第十二話 二学期
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時間を見て、常闇に話しかける。
「常闇くん」
「登坂か」
結局、授業の合間の昼休みの時。
「常闇くんはやっぱり、インターンホークスの所?」
「あぁ、まだ聞いてはないが」
「もし話する時、お願いがあるんだけど・・・私も、ホークスの所でって考えてて」
だが、常闇は腕を組み深く考えしまう。
「常闇くん?」
「いや・・・ホークスが俺を指名してくれた理由がちょっとな」
「どういう事?」
「うむ・・・それはな、USJ事件の話をいろいろ聞きたかったからとからしい。俺の実力じゃない」
「そ、それは・・・」
なんて言ってあげればいいのか。
「登坂も、指名はあったのか?」
「うん、一応・・・けど、それを聞くと理由は一緒かもね・・・」
なんだかちょっと落ち込んでしまう。ホークスって、どんな人なんだろうと。
人気急上昇中なのは確かなんだが。
「職場体験でも俺は、何も出来なかった。ホークスは、何でもすぐ一人で事件解決だからな」
「そっか・・・それでも、相澤先生からの許可でたら行ってみたい」
「登坂・・・」
「理由はなんであれ、その道に突っ込んでみなきゃ何も始まらないし!」
「そうか」
そんなこんなで三日経ち、緑谷が謹慎から復帰。
「ご迷惑おかけしました!!」
「デクくん、オツトメごくろうさま!!」
「オツトメって・・・つか、何息巻いてんの?」
何かといろいろ突っ込みたい耳郞。
「飯田くん!!ごめんね!!失望させてしまって!!」
「うむ・・・反省してくれればいいが・・・しかしどうした?」
「この三日間でついた差を取り戻すんだ!」
「あ、良いな。そういうの好き、俺!」
彼らの様子を、遠巻きに見る歌恋。
「緑谷くん、やる気満々だね」
そして今日も始まる授業。
「じゃ、緑谷も戻ったところで、本格的にインターンの話をしていこう。入っておいで」
「ん?」
相澤先生と一緒になって、ドアに顔を向ける。
「職場体験とどういう違いがあるのか。直に経験している人間から話してもらう。
多忙な中、都合を合わせてくれたんだ。心して聞くように。
現雄英生の中でも、トップに君臨する3年生3名・・・雄英ビッグ3の皆だ」
「びっぐすりー」
「あの人たちが・・・的な人がいるとは聞いてたけど・・・」
「めっちゃキレーな人いるし、そんな感じには見えねー・・・な?」
「じゃ、手短に自己紹介よろしいか?天喰から」
相澤先生から紹介を受けた天喰という人が、目を向けた瞬間凄かった。
一瞥しただけでこの迫力。教室の空気がビリッと痛むようで。
(凄い!この人・・・!)
「駄目だ、ミリオ・・・波動さん・・・。ジャガイモだと思って臨んでも・・・、
頭部以外が人間のままで、依然人間にしか見えない。どうしたらいい、言葉が・・・出てこない。
頭が真っ白だ・・・辛いっ・・・!帰りたい・・・!」
(((ええ・・・!?)))
あの凄い迫力はなんなんだ。天喰は今背中を向け、黒板とにらめっこ中だ。
(ギャップが激しい・・・)
困惑するのは、こちとら一緒で。尾白が問いかける。
「雄英・・・ヒーロー科のトップ・・・ですよね・・・」
「あ、聞いて天喰くん!そういうのノミの心臓って言うんだって!人間なのにね!不思議!」
そういいながら代わりに紹介するのは女性の先輩で。
「彼はノミの「天喰環」それで私が「波動ねじれ」今日は"インターン"について、
皆にお話してほしいと頼まれて来ました。けどしかし・・・ねぇ、なんで登坂さんは技の時ピンクになるの!?」
「!」
話を急に振られ、どうすればいいのか迷う。けれど、口を開きかけた時には波動の視線はなく。
「あと、後ろの彼は轟くんだよね!?ね!?なんでそんなところを火傷したの!?」
「・・・!?それは・・・」
だが、彼女の質問攻めは止まらない。
「芦戸さんはその角、折れちゃったら生えてくる?動くの!?ね?
峰田くんのボールみたいなのは、髪の毛?散髪はどうやるの!?
