第十五話 新No.1ヒーロー
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「煌めく眼でロックオン!」
「猫の手手助けやって来る!」
「どこからともなくやってくる」
「キュートにキャットにスティンガー!」
「「「「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ!!」」」」
そう、相澤先生が言っていた来賓とは、彼女達プッシーキャッツの事だった。
「プッシーキャッツ!お久しぶりです!」
飯田を先頭に、皆で挨拶をする。一先ず、例の話はそれてホッとする歌恋。
「元気そうね、キティたち!」
「あん時ゃ守りきってやれずすまなんだ」
虎が爆豪に謝罪する。
「ほじくり返すんじゃねェ」
「お嬢も!」
ちょっと遠くにいた歌恋にも、虎は手を振ってくれた。
「大丈夫です!(お嬢か)」
お土産として頂いたにくきゅーまんじゅうを、他女子数名が喜びあっている。
「洸汰くん!!久しぶり!!」
初めて出会った頃とはうってかわり、緑谷は洸汰と仲良しになったようで。
「手紙!ありがとうね!宝物だよ!」
「別に・・・うん」
「緑谷くん、見てよ」
「え?」
「やっ、やめろよ」
マンダレイが指さし、洸汰が照れているもその方に緑谷が顔を向ければ赤い靴がある。
「自分で選んだんだよ「絶対赤だ」って」
「べっ・・・違っ・・・」
「お揃いだ!」
「しかし、また何で雄英に?」
飯田が首をかしげる。
「復帰のご挨拶に来たのよ」
ピクシーボブの復帰との言葉に驚いた。そう、今現在彼女達はラグドールの"個性"がオール・フォー・ワンに奪われ、
活動見合わせのハズ。それにラグドールが言うには"個性"はまだ戻ってないらしく、事務仕事でサポートするとのこと。
捕まっているオール・フォー・ワンの報告は頂いているようで、何でも。
"個性"を返すには"個性"を使わないといけないらしく、どんな・どれだけの"個性"を内に秘めているか、
未だ追及してる状況で、現状"何もさせない"事がオール・フォー・ワンをおさえる唯一の方法らしい。
「・・・では、何故このタイミングで復帰を?」
八百万に答えたのはマンダレイ。
「今度発表されるんだけど、ヒーロービルボードチャートJP下半期。私たち、411位だったんだ」
ヒーロービルボードチャートJP、事件解決数社会貢献度、国民の支持率などを集計し、
毎年二回発表される現役ヒーロー番付。すなわち、上位に名を刻んだ者ほど、
人々に笑顔と平和をもたらしたヒーロー。
ここはさすがと言うべきか、緑谷が前回の順位をバッチリ覚えている。
「前回は32位でした」
それを聞き、切島が拳を作り声援を送る。
「なるほど、急落したからか!!ファイトッす!!」
「違うにゃん!」
だがそれを、ラグドールが真っ向から否定した。
「全く活動してなかったにも拘わらず3桁ってどゆ事ってこと!!」
「支持率の項目が我々突出していた」
「待ってくれてる人がいる」
「立ち止まってなんかいられにゃい!!」
「そういう事かよ、漢だ、ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ!!」
「いや・・・そこ漢じゃないような・・・?」
自問自答する歌恋。
「ビルボードかァ」
「そういえば下半期、まだ発表されてなかったもんね」
オールマイトのいない初めてのビルボードチャート。いったい、どうなってるのだろう。
後日、神野以降初めてのビルボードチャートが発表された。
No.10、前回9位からワンランクダウン、ドラグーンヒーローリューキュウ。
No.9、こちらもダウン。しかし未だ衰え知らず、具足ヒーローヨロイムシャ。
No.8、"キレイにツルツル"CMでおなじみ、洗濯ヒーローウォッシュ。
No.7、大躍進、成長止まらぬ期待の男、シンリンカムイ。
No.6、THE・正統派の男は堅実に順位をキープ、シールドヒーロークラスト。
No.5、勝ち気なバニーはランクアップ。ラビットヒーローミルコ。
No.4、ミステリアスな忍は、解決数も支持率もうなぎ上り忍者ヒーローエッジショット。
No.3、活動休止中にも拘わらず、支持率は今期No.1ファイバーヒーローベストジーニスト。
No.2、マイペースに、しかし猛々しく破竹の勢いで今二番手へ、ウィングヒーローホークス。
そして、暫定の一位から今日改めて正真正銘No.1の座へ、フレイムヒーローエンデヴァー。
それからヒーロー公安委員会会長から挨拶があり。
「今回、このような場を設けたのは、節目であると判断したからであります」
