第十五話 ハッピーメリクリバースデー
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雪男&勝呂&玲薇、飾りつけ班。
「正直、玲薇が飾りつけしてくれるから安心するよ」
ホッと一息する雪男に、玲薇は首を傾げるが。
「あ、そっか。雪男、苦手なんだよね確か」
「多分・・・子供の時以来だけど少しはまともになってるかもしれないけど・・・」
「無理に作らんでも、オーナメントみたいなんがある場所あるやろ。えぇと・・・」
「そうだ!じゃあ、百均行ってみよう。デパートとかじゃ広すぎるし、百均でも種類豊富だよ!」
クリスマスコーナーに三人で足を運べば、沢山の飾りつけの道具がある。
「可愛いー!」
「ぎょーさんあるなぁ!」
少しテンション上がる玲薇と勝呂に対し、雪男は一歩後ろに下がっていた。
「こういうの選ぶセンスがないから・・・任せるよ」
「えー、難しく考えなくていいのに」
こういうところに、女子が一人いてくれて助かった。
「先生、もし忙しいよーでしたら俺らでやっときますよ。まだ怪我人やし、明日会に参加するだけでも・・・」
「いえ、手は使えるんで。それより勝呂くんこそ、最近忙しそうじゃないですか」
「・・・確かに、俺も師匠に聞いてみんと・・・」
「え、ちょっと二人して出ないって言わないわよね?」
事の成り行きとはいえ、一緒に行動している身にもなってほしいものだ。
「そうなったら、私が何か言われる」
困ったような顔をして、隣で飾りつけを選んでる勝呂が言った。
「行かれへんって決まったんやない。まぁ、どうかわからへんけど・・・」
「・・・ライトニングに連れ回されてるって聞いてますよ。大変でしょう」
「ゆ、雪男、そんな言い方・・・!」
なんだろう、この言い様のない雰囲気は。
「ええて。俺が、好きでついて回ってるんや」
「ね、ねぇ!これだったら、こっちの色とこっち、どっちがいいかな!?」
チグハグになるのが嫌で、無理矢理話題を変えてやる。
「せなやぁ、それやったら・・・」
こういった選びに雪男が出しゃばる事はなく、勝呂と二人で選んだ気分だった。
彼は彼で、こういった飾りを選ぶセンスがよくて助かったけれど。
(・・・雪男、どうしてあんな突っかかるような言い方したんだろう?)
燐以外にあんな態度を見せる雪男は、滅多に見ない。
燐&子猫丸、ごちそう班。
「クリスマスって、本当は何喰うの?七面鳥?・・・て、高え!!」
スーパーにて、七面鳥の値段は二万くらいだ。流石にこれには手を出せない。
「メインはカラアゲとチラシ寿司でいいよな?」
「十分やと思うよ〜」
今日はそれぞれの買い出しで終了。帰り、雪男は本部で仕事するからと別れ勝呂と二人になる。
「もう、雪男ったら・・・逃げたな。ごめんね、勝呂くん」
「いや、ええよ」
「明日じゃいろいろ忙しくなりそうだから、買った物整理一緒にしてくれる?」
「おう」
パーティー会場となるのは旧男子寮の食堂の為、明日すぐ作業出来るようにと色画用紙やペンなどの小道具も出しておく。
「まぁ、こんなもんかな?」
「あとは飾り場所が決まればええやろ」
「今日はありがとう、勝呂くん。この後、ライトニングのとこに行くの?」
「一応な、やらなことあるし」
ふと、志摩の言葉を思い出してしまう。勝呂は本当に見かけによらず誠実で真面目で頼りになって。
「・・・私、普通の人間だったら、勝呂くんみたいな人を好きになったかも」
「は?」
旧男子寮の玄関で見送る時に、言ってしまった。
「普通の人間って、なんやねん・・・」
「クラスの女子とか、勝呂くんと関わった女の子が、ダンスパーティー誘ったり好きになったりするの分かるなって。
もう少し、出雲や杜山さんに優しくしてあげればいいのに」
「・・・神木に至っては性格合わんな」
「ふふっ」
勝呂とライトニングが今調べている極秘情報は、奥村兄弟と玲薇には話せない。
「久しぶりに見たような気ぃするわ、ムスッとしとるよりええで」
「っ〜〜」
そんな事言われ慣れてないため、照れて髪の毛をかく。
「ただいまぁって、勝呂、来てたのか」
「奥村。明日の準備で少しな。ほな明日な」
「うん、明日ね」
軽く手を上げる勝呂に、玲薇は小さく手を振った。
「雪男は?」
交代すりように燐が上がり、声をかける。
「本部で仕事だって」
「忙しないなぁ、アイツ。じゃ、夕飯はいらんな」
外に出た勝呂は、暗くなりかけの空を眺める。
「普通の人間、なぁ・・・」
