第九話 おもひで
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一時間くらいそこでグダグダしてから、部屋へ戻る玲薇。
「!!」
「玲薇・・・」
そこにはもう、燐が帰ってきていた。
あれ・・・?彼も、病室に居たはずなんだけどな・・・。
「何処いたんだよ、玲薇。皆、心配してたぞ」
「あ・・・うん、ゴメン」
燐に謝ってから、ネックレスの事をしっている彼だからこそ話した。
皆と一緒に病室に行く前に、ネックレスが光ったこと。
その光で、だんだんと体の至る所が治癒されたこと。
まぁ、目に見える多少の外傷は、雪男に治してもらっていたが。
そして、その光を皆に見られないために、ここの屋上にいたことを。
「そっか、また光ったのか・・・」
「うん・・・」
燐は難しい顔をして、肩を落とした。
「何か不思議だよな~、そのネックレス。俺、あげないほうがよかったかな・・・」
「そんなことないよ!」
焦って玲薇は手をブンブン振る。
「私、これ貰った時、嬉しかったんだから。ね!」
笑顔を見せてくれる玲薇に、少しばかり照れる燐。
もう、この話はここまでにしよう・・・。燐に、申し訳ないもの。
「あ、燐」
「ん?」
「もう、帰ってきてよかったの?みんなは?」
燐の説明によると、点滴やらなにやらやり、しえみもあのあとすぐに目を覚ましたため、
大事には至らなかったようだ。だから皆、寮に戻れたとか。
「そっか、良かった」
「そこで試験の話になってさ、玲薇も合格するんじゃねぇかって」
「えー、そんなこと・・・」
まだ、分からないじゃないか。
「一緒に合格すること、祈ってようぜ」
じゃないと、一緒にここにきた意味がなくなるから。
「うん・・・!」
そして、玲薇は時計を見た。夜10時をまわろうとしている。
「・・・雪男、遅いね」
このまま今日は、帰ってこないのだろうか。
『竜騎士を教えて』と、早いうちに言いたかったのに。
大きくアクビをする燐。
「そのうち帰ってくるだろ。俺、眠くなってきた・・・」
そんな彼に、玲薇は苦笑い。
「先に寝てよっか」
二人が雪男を心配している中、とうの本人は、ネイガウスと話てから、
用品店でしえみと会っていた。
「今晩は、しえみさん」
「!!」
突然の来訪者に、しえみは目を見開いた。
「雪ちゃん!」
「夜遅くにすみません」
後ろ手でドアを閉めてから、しえみのもとへ。
「今日、女将さんは・・・?」
「今・・・仕入れで出かけてて、私が店番を・・・何か、探しものですか・・・?」
緊張してしまっているのか、しえみの声は裏返ってしまってる。
「・・・いえ、しえみさんの進路についてお話したくて」
雪男は言いながら、持っていたプリントを見せながら聞いた。
「お客さんがいない間・・・少し、お時間いいですか?」
「!!」
「玲薇・・・」
そこにはもう、燐が帰ってきていた。
あれ・・・?彼も、病室に居たはずなんだけどな・・・。
「何処いたんだよ、玲薇。皆、心配してたぞ」
「あ・・・うん、ゴメン」
燐に謝ってから、ネックレスの事をしっている彼だからこそ話した。
皆と一緒に病室に行く前に、ネックレスが光ったこと。
その光で、だんだんと体の至る所が治癒されたこと。
まぁ、目に見える多少の外傷は、雪男に治してもらっていたが。
そして、その光を皆に見られないために、ここの屋上にいたことを。
「そっか、また光ったのか・・・」
「うん・・・」
燐は難しい顔をして、肩を落とした。
「何か不思議だよな~、そのネックレス。俺、あげないほうがよかったかな・・・」
「そんなことないよ!」
焦って玲薇は手をブンブン振る。
「私、これ貰った時、嬉しかったんだから。ね!」
笑顔を見せてくれる玲薇に、少しばかり照れる燐。
もう、この話はここまでにしよう・・・。燐に、申し訳ないもの。
「あ、燐」
「ん?」
「もう、帰ってきてよかったの?みんなは?」
燐の説明によると、点滴やらなにやらやり、しえみもあのあとすぐに目を覚ましたため、
大事には至らなかったようだ。だから皆、寮に戻れたとか。
「そっか、良かった」
「そこで試験の話になってさ、玲薇も合格するんじゃねぇかって」
「えー、そんなこと・・・」
まだ、分からないじゃないか。
「一緒に合格すること、祈ってようぜ」
じゃないと、一緒にここにきた意味がなくなるから。
「うん・・・!」
そして、玲薇は時計を見た。夜10時をまわろうとしている。
「・・・雪男、遅いね」
このまま今日は、帰ってこないのだろうか。
『竜騎士を教えて』と、早いうちに言いたかったのに。
大きくアクビをする燐。
「そのうち帰ってくるだろ。俺、眠くなってきた・・・」
そんな彼に、玲薇は苦笑い。
「先に寝てよっか」
二人が雪男を心配している中、とうの本人は、ネイガウスと話てから、
用品店でしえみと会っていた。
「今晩は、しえみさん」
「!!」
突然の来訪者に、しえみは目を見開いた。
「雪ちゃん!」
「夜遅くにすみません」
後ろ手でドアを閉めてから、しえみのもとへ。
「今日、女将さんは・・・?」
「今・・・仕入れで出かけてて、私が店番を・・・何か、探しものですか・・・?」
緊張してしまっているのか、しえみの声は裏返ってしまってる。
「・・・いえ、しえみさんの進路についてお話したくて」
雪男は言いながら、持っていたプリントを見せながら聞いた。
「お客さんがいない間・・・少し、お時間いいですか?」