第三話 体育祭開催
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【障害物競走】
一位、緑谷出久。二位、轟焦凍。三位、爆豪勝己。四位、登坂歌恋。五位、飯田天哉。六位、常闇踏陰。
とりあえず、四位にしがみつけた。あの後、桜吹雪で舞い上がり前を走る飯田に幹でしがみついて。
(あとで飯田くんに何か言われそうだけど、あのスピードはいいな)
「登坂くん!最後!どうしてくれる!」
「ご、ごめん飯田くん。夢中だった」
アハハと、笑いながら答える。
「僕・・・俺も終盤で油断したのが悪かったけども!」
「やるじゃん、歌恋」
「響香ちゃん!あっ」
「?」
"個性"の連発で、お腹が鳴った。
「うぅ~」
「勢いよく鳴るね」
お昼までまだ時間あるし、次の競技がなんだか不安だ。
「おせんべい、食べていい?」
「いつの間に」
「ポッケに入れといた」
「・・・昼までまだ時間あるが、大丈夫か?」
飯田も心配そうに聞いてくれた。
「大丈夫大丈夫、ありがとう」
順位発表が終わったところで、ミッドナイトの説明が入る。
「予選通過は42名!!残念ながら落ちちゃった人も安心しなさい!
まだ見せ場はあるわ!!そして次からいよいよ本選よ!!
ここからは取材陣も白熱してくるよ!キバリなさい!!さーて、第二種目よ!!」
そして、発表されたのが【騎馬戦】だ。
参加者は2~4人のチームを自由に組んで騎馬をつくる。基本は普通の騎馬戦と同じルール。
だが、一つ違うのが先程の結果にしたがい各自にポイントが振り当てられること。
つまり、組み合わせによって騎馬のポイントが違い、一位に与えられたポイントは1000万。
緑谷の顔が、一気に青ざめる。
「・・・1000万?」
いわゆる、上位の奴ほど狙われる下克上サバイバルだ。
「マジか・・・」
四位である歌恋も、まずまずなポイントを持ってるわけで、上位で唯一の女の子だ。
15分と与えられた時間の中で、急いで騎馬を作らなければならない。
(組むとしたら仲の良い響香ちゃんか、あとは"創造"で強い八百万さんか)
だが、八百万は既に轟の作るチームに入っていた。そうか、そうだよな。
「「・・・・・・・」」
だからって、轟と同じチームになるのは少し嫌だった。私情を挟むのもどうかと思うけど。
爆豪は爆豪で人気で、組みたがる人が多い。それなら、しょうがない。
「緑谷くん」
「登坂さん」
二人で声が重なった。
「わ、あ、あの・・・えっと・・・」
何故か彼は声が重なっただけで照れている。1000万というポイントを持つ彼は、皆からさけられていて。
「私と組んで!」
「え?え?いいの?本当に!?」
正直、緑谷とはろくに喋った経験はないけれど。とりあえず、1000万という高ポイントに、
緑谷と組みたがる人がいないのか彼は一人残っていたのだ。
「登坂さんは、かっちゃんか轟くんと組むかと思ったよ・・・」
「あ~、私、炎苦手で・・・」
「炎?」
「あ、えっと、緑谷くんって、かっちゃんって呼んでるんだね」
「幼なじみだから・・・(無理矢理話そらされた)」
「今度、かっちゃんって呼んでみようかな」
「え、えぇ!?」
「逆に私とでいい?」
構わず鳴るお腹をどうにかしたいが、緑谷も気にしてないようでありがたい。
「うん!登坂さんの葉っぱは、防御に適してるし、何よりバリエーション豊富!騎手になってほしいんだ」
「うん?んん??」
「おーい!おーい!」
麗日が手を振りながらやってくる。
「デクくん!」
「麗日さん!!」
「二人一緒?」
麗日が首を可愛らしげにかしげる。
「うん!」
「私も組ませて」
「で、でも二人とも僕とで本当にいいの!?多分、僕1000万故に超狙われるけど・・・」
「ガン逃されたらデクくん勝つじゃん」
「そ・・・それ、過信してる気がするよ麗日さん・・・」
「するさ!何より、仲良い人とやった方が良い!」
まぶしい。まぶしい笑顔だよ、麗日。
「ちょうど声かけたかったんだ。お茶子ちゃんの"個性"あれば、飛べる!」