会場のステージには、先ほど名前をあげられたヒーロー達が立っている。
「オールマイトの引退から約3ヶ月。未だアイコン不在ばかりが取り沙汰されておりますが、
次を担うヒーローたちは、ここにいます。彼らと共に、平和な社会を目指していきましょう」
No.10から、リューキュウから一人ずつコメントが言われる。
「ありがとうございます。しかし、辞退できるものならしたかったというのが本音です。
救えたハズの命がありました・・・。頂いたNo.にふさわしいヒーローとなれるよう邁進して参ります」
「わかるぞリューキュウ!おまえの心の苦しみが!自責の念が!!我ら立たねばならぬ!!頑張れリューキュウ!!頑張ろう!!」
暑苦しく言い切るのはクラスト。
「これからも、やるべき事は変わらん」
ヨロイムシャに続き、「ワッシャ」でお馴染みのウォッシュ。
「チームに加えてくれたエッジショットをはじめ、諸先輩方に恥じぬ働きをしていく所存」
シンリンカムイの言葉を終え、クラストが叫ぶ。
「何故あの日、私は神野にいなかった。その思いが未だ胸をしめつける!!」
次に、意気揚々というのはミルコ。
「今、悪いこと企んでる奴!!私にぶっとばされる覚悟しとけよ」
そして、支持率でいえばNo.3のエッジショット。
「数字に頓着はない。結果として、多くの支持を頂いた事は感謝しているが、
名声の為に活動しているのではない。安寧をもたらす事が本質だと考えている」
「それ聞いて、誰が喜びます?」
そのホークスの一言で、会場が一気に静まった。我慢の限界を超えた彼は容赦ない。
支持率だけでいえば、ベストジーニストが休止による応援ブーストがかかって一位。
二位がホークス、三位エッジショット、四位エンデヴァーとなっている。
「支持率って、俺は今一番大事な数字だと思ってるんですけど。過ぎたことを引きずってる場合ですか。
やること変えなくていいんですか。象徴は、もういない。"節目"のこの日に、
俺より成果の出てない人達が、なァに案パイ切ってンですか。もっとヒーローらしいこと言って下さいよ。
俺は以上です。さァ、お次どうぞ。支持率俺以下No.1」
ホークスから手渡されたマイクを、エンデヴァーはひったくる。
注目を浴びる中、エンデヴァーは静かに言い切った。
「若輩にこうも煽られた以上、多くは語らん。俺を見ていてくれ」
「猫の手手助けやって来る!」
「どこからともなくやってくる」
「キュートにキャットにスティンガー!」
「「「「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ!!」」」」
そう、相澤先生が言っていた来賓とは、彼女達プッシーキャッツの事だった。
「プッシーキャッツ!お久しぶりです!」
飯田を先頭に、皆で挨拶をする。一先ず、例の話はそれてホッとする歌恋。
「元気そうね、キティたち!」
「あん時ゃ守りきってやれずすまなんだ」
虎が爆豪に謝罪する。
「ほじくり返すんじゃねェ」
「お嬢も!」
ちょっと遠くにいた歌恋にも、虎は手を振ってくれた。
「大丈夫です!(お嬢か)」
お土産として頂いたにくきゅーまんじゅうを、他女子数名が喜びあっている。
「洸汰くん!!久しぶり!!」
初めて出会った頃とはうってかわり、緑谷は洸汰と仲良しになったようで。
「手紙!ありがとうね!宝物だよ!」
「別に・・・うん」
「緑谷くん、見てよ」
「え?」
「やっ、やめろよ」
マンダレイが指さし、洸汰が照れているもその方に緑谷が顔を向ければ赤い靴がある。
「自分で選んだんだよ「絶対赤だ」って」
「べっ・・・違っ・・・」
「お揃いだ!」
「しかし、また何で雄英に?」
飯田が首をかしげる。
「復帰のご挨拶に来たのよ」
ピクシーボブの復帰との言葉に驚いた。そう、今現在彼女達はラグドールの"個性"がオール・フォー・ワンに奪われ、
活動見合わせのハズ。それにラグドールが言うには"個性"はまだ戻ってないらしく、事務仕事でサポートするとのこと。
捕まっているオール・フォー・ワンの報告は頂いているようで、何でも。
"個性"を返すには"個性"を使わないといけないらしく、どんな・どれだけの"個性"を内に秘めているか、
未だ追及してる状況で、現状"何もさせない"事がオール・フォー・ワンをおさえる唯一の方法らしい。
「・・・では、何故このタイミングで復帰を?」
八百万に答えたのはマンダレイ。
「今度発表されるんだけど、ヒーロービルボードチャートJP下半期。私たち、411位だったんだ」
