第十三話 立場
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無事に九州から帰り一息つく。一緒に帰った常闇に寮の前でおやすみと告げてベッドにダイブ。
(疲れた・・・。お風呂めんどうだけど、入ってこよう)
既に夜中を周り、寮内を出歩いているものは誰もいない。鏡を見て、自分の髪の毛を触る。
(皆、ビックリするかな・・・焦凍くん、なんて言うかな・・・)
毛先を、ピンクに染めてみた。
『俺の"個性"とキルシュの"個性"?』
ホークスに、時間の隙を見て問いかけてみた。彼の"個性"は剛翼。
『俺の羽は、しなやかで固いのが特徴かな。キルシュの桜はしなやかなんじゃない?』
(固い・・・わざわざ技で強度を上げる手間がないんだ)
『まぁ・・・俺からキルシュに言うんだったら・・・髪の毛、染めてみたら?
もう発動の瞬間とか、感覚がわかるでしょ?自在に操りたいってそうじゃない?
今の状態、敵さんにも情報バレバレでしょう。息をするようにスムーズに』
(常闇くんにも、ビックリされたしなぁ・・・明日、やだなぁ・・・)
何だかんだ時間が待ってくれるわけもなく、次の日は当たり前にやってくる。
まず、必ず通らなければいけないのは女子談話室で。目を丸くする皆がいる。
「歌恋!?」
誰よりも大きな声でのリアクションは芦戸。
「歌恋ちゃん、どったのさ!」
葉隠に肩を掴まれワサワサ揺らされ。
「まさか!"個性"発動しとるんや!」
麗日には身構えられた。
「違う違う!ホークスに言われて試してみたの!こうすれば少しは敵に情報を少なくさせれるって!」
「ケロ。ホークスって、歌恋ちゃんのインターン先ね」
「おお、成る程」
「や、やっぱ変かなぁ・・・」
顔を下に向け、歌恋は毛先を触りわさわさする。
「変というか・・・」
「思いきったイメチェンだ!」
ビシッと指さし言う芦戸。
「イメチェン・・・」
「イメチェン」
「あの・・・響香ちゃんとヤオモモは・・・?」
「先に共有スペースに行くって言ってたよ」
そう葉隠が教えてくれる。
「共有スペース・・・行けない・・・」
男子になんて言われるか分からない。
「歌恋ちゃん、何も似合ってないとは言ってないわ。大丈夫よ」
蛙吹が優しく背中を押してくれる。
「大丈夫大丈夫」
麗日の、麗日な笑顔。だが、そう言ってくれる二人は今日学校にこない。
そんなこんなんで本日の学校。教室にいけば皆に会ってしまうわけで。
「「・・・・・・」」
本日初めて顔合わせした二人は、お互いに唖然とした。
「しょ、焦凍くん!?どーしたのその顔!?」
「えー!?イケメン台無しじゃん!バクゴーもそうだけど!」
補講組みの顔は、絆創膏だらけ。
「いや・・・色々な」
「「色々」」
「歌恋、その髪は?」
「お、お?気付いた!?歌恋のイメチェン」
「もー三奈ちゃん!イメチェン違うってば!」
「・・・まぁ・・・いいんじゃねぇか?」
カァーと、顔を赤くする歌恋。芦戸と葉隠、両隣にいた二人に、ニヤァと怪しい笑みを作られる。
「授業が始まるぞ!!麗日くんと梅雨ちゃんくんがまだ来てないが!?」
「公欠ですわ、委員長」
いないのは何も二人だけでわなく、男子でいえば切島も姿がなかった。
(もっと焦凍くんに色々言われると思ったけど・・・!?)
HRの最中、後ろから轟が髪の毛を触ってきている。
(うわぁ、今!?)
(・・・"個性"発動させてるわけじゃねぇのか?本当に、ピンクに染めたのか・・・?