「よし。あと一人、僕声かけたい人がいるんだ」
そう、もう一人というのは飯田だった。
歌恋を騎手に、飯田が先頭で緑谷と麗日で馬をつくる。
それで麗日の"個性"で緑谷と飯田を軽くすれば機動性抜群。その説明を飯田にする緑谷だったが。
「・・・・・・さすがだ、緑谷くん・・・。だがすまない、断る」
あの仲の良い飯田に、断られてしまうのだ。
「入試の時から・・・君には負けてばかり。素晴らしい友人だが、
だからこそ・・・君についていくだけでは未熟のままだ。君をライバルとして見るのは、
爆豪くんや轟くんだけじゃない。俺は君に、挑戦する!」
言うや、彼もまた轟チーム。あとは、上鳴も轟チームなのだろう。
歌恋も轟も、お互いに視線をぶつけた。
(迷わない・・・絶対、勝ってやる)
それにしても騎手、騎手か。
「緑谷くん」
「なに、登坂さん?」
「私が騎手より、緑谷くんの方がよくない?頭切れるし、何より爆豪くんに立ち向かえる強さがある。
多分、私じゃぁ爆破されたら一発KO。(轟くんは、多分炎使わないと思うけど・・・)」
「歌恋ちゃんとだったら、私の連携で上手くかませるかもしれへん!」
「ね!」
麗日と両手を合わせてノリノリである。
「か、かっちゃんの爆破・・・うん、けど、飯田くんがダメだったのは痛いよ。
それでも・・・あと一人、僕たちの弱点を補える人は・・・」
常闇踏陰。彼が仲間になり、常闇が先頭として緑谷が騎手で行くことになった。
「さぁ、起きろイレイザー!」
15分経ち、プレゼント・マイクの声が響く。
「15分のチーム決め兼作戦タイムを経て、フィールドに12組の騎馬が並び立った!!」
「・・・なかなか、面白ぇ組が揃ったな」
「さァ、上げてけ鬨の声!!血で血を洗う雄英の合戦が今!!狼煙を上げる!!」
「麗日さん!!」
「っはい!!」
「登坂さん!!」
「うん!」
「常闇くん!!」
「あぁ・・・」
「よろしく!!」
轟チーム。
「お前らを選んだのは、これが最も安定した布陣だと思うからだ。
上鳴は、左翼で発電し敵を近付けさせるな。八百万は右翼。
絶縁体やら防御・移動の補助。飯田は先頭で機動力源もといフィジカルを生かした防御」
「轟くんは、氷と熱で攻撃・牽制ということか」
「・・・・・・・・・」
熱。尾白を凍らせた時に、クラスの連中に見せたのは熱で溶かすぐらい。
本来の"炎"は、まだ他には見せていない。轟は飯田の案を、観客席を見ながら否定した。
「いや・・・戦闘に於いて、左は絶対使わねぇ。
(登坂にも、アイツ自身をも否定しちまった・・・だから・・・)」
爆豪チーム、爆豪、切島、芦戸、瀬呂。
轟チーム、轟、飯田、八百万、上鳴。
緑谷チーム、緑谷、麗日、登坂、常闇。
「よォーし、組み終わったな!!?準備はいいかなんて聞かねぇぞ!!
いくぜ!!残虐バトルロイヤルカウントダウン!!3!!2!!1・・・!スタート!!」
皆一斉に一位の緑谷狙いだ。
一位、緑谷出久。二位、轟焦凍。三位、爆豪勝己。四位、登坂歌恋。五位、飯田天哉。六位、常闇踏陰。
とりあえず、四位にしがみつけた。あの後、桜吹雪で舞い上がり前を走る飯田に幹でしがみついて。
(あとで飯田くんに何か言われそうだけど、あのスピードはいいな)
「登坂くん!最後!どうしてくれる!」
「ご、ごめん飯田くん。夢中だった」
アハハと、笑いながら答える。
「僕・・・俺も終盤で油断したのが悪かったけども!」
「やるじゃん、歌恋」
「響香ちゃん!あっ」
「?」
"個性"の連発で、お腹が鳴った。
「うぅ~」
「勢いよく鳴るね」
お昼までまだ時間あるし、次の競技がなんだか不安だ。
「おせんべい、食べていい?」
「いつの間に」
「ポッケに入れといた」
「・・・昼までまだ時間あるが、大丈夫か?」
飯田も心配そうに聞いてくれた。
「大丈夫大丈夫、ありがとう」
順位発表が終わったところで、ミッドナイトの説明が入る。
「予選通過は42名!!残念ながら落ちちゃった人も安心しなさい!
まだ見せ場はあるわ!!そして次からいよいよ本選よ!!
