの信条だろ?」
「・・・はい」
良い返答に、再び蝮に伝える。
「蝮、柔造おめでとう!帰らせてもらうわ!!」
「僕も帰ります」
「おお、よかった!じゃ、詳しくは後日・・・」
「そろそろプレゼント交換しよー!」
クリスマス誕生日パーティーは、終わりを告げる・・・。
「え!?」
「うわー!!?」
そこへ、部屋から戻ってきた雪男、玲薇、燐が仰天した。
「・・・な、えっ?なっ、どっ」
「い・・・一体、何が・・・」
「ねぇ、変な音しない?」
耳をすませると、パチパチと小さな音がする。
「!?」
瞬間、ツリーが燃えだした。灯りをつけていたからか、衝撃で火に変わってしまったのだ。
「ウソ!?」
「うわー!!」
「危ない!」
ショックを受けたしえみは、気絶する。
「杜山さん!?」
「ツリーと二ーちゃんが・・・」
そこへ、仲間達が戻ってきた。
「え!?えーー!?何!?何、コレェ!」
「勝呂くん!消化器をお願いします!」
「は!?はい!!」
「ちょ・・・ちょっと、ケーキ!!新月堂のホールケーキ・・・!」
イスの上に置いておいたケーキが無事である事にホッとする出雲。
「皆さん、お待たせしました〜ひっ」
だが、全身トナカイの姿で来た子猫丸がつまづきそのイスに激突。ホールケーキは無惨な姿に。
「出雲ちゃーん!!」
「出雲!?」
出雲もしえみ同様、気絶する。
消化器で必死に火を消す勝呂。終わってみればなんともいえない雰囲気になっていた。
「二ーちゃんは生き物だから、寝返りうつのは当たり前で・・・二ーちゃんは、生き物だから・・・」
「・・・ッッ、ククク・・・」
「ぶあーははははは!!」
何故か爆笑する雪男を除く男子たち。
「信じられん・・・一瞬で、一瞬で全部消えた・・・!!」
「なんッッでや・・・なんで・・・ははは!!」
「つーか、トナカイ多すぎやろ・・・!」
「駅前で30円やったから・・・!!」
「・・・・・・(気落ちしなくてよかった)」
一人玲薇はホッとした。
「とりあえず、掃除せなあかんな」
「あ、私も手伝うよ」
勝呂と一緒にほうきとちりとりをあるだけ取りに行き片付けを始める。
その時、二人で行動し、勝呂と笑顔で話す玲薇に、燐は目がいってしまう。
(俺は・・・)
それは燐だけでなく、なんとも言い難い表情で雪男も見ていた。
「料理、どうします?」
そこへ、燐の所にはごちそう班として同じく行動していた子猫丸が来たのだ。
「あ、あぁ。そうだなぁ・・・まー、残ってるやつもあるし、いけるいける!ヤバイやつは洗って鍋にしてやる」
ニャーとクロが言う。
《なべぱーてぃーだな!》
それに、燐はピンと閃いた。
「そーだ!」
片付けも終わって一段落もした。
「じゃ、いきますか!」
皆が集まったのは、コタツを設置した自分たちの寝室だ。
最初皆を寝室に入れるのは恥ずかしかった玲薇だが仕方ない。
鍋を囲み、それぞれコップを持ち上げて声をあげた。
「ハッピーメリークリスマスバースデートゥーウィー!!」
「トゥオールやないか?」
煮え立った鍋に、楽しく食べ始めていると突如メフィストが現れる。
そこへ宝も、さらにはシュラにライトニングまでも。
楽しい食事もあっという間。塾生仲間はトランプを始め、大人はお酒を飲み出す。
トランプが進んだ頃、志摩のスマホが鳴る。画面を見れば柔造の名前だ。
「ゲッ」
これは出ないと後で怒られるヤツだ。
「もしもし、柔兄?」
「廉造!久しぶりやな、今ええか?」
「え?何の用なん?今、周りうるさくて・・・」
「お前も坊も猫も正月帰ってくるんやろ?」
子猫丸に小声で話かけられ、志摩は皆に聞こえるようにスピーカーにする。
柔造からの用件が、皆に聞こえるように。
「実は俺、蝮との間に子供が出来まして」
「なにっ、ほんまか!!」
驚きの声をあげたのは勝呂だ。
「はい」
「はッッや」
何故か志摩は眉間にシワを寄せている。
「先日、籍入れてきたんですけど、一族集まる正月に虎屋で式挙げさせてもらう運びになりまして・・・」
ワイワイガヤガヤ、更に賑やかに話が盛り上がる中、他人事のように、自分には関係ないと、
皆の前では笑ってるように心掛けていたけれど、玲薇には無理だった。
到底叶わぬ、自分のその夢にー・・・。
「蝮も居るんで代わります」
「竜士さま」
「蝮!」
「子猫も、ぜひ式に出てもらいたいんです。帰ってきてもらえませんか?」
「・・・蝮・・・それが、俺は今・・・」
「ぼかぁ構わないよ」
ライトニングが話に加わり、勝呂を後押しした。
「当分寝てるし、帰ってきたら?家族を大事にする。きみの信条だろ?」
「・・・はい」
良い返答に、再び蝮に伝える。
「蝮、柔造おめでとう!帰らせてもらうわ!!」
「僕も帰ります」
「おお、よかった!じゃ、詳しくは後日・・・」
「そろそろプレゼント交換しよー!」
クリスマス誕生日パーティーは、終わりを告げる・・・。