第二話 いつか三人で
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「でもいつか、俺が・・・いや」
言葉を途切らせる燐は、玲薇をみてにっと笑う。
「"俺達"が祓魔師になったら」
「・・・!(私も、一緒に)」
「兄弟三人で悪魔退治ってのもいいかもな!」
嘘偽りない言葉。燐はとても嬉しそうに言う。
「さっき一瞬でも、雪男と一緒に戦ったの楽しかったんだ!
玲薇とも一緒に戦ってるけど、三人はないからな、面白そうだろ?」
雪男と玲薇は目を合わせた。
確かに、それぞれ燐と組んでも、雪男と玲薇が揃うことなかったかもしれない。
「うん!」
力強くうなずく玲薇。
「そう、だね」
雪男も、否定はしなかった。
「!!」
二人が賛成してくれてる。
「だろ!?」
だが一つ、雪男から条件が出された。
「兄さんが祓魔師になれたらね」
「この流れ二回目!!」
すかさず突っ込む燐。
「こんの~~バカにしやがって!!ぜってーお前を追い抜いて」
「兄さんが僕を?不可能でしょ。冗談は頭の出来だけにしてくれ」
「あれ!?このやり取りも遥か昔やったよーな・・・」
「おーい」
どこからか、仲間が呼ぶ声がした。
「クラーケンの足でイカヤキソバ作るぞー!候補生手伝え!!」
料理とあらば自分だと名乗る燐。
「おっ、俺にやらせろ!」
その前に、燐は雪男の肩を叩いた。
「まぁ、お前の話が聞けて良かったわ。
他にも何かあんなら遠慮すんな、俺はお前の兄貴なんだからな」
雪男の脳裏では、藤堂と戦った時の言葉が、頭から離れない。
そんなことは知らない燐は、黙った雪男を心配し、再び声をかけた。
「雪男?」
雪男はハッと我にかえる。
「・・・・・ないよ」
「そーかァ」
先に燐と玲薇が、みんなの元へ戻っていく。
雪男は二人の後ろで水中メガネを外し、普段のメガネにかけ直していた。
(僕は、僕が嫌いだ。だからずっと、神父さんや兄さんのようになりたかった)
だからずっと
お前を追いぬいてやるからな!
「・・・それは、僕の台詞なんだ、兄さん」
それが、本当の僕だ。
言葉を途切らせる燐は、玲薇をみてにっと笑う。
「"俺達"が祓魔師になったら」
「・・・!(私も、一緒に)」
「兄弟三人で悪魔退治ってのもいいかもな!」
嘘偽りない言葉。燐はとても嬉しそうに言う。
「さっき一瞬でも、雪男と一緒に戦ったの楽しかったんだ!
玲薇とも一緒に戦ってるけど、三人はないからな、面白そうだろ?」
雪男と玲薇は目を合わせた。
確かに、それぞれ燐と組んでも、雪男と玲薇が揃うことなかったかもしれない。
「うん!」
力強くうなずく玲薇。
「そう、だね」
雪男も、否定はしなかった。
「!!」
二人が賛成してくれてる。
「だろ!?」
だが一つ、雪男から条件が出された。
「兄さんが祓魔師になれたらね」
「この流れ二回目!!」
すかさず突っ込む燐。
「こんの~~バカにしやがって!!ぜってーお前を追い抜いて」
「兄さんが僕を?不可能でしょ。冗談は頭の出来だけにしてくれ」
「あれ!?このやり取りも遥か昔やったよーな・・・」
「おーい」
どこからか、仲間が呼ぶ声がした。
「クラーケンの足でイカヤキソバ作るぞー!候補生手伝え!!」
料理とあらば自分だと名乗る燐。
「おっ、俺にやらせろ!」
その前に、燐は雪男の肩を叩いた。
「まぁ、お前の話が聞けて良かったわ。
他にも何かあんなら遠慮すんな、俺はお前の兄貴なんだからな」
雪男の脳裏では、藤堂と戦った時の言葉が、頭から離れない。
そんなことは知らない燐は、黙った雪男を心配し、再び声をかけた。
「雪男?」
雪男はハッと我にかえる。
「・・・・・ないよ」
「そーかァ」
先に燐と玲薇が、みんなの元へ戻っていく。
雪男は二人の後ろで水中メガネを外し、普段のメガネにかけ直していた。
(僕は、僕が嫌いだ。だからずっと、神父さんや兄さんのようになりたかった)
だからずっと
お前を追いぬいてやるからな!
「・・・それは、僕の台詞なんだ、兄さん」
それが、本当の僕だ。