第十三話 誘蛾灯
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「俺はお前に救われたんや。俺と同じ、「サタンを倒す」なんてガキ臭い野望を・・・、
恥ずかし気なく言うお前にな・・・!」
子猫丸が、後ろを振り返る。
「・・・もう、追って来ぉへんようですよ」
「少し、休憩しよか」
「はぁはぁ」
玲薇は膝に手をつける。
「大丈夫か、風美夜」
女のコイツに、無理をさせすぎたか・・・。
「だ、大丈夫・・・ありがと」
こんなんで、クヨクヨしてられないから。
・・・気が、強い奴だ。それでいて、彼女は仲間思い。
強い、女・・・。
「勝呂、さっきの事だけどよ。俺はあーゆーこと、深く考えないからな」
「・・・・・・俺はお前が頭悪いなんて、思っとらへん。でもな、
なんでも一人で解決しようとするな。味方を、忘れるな!」
燐の大きな瞳が、さらに大きくなった。
「そうや。サタン倒すんやったら、きっと一人じゃ倒されへんよ」
子猫丸も。
「さすが坊。ええ事言うわ・・・。まぁ俺は、虫関係は全く役に立たんけど」
志摩も。
「燐、みんないるよ!」
しえみも。
「燐・・・!」
とん、と優しく玲薇が背中に手を当てる。そこから伝わる温度が、心地よい。
「うん・・・」
もし、俺がそのサタンの息子で、玲薇も娘だって、みんな知ったら・・・。
「バンザーイ!!無事帰還や~!!」
「おっ、お疲れさん。無事戻ってきたな」
「!?」
シュラはともかく、他二人がもうここに戻ってきている事に目を見開いた。
「なにぃ!?お前らもう、クリアしてたんか!?」
その二人とは、出雲と宝だ。
「遅かったわね。使い魔にやらせたわよ」
使い魔か・・・。
(リニュウにやらせたら、機嫌悪くさせるな)
てか、化灯籠を運ぶなんて無理だ。
「宝の方が、早かったけど」
「宝くんて、何者なんや・・・」
どうなっちまうのかな。
「なんか・・・怖ぇな・・・」
彼らと楽しそうに話す玲薇。彼女は、こんな事考えてないのかも知れない。
いや、考えたくもないのだろうか・・・。
「痛」
「?」
隣にいたしえみは、首をおさえている。
「どした?」
「あれ?そういえばお前ら全員か?」
「?」
シュラの声に、首をかしげるがピンとする。
「あ!そういえば、誰もギブアップしてないのか。さっきのロケット花火は誰が・・・」
「痛い・・・」
しえみは、痛がっているし・・・。
「ひゅーー・・・」
「!?」
上から声がし、顔を上げる。
「シュタッ。ゴー!ベヒモス!」
そこには、アマイモンがいた。
(こいつ・・・この前の・・・!?)
恥ずかし気なく言うお前にな・・・!」
子猫丸が、後ろを振り返る。
「・・・もう、追って来ぉへんようですよ」
「少し、休憩しよか」
「はぁはぁ」
玲薇は膝に手をつける。
「大丈夫か、風美夜」
女のコイツに、無理をさせすぎたか・・・。
「だ、大丈夫・・・ありがと」
こんなんで、クヨクヨしてられないから。
・・・気が、強い奴だ。それでいて、彼女は仲間思い。
強い、女・・・。
「勝呂、さっきの事だけどよ。俺はあーゆーこと、深く考えないからな」
「・・・・・・俺はお前が頭悪いなんて、思っとらへん。でもな、
なんでも一人で解決しようとするな。味方を、忘れるな!」
燐の大きな瞳が、さらに大きくなった。
「そうや。サタン倒すんやったら、きっと一人じゃ倒されへんよ」
子猫丸も。
「さすが坊。ええ事言うわ・・・。まぁ俺は、虫関係は全く役に立たんけど」
志摩も。
「燐、みんないるよ!」
しえみも。
「燐・・・!」
とん、と優しく玲薇が背中に手を当てる。そこから伝わる温度が、心地よい。
「うん・・・」
もし、俺がそのサタンの息子で、玲薇も娘だって、みんな知ったら・・・。
「バンザーイ!!無事帰還や~!!」
「おっ、お疲れさん。無事戻ってきたな」
「!?」
シュラはともかく、他二人がもうここに戻ってきている事に目を見開いた。
「なにぃ!?お前らもう、クリアしてたんか!?」
その二人とは、出雲と宝だ。
「遅かったわね。使い魔にやらせたわよ」
使い魔か・・・。
(リニュウにやらせたら、機嫌悪くさせるな)
てか、化灯籠を運ぶなんて無理だ。
「宝の方が、早かったけど」
「宝くんて、何者なんや・・・」
どうなっちまうのかな。
「なんか・・・怖ぇな・・・」
彼らと楽しそうに話す玲薇。彼女は、こんな事考えてないのかも知れない。
いや、考えたくもないのだろうか・・・。
「痛」
「?」
隣にいたしえみは、首をおさえている。
「どした?」
「あれ?そういえばお前ら全員か?」
「?」
シュラの声に、首をかしげるがピンとする。
「あ!そういえば、誰もギブアップしてないのか。さっきのロケット花火は誰が・・・」
「痛い・・・」
しえみは、痛がっているし・・・。
「ひゅーー・・・」
「!?」
上から声がし、顔を上げる。
「シュタッ。ゴー!ベヒモス!」
そこには、アマイモンがいた。
(こいつ・・・この前の・・・!?)