第十一話 鬼事
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一方、燐としえみは霊を見つけていた。
どうやら燐は、男の子の霊の声を聞いていた。クロの時と同じことように、
『悪魔同士のテレパシー』とやらが、効果あったらしい。
霊から事情を聞き出せたものの、霊のイタズラに手をやいていたのだ。
追いかけっこになってしまい、霊としえみとはぐれてしまった燐。
「つーか、つい勢いで追っかけちまったけど・・・見つけた事は報告しておかねーとな」
燐は携帯を取り出し、電話をかける。
だからか、背後にいた者に気付けなかったのは。
「!!??」
持っていたケースが、誰かに奪われる。
「うわっ」
振り返れば、そこにはアマイモンがいた。
「誰だ、てめー!?返せ!!」
「誰・・・?あ、ハイ。ボクは、アマイモン。悪魔の王様です。
貴方の兄のようなモノです。ハジメマシテ。あと、剣は返しません」
「?・・・(あ・・・悪魔・・・!?)」
なんで、こんな所に・・・。
アマイモンはマジマジと、剣を見る。
「ははぁ、これが降魔剣。・・・一体、どういう絡繰なのかな」
鞘と柄を持ち、アマイモンは剣を抜こうとしてくる。
「な!」
青い炎を纏いながら現れていく刃。
「や、やめろ!!」
完全に剣を抜けられれば、燐の変豹した姿が、そこにあった。
「はぁはぁ・・・成程。この剣、刃の部分はゲヘナにつながっている、
小さな入口のようだ。鞘は、その扉の役目をしているのか。
キミは、"炎"はゲヘナに、"体"はアッシャーに存在しているんですね」
アマイモンの解説なんかに、興味はない。
「・・・いいから・・・」
「刃を鞘に収めれば入口は閉じられ、抜けば開かれる。
・・・そういう仕組みになっている」
剣を離さないアマイモンに、燐は飛びかかった。
「返せ!!」
ドガァと、アマイモンがよけた為、メフィストの像の頭が粉々になる。
「あー、兄上の首が」
攻撃をよけた奴は、ジェットコースターに登っていく。
「てめぇ、まじで何が目的だよ!」
「目的」
大したことはない。
「暇だったので、遊びに来ました」
「はぁ!?」
「日本の遊びも、少々勉強したんです」
すると、アマイモンは歌い出す。
「鬼さーんこーちら♪手ーの鳴ーるほーうへ♪」
余裕ぶっこきやがって・・・。
「・・・のやろォお~ナメてんじゃねーぞ!!」
一方、霊を追いかけているしえみは。
「こら、待ちなさい!鬼ごっこじゃないんだから・・・」
《へへー、ばーか!捕まえられるもんなら、捕まえてみろ》
「~~!!」
この子、何が目的なの・・・?
そういえば、この子は言っていた・・・。
『ぼくは、ずっとびょうきで・・・』
それが本当なら、この子は・・・。
もしかして•••ただ、遊びたいだけなのかな•••。
・・・それなら、昔の私とおんなじだ・・・。
引っ込み思案だから、人混みが苦手で。
「しょうがない子だなぁ・・・待てーッ!!」
どうやら燐は、男の子の霊の声を聞いていた。クロの時と同じことように、
『悪魔同士のテレパシー』とやらが、効果あったらしい。
霊から事情を聞き出せたものの、霊のイタズラに手をやいていたのだ。
追いかけっこになってしまい、霊としえみとはぐれてしまった燐。
「つーか、つい勢いで追っかけちまったけど・・・見つけた事は報告しておかねーとな」
燐は携帯を取り出し、電話をかける。
だからか、背後にいた者に気付けなかったのは。
「!!??」
持っていたケースが、誰かに奪われる。
「うわっ」
振り返れば、そこにはアマイモンがいた。
「誰だ、てめー!?返せ!!」
「誰・・・?あ、ハイ。ボクは、アマイモン。悪魔の王様です。
貴方の兄のようなモノです。ハジメマシテ。あと、剣は返しません」
「?・・・(あ・・・悪魔・・・!?)」
なんで、こんな所に・・・。
アマイモンはマジマジと、剣を見る。
「ははぁ、これが降魔剣。・・・一体、どういう絡繰なのかな」
鞘と柄を持ち、アマイモンは剣を抜こうとしてくる。
「な!」
青い炎を纏いながら現れていく刃。
「や、やめろ!!」
完全に剣を抜けられれば、燐の変豹した姿が、そこにあった。
「はぁはぁ・・・成程。この剣、刃の部分はゲヘナにつながっている、
小さな入口のようだ。鞘は、その扉の役目をしているのか。
キミは、"炎"はゲヘナに、"体"はアッシャーに存在しているんですね」
アマイモンの解説なんかに、興味はない。
「・・・いいから・・・」
「刃を鞘に収めれば入口は閉じられ、抜けば開かれる。
・・・そういう仕組みになっている」
剣を離さないアマイモンに、燐は飛びかかった。
「返せ!!」
ドガァと、アマイモンがよけた為、メフィストの像の頭が粉々になる。
「あー、兄上の首が」
攻撃をよけた奴は、ジェットコースターに登っていく。
「てめぇ、まじで何が目的だよ!」
「目的」
大したことはない。
「暇だったので、遊びに来ました」
「はぁ!?」
「日本の遊びも、少々勉強したんです」
すると、アマイモンは歌い出す。
「鬼さーんこーちら♪手ーの鳴ーるほーうへ♪」
余裕ぶっこきやがって・・・。
「・・・のやろォお~ナメてんじゃねーぞ!!」
一方、霊を追いかけているしえみは。
「こら、待ちなさい!鬼ごっこじゃないんだから・・・」
《へへー、ばーか!捕まえられるもんなら、捕まえてみろ》
「~~!!」
この子、何が目的なの・・・?
そういえば、この子は言っていた・・・。
『ぼくは、ずっとびょうきで・・・』
それが本当なら、この子は・・・。
もしかして•••ただ、遊びたいだけなのかな•••。
・・・それなら、昔の私とおんなじだ・・・。
引っ込み思案だから、人混みが苦手で。
「しょうがない子だなぁ・・・待てーッ!!」