蛙吹さんはアマガエル?ヒキガエルじゃないよね?どの子も皆気になるとこばかり!不思議」
(なんだろうこの人・・・天然?それとも素?あんな直球に焦凍くんの火傷の理由聞けるなんて。ちょっと悔しい)
「オイラの玉が気になるってちょっとちょっとー!?セクハラですって、先パハァイ!!」
「うるさいッ」
峰田の頭を、無理矢理下に向けさせる歌恋。
「登坂~!!」
「下品」
「何怒ってらっしゃるのかな?んー?」
「別に怒ってない」
「「・・・・・・・」」
ギャーギャー騒ぐ前の二人を、ただただ見守る轟と八百万。
「合理性に欠くね?」
相澤先生が残るもう一人に一睨み。
「イレイザーヘッド、安心して下さい!!大トリは俺なんだよね!前途ー!!?」
「!?」
一瞬で静かになる教室。いや、ただ単に何がなんだかわからない。
(ゼント・・・?)
「多難ー!っつってね!よォし、ツカミは大失敗だ!」
「何・・・この人たち・・・」
「風格が感じられん・・・」
歌恋の言葉に、常闇がのせる。
「まァ、何が何やらって顔してるよね。必修てわけでもないインターンの説明に、
突如現れた三年生だ。そりゃ、わけもないよね。一年から仮免取得・・・だよね、フム。
今年の一年生ってすごく・・・元気があるよね・・・。そうだねェ何やらスベリ倒してしまったようだし、
君たちまとめて、俺と戦ってみようよ!!」
「え・・・」
「「「ええ~!?」」」
まとめてってことは、ここにいる全員を一人で相手にするってことか。
「俺たちの"経験"をその身で経験した方が合理的でしょう!?どうでしょうね、イレイザーヘッド!」
「・・・・・・好きにしな」
場所は変わり、体育館γ。
「あの・・・マジすか」
瀬呂がしみじみ問いかける。
「マジだよね!」
意気揚々と準備体操を始める通形に、これまた壁とにらめっこする天喰が言う。
「ミリオ・・・やめた方がいい。形式的に"こういう具合でとても有意義です"と語るだけで充分だ。
皆が皆、上昇志向に満ち満ちているわけじゃない。立ち直れなくなる子が出てはいけない」
「え・・・?」
立ち直れなくなる子がいる・・・?
「常闇くん」
「登坂か」
結局、授業の合間の昼休みの時。
「常闇くんはやっぱり、インターンホークスの所?」
「あぁ、まだ聞いてはないが」
「もし話する時、お願いがあるんだけど・・・私も、ホークスの所でって考えてて」
だが、常闇は腕を組み深く考えしまう。
「常闇くん?」
「いや・・・ホークスが俺を指名してくれた理由がちょっとな」
「どういう事?」
「うむ・・・それはな、USJ事件の話をいろいろ聞きたかったからとからしい。俺の実力じゃない」
「そ、それは・・・」
なんて言ってあげればいいのか。
「登坂も、指名はあったのか?」
「うん、一応・・・けど、それを聞くと理由は一緒かもね・・・」
なんだかちょっと落ち込んでしまう。ホークスって、どんな人なんだろうと。
人気急上昇中なのは確かなんだが。
「職場体験でも俺は、何も出来なかった。ホークスは、何でもすぐ一人で事件解決だからな」
「そっか・・・それでも、相澤先生からの許可でたら行ってみたい」
「登坂・・・」
「理由はなんであれ、その道に突っ込んでみなきゃ何も始まらないし!」
「そうか」
そんなこんなで三日経ち、緑谷が謹慎から復帰。
「ご迷惑おかけしました!!」
「デクくん、オツトメごくろうさま!!」
「オツトメって・・・つか、何息巻いてんの?」
何かといろいろ突っ込みたい耳郞。
「飯田くん!!ごめんね!!失望させてしまって!!」
「うむ・・・反省してくれればいいが・・・しかしどうした?」
「この三日間でついた差を取り戻すんだ!」
「あ、良いな。そういうの好き、俺!」
彼らの様子を、遠巻きに見る歌恋。
「緑谷くん、やる気満々だね」
そして今日も始まる授業。
「じゃ、緑谷も戻ったところで、本格的にインターンの話をしていこう。入っておいで」
「ん?」
相澤先生と一緒になって、ドアに顔を向ける。
「職場体験とどういう違いがあるのか。直に経験している人間から話してもらう。
多忙な中、都合を合わせてくれたんだ。心して聞くように。
現雄英生の中でも、トップに君臨する3年生3名・・・雄英ビッグ3の皆だ」
「びっぐすりー」
「あの人たちが・・・的な人がいるとは聞いてたけど・・・」
「めっちゃキレーな人いるし、そんな感じには見えねー・・・な?」
「じゃ、手短に自己紹介よろしいか?天喰から」
相澤先生から紹介を受けた天喰という人が、目を向けた瞬間凄かった。
一瞥しただけでこの迫力。教室の空気がビリッと痛むようで。
(凄い!この人・・・!)