ヒーロービルボードチャートJP、事件解決数社会貢献度、国民の支持率などを集計し、
毎年二回発表される現役ヒーロー番付。すなわち、上位に名を刻んだ者ほど、
人々に笑顔と平和をもたらしたヒーロー。
ここはさすがと言うべきか、緑谷が前回の順位をバッチリ覚えている。
「前回は32位でした」
それを聞き、切島が拳を作り声援を送る。
「なるほど、急落したからか!!ファイトッす!!」
「違うにゃん!」
だがそれを、ラグドールが真っ向から否定した。
「全く活動してなかったにも拘わらず3桁ってどゆ事ってこと!!」
「支持率の項目が我々突出していた」
「待ってくれてる人がいる」
「立ち止まってなんかいられにゃい!!」
「そういう事かよ、漢だ、ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ!!」
「いや・・・そこ漢じゃないような・・・?」
自問自答する歌恋。
「ビルボードかァ」
「そういえば下半期、まだ発表されてなかったもんね」
オールマイトのいない初めてのビルボードチャート。いったい、どうなってるのだろう。
後日、神野以降初めてのビルボードチャートが発表された。
No.10、前回9位からワンランクダウン、ドラグーンヒーローリューキュウ。
No.9、こちらもダウン。しかし未だ衰え知らず、具足ヒーローヨロイムシャ。
No.8、"キレイにツルツル"CMでおなじみ、洗濯ヒーローウォッシュ。
No.7、大躍進、成長止まらぬ期待の男、シンリンカムイ。
No.6、THE・正統派の男は堅実に順位をキープ、シールドヒーロークラスト。
No.5、勝ち気なバニーはランクアップ。ラビットヒーローミルコ。
No.4、ミステリアスな忍は、解決数も支持率もうなぎ上り忍者ヒーローエッジショット。
No.3、活動休止中にも拘わらず、支持率は今期No.1ファイバーヒーローベストジーニスト。
No.2、マイペースに、しかし猛々しく破竹の勢いで今二番手へ、ウィングヒーローホークス。
そして、暫定の一位から今日改めて正真正銘No.1の座へ、フレイムヒーローエンデヴァー。
それからヒーロー公安委員会会長から挨拶があり。
「今回、このような場を設けたのは、節目であると判断したからであります」
会場のステージには、先ほど名前をあげられたヒーロー達が立っている。
「オールマイトの引退から約3ヶ月。未だアイコン不在ばかりが取り沙汰されておりますが、
次を担うヒーローたちは、ここにいます。彼らと共に、平和な社会を目指していきましょう」
No.10から、リューキュウから一人ずつコメントが言われる。
「ありがとうございます。しかし、辞退できるものならしたかったというのが本音です。
救えたハズの命がありました・・・。頂いたNo.にふさわしいヒーローとなれるよう邁進して参ります」
「わかるぞリューキュウ!おまえの心の苦しみが!自責の念が!!我ら立たねばならぬ!!頑張れリューキュウ!!頑張ろう!!」
暑苦しく言い切るのはクラスト。
「これからも、やるべき事は変わらん」
ヨロイムシャに続き、「ワッシャ」でお馴染みのウォッシュ。
「チームに加えてくれたエッジショットをはじめ、諸先輩方に恥じぬ働きをしていく所存」
シンリンカムイの言葉を終え、クラストが叫ぶ。
「何故あの日、私は神野にいなかった。その思いが未だ胸をしめつける!!」
次に、意気揚々というのはミルコ。
「今、悪いこと企んでる奴!!私にぶっとばされる覚悟しとけよ」
そして、支持率でいえばNo.3のエッジショット。
「数字に頓着はない。結果として、多くの支持を頂いた事は感謝しているが、
名声の為に活動しているのではない。安寧をもたらす事が本質だと考えている」
「それ聞いて、誰が喜びます?」
そのホークスの一言で、会場が一気に静まった。我慢の限界を超えた彼は容赦ない。
支持率だけでいえば、ベストジーニストが休止による応援ブーストがかかって一位。
二位がホークス、三位エッジショット、四位エンデヴァーとなっている。
「支持率って、俺は今一番大事な数字だと思ってるんですけど。過ぎたことを引きずってる場合ですか。
やること変えなくていいんですか。象徴は、もういない。"節目"のこの日に、
俺より成果の出てない人達が、なァに案パイ切ってンですか。もっとヒーローらしいこと言って下さいよ。
俺は以上です。さァ、お次どうぞ。支持率俺以下No.1」
ホークスから手渡されたマイクを、エンデヴァーはひったくる。
注目を浴びる中、エンデヴァーは静かに言い切った。
「若輩にこうも煽られた以上、多くは語らん。俺を見ていてくれ」