第十一話 鬼事
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「皆さん、初任務どうしたはりました?」
正十字学園内にある遊園地にて、子猫丸がといだした。
「・・・どーもこーも・・・」
皆、乗り気ゼロ。
「僕は、蛾蟇のオリの掃除でした」
と、子猫丸。
「俺は、山奥の現場まで物質運ばされたわ」
と、勝呂。
「俺は、多摩川にバリヨン採りに連れてかれました」
と、志摩。
なんや皆、似たり寄ったりだ。
「任務やなくて、雑務ばっかやな!」
勝呂が愚痴を溢す。それを宥めるように、志摩が言った。
「そんな。まだ、エクスワイアなったばっかなんやさかい。しゃーないですよ」
「へっへっへ~♪」
そう得意気に笑うのは、燐。
「俺は、ひと足先に悪魔、倒しちゃったぜ!」
「・・・・・はぁ?」
が、勝呂は感激の声を上げるのではなく、疑い深い声だ。
しかし、そんな事を気にする燐ではない。自慢話は、まだ続く。
「しかも、その後俺の使い魔にしたんだ!」
燐が言う使い魔は、あの『クロ』のこと。
「・・・・・・じゃあ、今召喚してみい」
使い魔なら、それくらい出来るだろう。
「えっ・・・?寮に置いてきたよ」
なんて発言だ。使い魔を寮に滞在させるなんて、意味が分からん。
「・・・まぁ、コイツは置いといて」
「オイ!」
置いとくって、何だよ。
「嘘じゃねーんだぞ?」
けれど勝呂は無視。
「俺はあいつらまでエクスワイアに上がりよったのが、納得いかんわ!」
勝呂が目線を向けるのは、宝と山田だ。
「意外と俺らに見えへんとこで、頑張ってはったのかもしれませんよ?」
ヘラッとした表情で、志摩が言う。
「何や!見えへんとこて!見えるとこできばれや!」
「・・・てか女子、遅ない?」
「すみません!」
やっと耳にした、女子の明るい声。
「遅れました・・・!!」
待ちくたびれる男性陣の前に現れたのは、玲薇と出雲、
そして、制服姿のしえみだ。
「し、しえみ!?」
その姿を見て、燐は目を丸くする。
「どうした?キモノは?」
「着物は任務に不向きだからって・・・理事長さんに支給していただいたの・・・。
神木さんと朴さんと風美夜さんに、着方を教わっていて遅れました・・・」
なんかさりげなく、私達のせいになってない?
出雲も、なんであたしがと愚痴っている。
ってか、着物の着方しか知らないって、なんて子だ。
照れながらしえみは、皆に制服姿を見せている。
「へ・・・変じゃないかな?」
それにすぐ乗ったのは、女の子好きの志摩。
「えーよえーよ!杜山さん、かわえーよ」
勿論、語尾はハート着きで。
「あ・・・ありがとう!」
燐も、頬をほんのり染めているが、志摩みたいにハッキリと言えるタイプではない。
「な・・・なんつーか、スカート短すぎんじゃねーの。なぁ、雪男」
「何故、僕に振るんですか」
「何だよ、お前だっておっぱい見・・・」
パァン!
束になっている書類で、雪男は燐の顔面を叩いた。
「いってぇなッッッ!メガネ!!」
「えー、では全員そろったところで」
さすが雪男。燐の言葉をスルーとは。
でも・・・やっぱり男の子って、ああいう話・・・好き、なのかな。
「組分けを、発表します。三輪、宝、山田。勝呂、風美夜」
「「!」」
玲薇は勝呂と目を合わす。
(勝呂くんとか)
うん、悪くない。
(チェッ)
小さく舌打ちする燐。
(玲薇とじゃ、なかったか)
「奥村、杜山」
だが、しえみと一緒。
「燐と一緒だ!」
しえみも、嬉しそうで。
最後。
「神木、志摩」
正十字学園内にある遊園地にて、子猫丸がといだした。
「・・・どーもこーも・・・」
皆、乗り気ゼロ。
「僕は、蛾蟇のオリの掃除でした」
と、子猫丸。
「俺は、山奥の現場まで物質運ばされたわ」
と、勝呂。
「俺は、多摩川にバリヨン採りに連れてかれました」
と、志摩。
なんや皆、似たり寄ったりだ。
「任務やなくて、雑務ばっかやな!」
勝呂が愚痴を溢す。それを宥めるように、志摩が言った。
「そんな。まだ、エクスワイアなったばっかなんやさかい。しゃーないですよ」
「へっへっへ~♪」
そう得意気に笑うのは、燐。
「俺は、ひと足先に悪魔、倒しちゃったぜ!」
「・・・・・はぁ?」
が、勝呂は感激の声を上げるのではなく、疑い深い声だ。
しかし、そんな事を気にする燐ではない。自慢話は、まだ続く。
「しかも、その後俺の使い魔にしたんだ!」
燐が言う使い魔は、あの『クロ』のこと。
「・・・・・・じゃあ、今召喚してみい」
使い魔なら、それくらい出来るだろう。
「えっ・・・?寮に置いてきたよ」
なんて発言だ。使い魔を寮に滞在させるなんて、意味が分からん。
「・・・まぁ、コイツは置いといて」
「オイ!」
置いとくって、何だよ。
「嘘じゃねーんだぞ?」
けれど勝呂は無視。
「俺はあいつらまでエクスワイアに上がりよったのが、納得いかんわ!」
勝呂が目線を向けるのは、宝と山田だ。
「意外と俺らに見えへんとこで、頑張ってはったのかもしれませんよ?」
ヘラッとした表情で、志摩が言う。
「何や!見えへんとこて!見えるとこできばれや!」
「・・・てか女子、遅ない?」
「すみません!」
やっと耳にした、女子の明るい声。
「遅れました・・・!!」
待ちくたびれる男性陣の前に現れたのは、玲薇と出雲、
そして、制服姿のしえみだ。
「し、しえみ!?」
その姿を見て、燐は目を丸くする。
「どうした?キモノは?」
「着物は任務に不向きだからって・・・理事長さんに支給していただいたの・・・。
神木さんと朴さんと風美夜さんに、着方を教わっていて遅れました・・・」
なんかさりげなく、私達のせいになってない?
出雲も、なんであたしがと愚痴っている。
ってか、着物の着方しか知らないって、なんて子だ。
照れながらしえみは、皆に制服姿を見せている。
「へ・・・変じゃないかな?」
それにすぐ乗ったのは、女の子好きの志摩。
「えーよえーよ!杜山さん、かわえーよ」
勿論、語尾はハート着きで。
「あ・・・ありがとう!」
燐も、頬をほんのり染めているが、志摩みたいにハッキリと言えるタイプではない。
「な・・・なんつーか、スカート短すぎんじゃねーの。なぁ、雪男」
「何故、僕に振るんですか」
「何だよ、お前だっておっぱい見・・・」
パァン!
束になっている書類で、雪男は燐の顔面を叩いた。
「いってぇなッッッ!メガネ!!」
「えー、では全員そろったところで」
さすが雪男。燐の言葉をスルーとは。
でも・・・やっぱり男の子って、ああいう話・・・好き、なのかな。
「組分けを、発表します。三輪、宝、山田。勝呂、風美夜」
「「!」」
玲薇は勝呂と目を合わす。
(勝呂くんとか)
うん、悪くない。
(チェッ)
小さく舌打ちする燐。
(玲薇とじゃ、なかったか)
「奥村、杜山」
だが、しえみと一緒。
「燐と一緒だ!」
しえみも、嬉しそうで。
最後。
「神木、志摩」