第一話 海神
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翌日-京都府
「では、我々はこれで!藤堂三郎太の追跡-及び残務処理等宜しく頼みます、所長!
また、改めて本部からも人を送りますんで!」
「まかせて下さい」
挨拶と握手を交わすシュラと八百造。
「・・・そういえば、フェレス卿のお姿が見えへんようですが・・・」
「あーアイツ、本部と支部つなぐ鍵を持ってるんで先帰ったんじゃないっスかにゃぁ?」
と、シュラの携帯が鳴り響く。ディスプレイを見れば話題に出てた人物からだ。
「おっと、噂をすればかよ。なんだ、メフィスト」
その間他の者は、各々お世話になった方々に挨拶を済ませていた。
「女将さん、お世話になりました」
「こっちこそ、コキ使ってえらいお愛想なしで堪忍ぇ。お口汚しかもしれへんけど、お土産!がんばってね!」
「子猫丸、あんま無理しすぎたらアカンで」
「やー、やっと帰りしなやー♪も、痛いんも怖いんもカンベンやでー」
「チェアアッ」
「痛い!?」
何もしていないのに、突如くらう金造のチョップ。
「なんで!!」
「頭の色がムカついてんや・・・チッ」
「別れ際になって!?おっそ!!」
「ゴルァ!別れ際やぞ、仲良ぅせえ!!」
いつもどこでも、相変わらず賑やかな志摩兄弟。
「柔兄、その顔どしたん!?」
今気づいたが、柔造の頬は引っ掻き傷だらけ。
「蝮や!一昨日の可愛気どこ行ったんや?アイツ・・・ほんま強情やで!」
ギロッと、蝮は構わずにらみ返している。
「そんなんで結婚できるんか・・・?」
さすがの志摩も、兄の行く末が心配だ。
「それはそうと、お母から伝言や。東京で女の子泣かしたらお前殺しに行くて」
「怖ッ!!」
なんて母親だ。
「なんやねん、みんなして!!」
「燐くん」
「!」
玲薇との会話で区切りをつけていた時、ちょうど達磨に話しかけられる。
「降魔剣の事やねんけど・・・これからその剣で困った事があったら、私を頼ってや。
君のサタンの炎そのものには詳しくないし、私はカルラとの契約も切れてしもてるけど、
少しは力になれるかもしれへん」
「あ・・・ありがとう!」
「私こそ有難う」
達磨にポンと、肩を叩かれる。
「君は、藤本くんそっくりの立派な人や」
その言葉をひっそり聞いていた雪男の心境は、誰にもわからない・・・。
「竜士、何かあったら頼むで。お友達なんやろ?」
「せやな」
「・・・ははは!仲直り、出来たみたいやな」
「勝呂のとーちゃんもな!」
沢山あった京都での出来事は、決して忘れないだろう。
京都駅へ向かうバスを見送ったあと、八百造が達磨に促す。
「・・・和尚」
「わかっとる。今回の一件、誰かに詳しく調べさせてくれるか・・・?」
「は、そのように」
京都駅に到着すると、すぐシュラが皆をまとめて号令する。
「え~っと、よし、じゃこれから新幹線に乗って一路正十字への帰途につく・・・と思ったら大間違いだ!!!
今から総員、水着を買ってきてもらう!!」
「「「!!?」」」
え、なぜ??そう全員は思ったろう。
「では、我々はこれで!藤堂三郎太の追跡-及び残務処理等宜しく頼みます、所長!
また、改めて本部からも人を送りますんで!」
「まかせて下さい」
挨拶と握手を交わすシュラと八百造。
「・・・そういえば、フェレス卿のお姿が見えへんようですが・・・」
「あーアイツ、本部と支部つなぐ鍵を持ってるんで先帰ったんじゃないっスかにゃぁ?」
と、シュラの携帯が鳴り響く。ディスプレイを見れば話題に出てた人物からだ。
「おっと、噂をすればかよ。なんだ、メフィスト」
その間他の者は、各々お世話になった方々に挨拶を済ませていた。
「女将さん、お世話になりました」
「こっちこそ、コキ使ってえらいお愛想なしで堪忍ぇ。お口汚しかもしれへんけど、お土産!がんばってね!」
「子猫丸、あんま無理しすぎたらアカンで」
「やー、やっと帰りしなやー♪も、痛いんも怖いんもカンベンやでー」
「チェアアッ」
「痛い!?」
何もしていないのに、突如くらう金造のチョップ。
「なんで!!」
「頭の色がムカついてんや・・・チッ」
「別れ際になって!?おっそ!!」
「ゴルァ!別れ際やぞ、仲良ぅせえ!!」
いつもどこでも、相変わらず賑やかな志摩兄弟。
「柔兄、その顔どしたん!?」
今気づいたが、柔造の頬は引っ掻き傷だらけ。
「蝮や!一昨日の可愛気どこ行ったんや?アイツ・・・ほんま強情やで!」
ギロッと、蝮は構わずにらみ返している。
「そんなんで結婚できるんか・・・?」
さすがの志摩も、兄の行く末が心配だ。
「それはそうと、お母から伝言や。東京で女の子泣かしたらお前殺しに行くて」
「怖ッ!!」
なんて母親だ。
「なんやねん、みんなして!!」
「燐くん」
「!」
玲薇との会話で区切りをつけていた時、ちょうど達磨に話しかけられる。
「降魔剣の事やねんけど・・・これからその剣で困った事があったら、私を頼ってや。
君のサタンの炎そのものには詳しくないし、私はカルラとの契約も切れてしもてるけど、
少しは力になれるかもしれへん」
「あ・・・ありがとう!」
「私こそ有難う」
達磨にポンと、肩を叩かれる。
「君は、藤本くんそっくりの立派な人や」
その言葉をひっそり聞いていた雪男の心境は、誰にもわからない・・・。
「竜士、何かあったら頼むで。お友達なんやろ?」
「せやな」
「・・・ははは!仲直り、出来たみたいやな」
「勝呂のとーちゃんもな!」
沢山あった京都での出来事は、決して忘れないだろう。
京都駅へ向かうバスを見送ったあと、八百造が達磨に促す。
「・・・和尚」
「わかっとる。今回の一件、誰かに詳しく調べさせてくれるか・・・?」
「は、そのように」
京都駅に到着すると、すぐシュラが皆をまとめて号令する。
「え~っと、よし、じゃこれから新幹線に乗って一路正十字への帰途につく・・・と思ったら大間違いだ!!!
今から総員、水着を買ってきてもらう!!」
「「「!!?」」」
え、なぜ??そう全員は思ったろう。
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