ここからは取材陣も白熱してくるよ!キバリなさい!!さーて、第二種目よ!!」
そして、発表されたのが【騎馬戦】だ。
参加者は2~4人のチームを自由に組んで騎馬をつくる。基本は普通の騎馬戦と同じルール。
だが、一つ違うのが先程の結果にしたがい各自にポイントが振り当てられること。
つまり、組み合わせによって騎馬のポイントが違い、一位に与えられたポイントは1000万。
緑谷の顔が、一気に青ざめる。
「・・・1000万?」
いわゆる、上位の奴ほど狙われる下克上サバイバルだ。
「マジか・・・」
四位である歌恋も、まずまずなポイントを持ってるわけで、上位で唯一の女の子だ。
15分と与えられた時間の中で、急いで騎馬を作らなければならない。
(組むとしたら仲の良い響香ちゃんか、あとは"創造"で強い八百万さんか)
だが、八百万は既に轟の作るチームに入っていた。そうか、そうだよな。
「「・・・・・・・」」
だからって、轟と同じチームになるのは少し嫌だった。私情を挟むのもどうかと思うけど。
爆豪は爆豪で人気で、組みたがる人が多い。それなら、しょうがない。
「緑谷くん」
「登坂さん」
二人で声が重なった。
「わ、あ、あの・・・えっと・・・」
何故か彼は声が重なっただけで照れている。1000万というポイントを持つ彼は、皆からさけられていて。
「私と組んで!」
「え?え?いいの?本当に!?」
正直、緑谷とはろくに喋った経験はないけれど。とりあえず、1000万という高ポイントに、
緑谷と組みたがる人がいないのか彼は一人残っていたのだ。
「登坂さんは、かっちゃんか轟くんと組むかと思ったよ・・・」
「あ~、私、炎苦手で・・・」
「炎?」
「あ、えっと、緑谷くんって、かっちゃんって呼んでるんだね」
「幼なじみだから・・・(無理矢理話そらされた)」
「今度、かっちゃんって呼んでみようかな」
「え、えぇ!?」
「逆に私とでいい?」
構わず鳴るお腹をどうにかしたいが、緑谷も気にしてないようでありがたい。
「うん!登坂さんの葉っぱは、防御に適してるし、何よりバリエーション豊富!騎手になってほしいんだ」
「うん?んん??」
「おーい!おーい!」
麗日が手を振りながらやってくる。
「デクくん!」
「麗日さん!!」
「二人一緒?」
麗日が首を可愛らしげにかしげる。
「うん!」
「私も組ませて」
「で、でも二人とも僕とで本当にいいの!?多分、僕1000万故に超狙われるけど・・・」
「ガン逃されたらデクくん勝つじゃん」
「そ・・・それ、過信してる気がするよ麗日さん・・・」
「するさ!何より、仲良い人とやった方が良い!」
まぶしい。まぶしい笑顔だよ、麗日。
「ちょうど声かけたかったんだ。お茶子ちゃんの"個性"あれば、飛べる!」
「よし。あと一人、僕声かけたい人がいるんだ」
そう、もう一人というのは飯田だった。
歌恋を騎手に、飯田が先頭で緑谷と麗日で馬をつくる。
それで麗日の"個性"で緑谷と飯田を軽くすれば機動性抜群。その説明を飯田にする緑谷だったが。
「・・・・・・さすがだ、緑谷くん・・・。だがすまない、断る」
あの仲の良い飯田に、断られてしまうのだ。
「入試の時から・・・君には負けてばかり。素晴らしい友人だが、
だからこそ・・・君についていくだけでは未熟のままだ。君をライバルとして見るのは、
爆豪くんや轟くんだけじゃない。俺は君に、挑戦する!」
言うや、彼もまた轟チーム。あとは、上鳴も轟チームなのだろう。
歌恋も轟も、お互いに視線をぶつけた。
(迷わない・・・絶対、勝ってやる)
それにしても騎手、騎手か。
「緑谷くん」
「なに、登坂さん?」
「私が騎手より、緑谷くんの方がよくない?頭切れるし、何より爆豪くんに立ち向かえる強さがある。
多分、私じゃぁ爆破されたら一発KO。(轟くんは、多分炎使わないと思うけど・・・)」
「歌恋ちゃんとだったら、私の連携で上手くかませるかもしれへん!」
「ね!」
麗日と両手を合わせてノリノリである。
「か、かっちゃんの爆破・・・うん、けど、飯田くんがダメだったのは痛いよ。
それでも・・・あと一人、僕たちの弱点を補える人は・・・」
常闇踏陰。彼が仲間になり、常闇が先頭として緑谷が騎手で行くことになった。
「さぁ、起きろイレイザー!」
15分経ち、プレゼント・マイクの声が響く。
「15分のチーム決め兼作戦タイムを経て、フィールドに12組の騎馬が並び立った!!」
「・・・なかなか、面白ぇ組が揃ったな」
「さァ、上げてけ鬨の声!!血で血を洗う雄英の合戦が今!!狼煙を上げる!!」
「麗日さん!!」
「っはい!!」
「登坂さん!!」
「うん!」
「常闇くん!!」
「あぁ・・・」
「よろしく!!」
轟チーム。
「お前らを選んだのは、これが最も安定した布陣だと思うからだ。
上鳴は、左翼で発電し敵を近付けさせるな。八百万は右翼。
絶縁体やら防御・移動の補助。飯田は先頭で機動力源もといフィジカルを生かした防御」
「轟くんは、氷と熱で攻撃・牽制ということか」
「・・・・・・・・・」
熱。尾白を凍らせた時に、クラスの連中に見せたのは熱で溶かすぐらい。
本来の"炎"は、まだ他には見せていない。轟は飯田の案を、観客席を見ながら否定した。
「いや・・・戦闘に於いて、左は絶対使わねぇ。
(登坂にも、アイツ自身をも否定しちまった・・・だから・・・)」
爆豪チーム、爆豪、切島、芦戸、瀬呂。
轟チーム、轟、飯田、八百万、上鳴。
緑谷チーム、緑谷、麗日、登坂、常闇。
「よォーし、組み終わったな!!?準備はいいかなんて聞かねぇぞ!!
いくぜ!!残虐バトルロイヤルカウントダウン!!3!!2!!1・・・!スタート!!」
皆一斉に一位の緑谷狙いだ。