第十二話 愉しいキャンプ
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所々から聞こえる皆の声。
(皆、どうなってるんだ!?)
姿が見えないだけに、不安だ。
「ニーちゃん!」
しえみが叫ぶ。
「虫除けのルーを出して!前が見えない!」
「ニー!」
緑男が飛び出る。
「あっ」
だが、胸ポケットに閉まってあった魔法円が、蛾に取られてしまった。
ビリビリと、魔法円を半分に破られる。
「!!!」
ポンッと、契約を破綻された緑男は、消えた・・・。
「ニーちゃん!はっ」
背後から寒気を感じ、振り向けば。
「きゃああああ!!!」
「「!」」
この声・・・。
「しえみ!しえみ!!」
彼女の名前を叫ぶ。
「どうした!?」
だが、返事がない。
「・・・・・・ッくそッ」
悲鳴が聞こえた方へ走っていく。すると、一つの場所に、蛾が集まっているのが見えた。
「!!」
まさか・・・。
「しえみ!!」
燐はやみくもに、木刀を振り回す。
「どけ、コラッ・・・。しえみ、しっかりしろ!!」
倒れているしえみを、抱き起こす。だが、彼女の額から血が流れていた・・・。
失せろッ!!
燐の体から、青い炎が上がり蛾を燃やし尽くす。
(しまった・・・!)
その青い炎を、近くにいた玲薇は見てしまった。
「あのバカ・・・!」
誰かに見られたら、どうすんのよ・・・!
頭に血がのぼり、カッとなった。
「・・・はっ、はあっはあっ」
落ち付け・・・!落ち付け・・・!落ち付け・・・!!
その炎のおかげでか、蛾は離れていく。でも・・・。
「(何で俺はいつもこうなんだ・・・!炎を使うことが、完全にクセになっちまってる・・・)
おい・・・しえみ、大丈夫か?(ガキの頃から何一つ、変わらねぇ・・・!)」
「燐!」
「!」
ビクッとする燐だが、彼女だと分かりホッとする。
「玲薇・・・」
彼の近くに、杜山さんが倒れていて・・・。
「・・・お前ら!?」
第三者の声。
「何や、今のは」
す・・・勝呂・・・。
一番バレてはいけない奴に、見られてしまった・・・?
(皆、どうなってるんだ!?)
姿が見えないだけに、不安だ。
「ニーちゃん!」
しえみが叫ぶ。
「虫除けのルーを出して!前が見えない!」
「ニー!」
緑男が飛び出る。
「あっ」
だが、胸ポケットに閉まってあった魔法円が、蛾に取られてしまった。
ビリビリと、魔法円を半分に破られる。
「!!!」
ポンッと、契約を破綻された緑男は、消えた・・・。
「ニーちゃん!はっ」
背後から寒気を感じ、振り向けば。
「きゃああああ!!!」
「「!」」
この声・・・。
「しえみ!しえみ!!」
彼女の名前を叫ぶ。
「どうした!?」
だが、返事がない。
「・・・・・・ッくそッ」
悲鳴が聞こえた方へ走っていく。すると、一つの場所に、蛾が集まっているのが見えた。
「!!」
まさか・・・。
「しえみ!!」
燐はやみくもに、木刀を振り回す。
「どけ、コラッ・・・。しえみ、しっかりしろ!!」
倒れているしえみを、抱き起こす。だが、彼女の額から血が流れていた・・・。
失せろッ!!
燐の体から、青い炎が上がり蛾を燃やし尽くす。
(しまった・・・!)
その青い炎を、近くにいた玲薇は見てしまった。
「あのバカ・・・!」
誰かに見られたら、どうすんのよ・・・!
頭に血がのぼり、カッとなった。
「・・・はっ、はあっはあっ」
落ち付け・・・!落ち付け・・・!落ち付け・・・!!
その炎のおかげでか、蛾は離れていく。でも・・・。
「(何で俺はいつもこうなんだ・・・!炎を使うことが、完全にクセになっちまってる・・・)
おい・・・しえみ、大丈夫か?(ガキの頃から何一つ、変わらねぇ・・・!)」
「燐!」
「!」
ビクッとする燐だが、彼女だと分かりホッとする。
「玲薇・・・」
彼の近くに、杜山さんが倒れていて・・・。
「・・・お前ら!?」
第三者の声。
「何や、今のは」
す・・・勝呂・・・。
一番バレてはいけない奴に、見られてしまった・・・?