第十四話 やさしい事
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出雲が他の先生達に、携帯で電話をかける。だが、いっこうに繋がらない。
「緊急連絡先にも先生方にも連絡つかないわ」
「あの・・・アマイモンは、一体何が目的なんです」
恐る恐る、勝呂が言う。
「さぁ、何でかにゃあ?」
「・・・・・玲薇」
「え・・・?」
「巻き込んでゴメン」
きっとアイツ(アマイモン)の狙いは・・・。
「燐・・・?」
必ずお前は、護るから。
「おい・・・」
燐は、腰をかけているシュラの元へ。玲薇も、燐の隣に。
「さっきの奴、理由は知らねーけど、多分俺が目的なんだ!!」
「!(なんで・・・燐を・・・?)」
シュラは玲薇を見る。まぁ、この娘ならいいか。
「知ってるよ。まぁ、安心しろ。この牆壁はアマイモンだろうと、
並大抵では破れないつくりだ。だが奴も、今回は多少計画的みたいだからなァ。
次にアマイモンが仕掛けて来た時は・・・燐、お前はすぐ降魔剣と一緒に、ここから離れろ」
「!?」
燐は、目を見開く。
「降魔剣って・・・」
「そういえば燐、降魔剣どうしてたの?」
不思議に思っていたが、中々聞けていなかった。
シュラが自身の腹に描かれた魔法円に手を近づける。
「"彼処に下り彼の許に至る"」
すると、見慣れていたケースが、姿を見せた。
「!?」
こんな所に・・・。
「ホレ」
そして、燐に差し出して。だが、燐の手はそれを掴もうとしない。
「・・・どうした?受け取れ」
「え・・・な・・・か・・・勝って取り返せって言ってただろ」
「んー?アタシの判断で返すとも言ったぞ」
(燐・・・?)
「どうしたんだ?ホレホレ。あんなに返せ返せ言ってたくせにィー♪」
「お前は俺の炎を抑えたいんじゃないのか?「炎出すな」って、忠告しただろ!!」
「うるさいよ、バカ。一応忠告したのに、出しちゃったじゃんお前。にゃっはははー」
「うっ・・・!!」
それは、そうだけど・・・!
二人の話に、玲薇はついていけず。
「・・・つまり、だ。お前みたいな奴がこれから炎なしで、どうやって戦うんだ?
アマイモンは、雑魚じゃないぞ。考えてみろよ、え?考えろ!!」
「杜山さん!?」
その声に、すぐしえみの姿を捜す。
「ちょ・・・あれ・・・!?」
「なっ・・・」
彼女は今にも、この牆壁から出ようとしていた。
一歩、また一歩と行き、牆壁から出てしまう。
「おいおいおいおい!!」
シュラも焦り立ち上がる。
「止めろ!!」
「しえみっ!?」
そしてシュラは、しえみの首筋にあるモノをみつけた。
「!(げっ・・・あれは・・・!寄生虫か・・・!?)」
再び彼らの前に、アマイモンが現れる。
「しえみ!!」
行こうとする燐の首元に、シュラは剣で制して。
「ヒッ」
もう一歩行けば、斬られるところだ。
「その娘に、何をした!?」
トンと、飛んで来たアマイモンは、地面に着地。
「ん?チューチの雌蛾に、卵を産み付けてもらいました。
孵化から神経に寄生するまで、ずい分時間がかかりましたが、
これで晴れてこの女は、ボクの言いなりだ」
ぐいっと、アマイモンはしえみの頭を抱き寄せた。
「緊急連絡先にも先生方にも連絡つかないわ」
「あの・・・アマイモンは、一体何が目的なんです」
恐る恐る、勝呂が言う。
「さぁ、何でかにゃあ?」
「・・・・・玲薇」
「え・・・?」
「巻き込んでゴメン」
きっとアイツ(アマイモン)の狙いは・・・。
「燐・・・?」
必ずお前は、護るから。
「おい・・・」
燐は、腰をかけているシュラの元へ。玲薇も、燐の隣に。
「さっきの奴、理由は知らねーけど、多分俺が目的なんだ!!」
「!(なんで・・・燐を・・・?)」
シュラは玲薇を見る。まぁ、この娘ならいいか。
「知ってるよ。まぁ、安心しろ。この牆壁はアマイモンだろうと、
並大抵では破れないつくりだ。だが奴も、今回は多少計画的みたいだからなァ。
次にアマイモンが仕掛けて来た時は・・・燐、お前はすぐ降魔剣と一緒に、ここから離れろ」
「!?」
燐は、目を見開く。
「降魔剣って・・・」
「そういえば燐、降魔剣どうしてたの?」
不思議に思っていたが、中々聞けていなかった。
シュラが自身の腹に描かれた魔法円に手を近づける。
「"彼処に下り彼の許に至る"」
すると、見慣れていたケースが、姿を見せた。
「!?」
こんな所に・・・。
「ホレ」
そして、燐に差し出して。だが、燐の手はそれを掴もうとしない。
「・・・どうした?受け取れ」
「え・・・な・・・か・・・勝って取り返せって言ってただろ」
「んー?アタシの判断で返すとも言ったぞ」
(燐・・・?)
「どうしたんだ?ホレホレ。あんなに返せ返せ言ってたくせにィー♪」
「お前は俺の炎を抑えたいんじゃないのか?「炎出すな」って、忠告しただろ!!」
「うるさいよ、バカ。一応忠告したのに、出しちゃったじゃんお前。にゃっはははー」
「うっ・・・!!」
それは、そうだけど・・・!
二人の話に、玲薇はついていけず。
「・・・つまり、だ。お前みたいな奴がこれから炎なしで、どうやって戦うんだ?
アマイモンは、雑魚じゃないぞ。考えてみろよ、え?考えろ!!」
「杜山さん!?」
その声に、すぐしえみの姿を捜す。
「ちょ・・・あれ・・・!?」
「なっ・・・」
彼女は今にも、この牆壁から出ようとしていた。
一歩、また一歩と行き、牆壁から出てしまう。
「おいおいおいおい!!」
シュラも焦り立ち上がる。
「止めろ!!」
「しえみっ!?」
そしてシュラは、しえみの首筋にあるモノをみつけた。
「!(げっ・・・あれは・・・!寄生虫か・・・!?)」
再び彼らの前に、アマイモンが現れる。
「しえみ!!」
行こうとする燐の首元に、シュラは剣で制して。
「ヒッ」
もう一歩行けば、斬られるところだ。
「その娘に、何をした!?」
トンと、飛んで来たアマイモンは、地面に着地。
「ん?チューチの雌蛾に、卵を産み付けてもらいました。
孵化から神経に寄生するまで、ずい分時間がかかりましたが、
これで晴れてこの女は、ボクの言いなりだ」
ぐいっと、アマイモンはしえみの頭を抱き寄せた。