「駄目だ、ミリオ・・・波動さん・・・。ジャガイモだと思って臨んでも・・・、
頭部以外が人間のままで、依然人間にしか見えない。どうしたらいい、言葉が・・・出てこない。
頭が真っ白だ・・・辛いっ・・・!帰りたい・・・!」
(((ええ・・・!?)))
あの凄い迫力はなんなんだ。天喰は今背中を向け、黒板とにらめっこ中だ。
(ギャップが激しい・・・)
困惑するのは、こちとら一緒で。尾白が問いかける。
「雄英・・・ヒーロー科のトップ・・・ですよね・・・」
「あ、聞いて天喰くん!そういうのノミの心臓って言うんだって!人間なのにね!不思議!」
そういいながら代わりに紹介するのは女性の先輩で。
「彼はノミの「天喰環」それで私が「波動ねじれ」今日は"インターン"について、
皆にお話してほしいと頼まれて来ました。けどしかし・・・ねぇ、なんで登坂さんは技の時ピンクになるの!?」
「!」
話を急に振られ、どうすればいいのか迷う。けれど、口を開きかけた時には波動の視線はなく。
「あと、後ろの彼は轟くんだよね!?ね!?なんでそんなところを火傷したの!?」
「・・・!?それは・・・」
だが、彼女の質問攻めは止まらない。
「芦戸さんはその角、折れちゃったら生えてくる?動くの!?ね?
峰田くんのボールみたいなのは、髪の毛?散髪はどうやるの!?
蛙吹さんはアマガエル?ヒキガエルじゃないよね?どの子も皆気になるとこばかり!不思議」
(なんだろうこの人・・・天然?それとも素?あんな直球に焦凍くんの火傷の理由聞けるなんて。ちょっと悔しい)
「オイラの玉が気になるってちょっとちょっとー!?セクハラですって、先パハァイ!!」
「うるさいッ」
峰田の頭を、無理矢理下に向けさせる歌恋。
「登坂~!!」
「下品」
「何怒ってらっしゃるのかな?んー?」
「別に怒ってない」
「「・・・・・・・」」
ギャーギャー騒ぐ前の二人を、ただただ見守る轟と八百万。
「合理性に欠くね?」
相澤先生が残るもう一人に一睨み。
「イレイザーヘッド、安心して下さい!!大トリは俺なんだよね!前途ー!!?」
「!?」
一瞬で静かになる教室。いや、ただ単に何がなんだかわからない。
(ゼント・・・?)
「多難ー!っつってね!よォし、ツカミは大失敗だ!」
「何・・・この人たち・・・」
「風格が感じられん・・・」
歌恋の言葉に、常闇がのせる。
「まァ、何が何やらって顔してるよね。必修てわけでもないインターンの説明に、
突如現れた三年生だ。そりゃ、わけもないよね。一年から仮免取得・・・だよね、フム。
今年の一年生ってすごく・・・元気があるよね・・・。そうだねェ何やらスベリ倒してしまったようだし、
君たちまとめて、俺と戦ってみようよ!!」
「え・・・」
「「「ええ~!?」」」
まとめてってことは、ここにいる全員を一人で相手にするってことか。
「俺たちの"経験"をその身で経験した方が合理的でしょう!?どうでしょうね、イレイザーヘッド!」
「・・・・・・好きにしな」
場所は変わり、体育館γ。
「あの・・・マジすか」
瀬呂がしみじみ問いかける。
「マジだよね!」
意気揚々と準備体操を始める通形に、これまた壁とにらめっこする天喰が言う。
「ミリオ・・・やめた方がいい。形式的に"こういう具合でとても有意義です"と語るだけで充分だ。
皆が皆、上昇志向に満ち満ちているわけじゃない。立ち直れなくなる子が出てはいけない」
「え・・・?」
立ち直れなくなる子がいる・・・?