まぁ、普段見慣れてるからべつに可笑しくはねぇけど)
「っ・・・!」
休み時間には、やはり男子の注目も浴び朝一緒にいなかった耳郞が声をかけてくれる。
「インターン先で何があったの?」
「もしかして、他にいい男でもいたか!?」
わざとからかってるのか、上鳴の言い草に後ろからのオーラが痛い。
「もー、何でそうなるの!これはただ、ホークスが出してくれた案であって、
敵に情報を与えるのを少なくするためにってことで・・・!ね、常闇くん!」
「俺に話を振るな」
「へー」
「へー」
切島がいないせいか、上鳴と瀬呂の投げやり場がなくなっている。
「変なら変でいいよっ!」
「いや違う、そうじゃねぇって!」
「上鳴、アンタねぇ・・・」
「いや、何で俺だけ矛先向けられんの!?」
インターン先でこうやって賑わう会話を持って帰るものもいれば、緑谷は何故か落ち込んでいるようだった。
会話が会話でかえってこないというか、ほぼほぼ無反応だ。
「・・・緑谷くん、あんなに張り切ってたのに・・・インターン先どこだっけ?」
歌恋が耳郞に問いかける。
「確か、通形先輩と同じサー・ナイトアイじゃなかった?」
「何かあったのかな・・・」
普段と雰囲気が違う緑谷を心配してみれば、彼は授業中も集中出来てないようだった。
「緑谷くん、大丈夫?」
「登坂さん」
「授業中に溺れかけてたから」
すぐに相澤先生に助けられていたけど。
「あぁ・・・うん」
「悩み事?」
「まァ・・・色々」
「色々」
皆色々多くてごめんなさい。
(話せなくてごめんね、登坂さん・・・)
「あり?ねぇ男子ー、歌恋見なかった?」
共有スペースの談話室にて、芦戸がキョロキョロしながら聞いてくる。
「見ていないが」
そう答えるのは常闇に、彼の隣にいた瀬呂がニヤニヤしている。
「轟もいねぇんだ、察しろよ。部屋にいんのか二人で何やらやってんのか」
「なに!?R指定が身近に!?」
透明状態の葉隠に、峰田は頭を叩かれる。
「んー、でもよりによって轟だよ?もうちょっと考えるでしょうよ」
「いーや、アイツも男だぜ?現に最近二人になる事増えてね?」
「・・・インターンの移動の際、登坂に聞いてみるべきか」
「それはやめとけ、常闇」
「おいらなら、普段とかわんねーぞ」
「・・・切島、早く戻ってきて」
(疲れた・・・。お風呂めんどうだけど、入ってこよう)
既に夜中を周り、寮内を出歩いているものは誰もいない。鏡を見て、自分の髪の毛を触る。
(皆、ビックリするかな・・・焦凍くん、なんて言うかな・・・)
毛先を、ピンクに染めてみた。
『俺の"個性"とキルシュの"個性"?』
ホークスに、時間の隙を見て問いかけてみた。彼の"個性"は剛翼。
『俺の羽は、しなやかで固いのが特徴かな。キルシュの桜はしなやかなんじゃない?』
(固い・・・わざわざ技で強度を上げる手間がないんだ)
『まぁ・・・俺からキルシュに言うんだったら・・・髪の毛、染めてみたら?
もう発動の瞬間とか、感覚がわかるでしょ?自在に操りたいってそうじゃない?