自分の正体がわからないって、どんな感じなんだろうと。
「・・・俺、告られるんかと思って正直焦った」
「正直、玲薇が飾りつけしてくれるから安心するよ」
ホッと一息する雪男に、玲薇は首を傾げるが。
「あ、そっか。雪男、苦手なんだよね確か」
「多分・・・子供の時以来だけど少しはまともになってるかもしれないけど・・・」
「無理に作らんでも、オーナメントみたいなんがある場所あるやろ。えぇと・・・」
「そうだ!じゃあ、百均行ってみよう。デパートとかじゃ広すぎるし、百均でも種類豊富だよ!」
クリスマスコーナーに三人で足を運べば、沢山の飾りつけの道具がある。
「可愛いー!」
「ぎょーさんあるなぁ!」
少しテンション上がる玲薇と勝呂に対し、雪男は一歩後ろに下がっていた。
「こういうの選ぶセンスがないから・・・任せるよ」
「えー、難しく考えなくていいのに」
こういうところに、女子が一人いてくれて助かった。
「先生、もし忙しいよーでしたら俺らでやっときますよ。まだ怪我人やし、明日会に参加するだけでも・・・」
「いえ、手は使えるんで。それより勝呂くんこそ、最近忙しそうじゃないですか」
「・・・確かに、俺も師匠に聞いてみんと・・・」
「え、ちょっと二人して出ないって言わないわよね?」
事の成り行きとはいえ、一緒に行動している身にもなってほしいものだ。
「そうなったら、私が何か言われる」
困ったような顔をして、隣で飾りつけを選んでる勝呂が言った。
「行かれへんって決まったんやない。まぁ、どうかわからへんけど・・・」
「・・・ライトニングに連れ回されてるって聞いてますよ。大変でしょう」
「ゆ、雪男、そんな言い方・・・!」
なんだろう、この言い様のない雰囲気は。
「ええて。俺が、好きでついて回ってるんや」
「ね、ねぇ!これだったら、こっちの色とこっち、どっちがいいかな!?」
チグハグになるのが嫌で、無理矢理話題を変えてやる。
「せなやぁ、それやったら・・・」
こういった選びに雪男が出しゃばる事はなく、勝呂と二人で選んだ気分だった。
彼は彼で、こういった飾りを選ぶセンスがよくて助かったけれど。
(・・・雪男、どうしてあんな突っかかるような言い方したんだろう?)
燐以外にあんな態度を見せる雪男は、滅多に見ない。
燐&子猫丸、ごちそう班。
「クリスマスって、本当は何喰うの?七面鳥?・・・て、高え!!」
スーパーにて、七面鳥の値段は二万くらいだ。流石にこれには手を出せない。
「メインはカラアゲとチラシ寿司でいいよな?」
「十分やと思うよ〜」
今日はそれぞれの買い出しで終了。帰り、雪男は本部で仕事するからと別れ勝呂と二人になる。
「もう、雪男ったら・・・逃げたな。ごめんね、勝呂くん」
「いや、ええよ」
「明日じゃいろいろ忙しくなりそうだから、買った物整理一緒にしてくれる?」
「おう」
パーティー会場となるのは旧男子寮の食堂の為、明日すぐ作業出来るようにと色画用紙やペンなどの小道具も出しておく。
「まぁ、こんなもんかな?」
「あとは飾り場所が決まればええやろ」
「今日はありがとう、勝呂くん。この後、ライトニングのとこに行くの?」
「一応な、やらなことあるし」
ふと、志摩の言葉を思い出してしまう。勝呂は本当に見かけによらず誠実で真面目で頼りになって。
「・・・私、普通の人間だったら、勝呂くんみたいな人を好きになったかも」
「は?」
旧男子寮の玄関で見送る時に、言ってしまった。
「普通の人間って、なんやねん・・・」
「クラスの女子とか、勝呂くんと関わった女の子が、ダンスパーティー誘ったり好きになったりするの分かるなって。
もう少し、出雲や杜山さんに優しくしてあげればいいのに」
「・・・神木に至っては性格合わんな」
「ふふっ」
勝呂とライトニングが今調べている極秘情報は、奥村兄弟と玲薇には話せない。
「久しぶりに見たような気ぃするわ、ムスッとしとるよりええで」
「っ〜〜」
そんな事言われ慣れてないため、照れて髪の毛をかく。
「ただいまぁって、勝呂、来てたのか」
「奥村。明日の準備で少しな。ほな明日な」
「うん、明日ね」
軽く手を上げる勝呂に、玲薇は小さく手を振った。
「雪男は?」
交代すりように燐が上がり、声をかける。
「本部で仕事だって」
「忙しないなぁ、アイツ。じゃ、夕飯はいらんな」
外に出た勝呂は、暗くなりかけの空を眺める。
「普通の人間、なぁ・・・」
自分の正体がわからないって、どんな感じなんだろうと。
「・・・俺、告られるんかと思って正直焦った」