今の状態、敵さんにも情報バレバレでしょう。息をするようにスムーズに』
(常闇くんにも、ビックリされたしなぁ・・・明日、やだなぁ・・・)
何だかんだ時間が待ってくれるわけもなく、次の日は当たり前にやってくる。
まず、必ず通らなければいけないのは女子談話室で。目を丸くする皆がいる。
「歌恋!?」
誰よりも大きな声でのリアクションは芦戸。
「歌恋ちゃん、どったのさ!」
葉隠に肩を掴まれワサワサ揺らされ。
「まさか!"個性"発動しとるんや!」
麗日には身構えられた。
「違う違う!ホークスに言われて試してみたの!こうすれば少しは敵に情報を少なくさせれるって!」
「ケロ。ホークスって、歌恋ちゃんのインターン先ね」
「おお、成る程」
「や、やっぱ変かなぁ・・・」
顔を下に向け、歌恋は毛先を触りわさわさする。
「変というか・・・」
「思いきったイメチェンだ!」
ビシッと指さし言う芦戸。
「イメチェン・・・」
「イメチェン」
「あの・・・響香ちゃんとヤオモモは・・・?」
「先に共有スペースに行くって言ってたよ」
そう葉隠が教えてくれる。
「共有スペース・・・行けない・・・」
男子になんて言われるか分からない。
「歌恋ちゃん、何も似合ってないとは言ってないわ。大丈夫よ」
蛙吹が優しく背中を押してくれる。
「大丈夫大丈夫」
麗日の、麗日な笑顔。だが、そう言ってくれる二人は今日学校にこない。
そんなこんなんで本日の学校。教室にいけば皆に会ってしまうわけで。
「「・・・・・・」」
本日初めて顔合わせした二人は、お互いに唖然とした。
「しょ、焦凍くん!?どーしたのその顔!?」
「えー!?イケメン台無しじゃん!バクゴーもそうだけど!」
補講組みの顔は、絆創膏だらけ。
「いや・・・色々な」
「「色々」」
「歌恋、その髪は?」
「お、お?気付いた!?歌恋のイメチェン」
「もー三奈ちゃん!イメチェン違うってば!」
「・・・まぁ・・・いいんじゃねぇか?」
カァーと、顔を赤くする歌恋。芦戸と葉隠、両隣にいた二人に、ニヤァと怪しい笑みを作られる。
「授業が始まるぞ!!麗日くんと梅雨ちゃんくんがまだ来てないが!?」
「公欠ですわ、委員長」
いないのは何も二人だけでわなく、男子でいえば切島も姿がなかった。
(もっと焦凍くんに色々言われると思ったけど・・・!?)
HRの最中、後ろから轟が髪の毛を触ってきている。
(うわぁ、今!?)
(・・・"個性"発動させてるわけじゃねぇのか?本当に、ピンクに染めたのか・・・?
まぁ、普段見慣れてるからべつに可笑しくはねぇけど)
「っ・・・!」
休み時間には、やはり男子の注目も浴び朝一緒にいなかった耳郞が声をかけてくれる。
「インターン先で何があったの?」
「もしかして、他にいい男でもいたか!?」
わざとからかってるのか、上鳴の言い草に後ろからのオーラが痛い。
「もー、何でそうなるの!これはただ、ホークスが出してくれた案であって、
敵に情報を与えるのを少なくするためにってことで・・・!ね、常闇くん!」
「俺に話を振るな」
「へー」
「へー」
切島がいないせいか、上鳴と瀬呂の投げやり場がなくなっている。
「変なら変でいいよっ!」
「いや違う、そうじゃねぇって!」
「上鳴、アンタねぇ・・・」
「いや、何で俺だけ矛先向けられんの!?」
インターン先でこうやって賑わう会話を持って帰るものもいれば、緑谷は何故か落ち込んでいるようだった。
会話が会話でかえってこないというか、ほぼほぼ無反応だ。
「・・・緑谷くん、あんなに張り切ってたのに・・・インターン先どこだっけ?」
歌恋が耳郞に問いかける。
「確か、通形先輩と同じサー・ナイトアイじゃなかった?」
「何かあったのかな・・・」
普段と雰囲気が違う緑谷を心配してみれば、彼は授業中も集中出来てないようだった。
「緑谷くん、大丈夫?」
「登坂さん」
「授業中に溺れかけてたから」
すぐに相澤先生に助けられていたけど。
「あぁ・・・うん」
「悩み事?」
「まァ・・・色々」
「色々」
皆色々多くてごめんなさい。
(話せなくてごめんね、登坂さん・・・)
「あり?ねぇ男子ー、歌恋見なかった?」
共有スペースの談話室にて、芦戸がキョロキョロしながら聞いてくる。
「見ていないが」
そう答えるのは常闇に、彼の隣にいた瀬呂がニヤニヤしている。
「轟もいねぇんだ、察しろよ。部屋にいんのか二人で何やらやってんのか」
「なに!?R指定が身近に!?」
透明状態の葉隠に、峰田は頭を叩かれる。
「んー、でもよりによって轟だよ?もうちょっと考えるでしょうよ」
「いーや、アイツも男だぜ?現に最近二人になる事増えてね?」
「・・・インターンの移動の際、登坂に聞いてみるべきか」
「それはやめとけ、常闇」
「おいらなら、普段とかわんねーぞ」
「・・・切島、早く戻ってきて」