第一話 本当の自分
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「さっ・・・サタ・・・ン!?」
燐の驚きの声。
また、まただ・・・。それに、父上・・・?お二方・・・?
「その心には、悪がある」
第三者の声。振り向けば、先程呼んでおいた叔父様、獅郎叔父様がいた。
聞き慣れてない言葉を言いながら、叔父様は男の攻撃を優雅に交わし、
何かの図式みたいなのをかいたと思うと、男は悲鳴を上げて倒れた。
いつの間にか、その男の部下は逃げていったらしい・・・。
叔父様のこともそうだが、あの男の、異様な『悪魔』みたいな顔つきを見て、
一歩も動けなくなってしまった二人に、獅郎は優しく言った。
「・・・落ち付いたか」
「「・・・・・・・・」」
いっぺんに、いろいろな事が起こったのだ。なんとも言えない心境。
けど、怖かった。それが正直な今の心かも。きゅっと、燐の服を握る玲薇。
獅郎は視線を燐に向け。
「・・・お前の炎はもう、降魔剣では、おさえきれないんだな・・・」
そして、玲薇に視線を移して。
「玲薇。燐から貰ったネックレス、見せてくれないか?」
なんでその事を知っているんだろう?
前から燐に、話を聞いたから。女の子には、どんなモノがいいと。
それに、彼女は知らなくても、見えていた。
胸元から小さく放たれていた、淡い青色の光を。
「・・・・」
燐と目を合わせてから、恐る恐る手渡す。じっと、獅郎は眺めてから。
「少し、預かる」
「「え!?」」
思わず声が揃ってしまった二人。
「なぁに、壊しゃせん。すぐ返すさ」
「すぐ・・・返してね」
獅郎はにこりと笑って、玲薇の頭を撫でた。
(もう、着けてくれてたんだな・・・)
心の中で、燐はひっそりと。
そして、燐は獅郎を見て、倒れた男を見る。
「・・・そ・・・そいつ、大丈夫なのか?」
獅郎は一度、男に振り返って。
「大丈夫だ。俺が、悪魔を祓った・・・。憑依されたばかりだったようだ。
ただ、悪魔は自分と似たものに憑依する。この坊主が変わらなければ、
また、憑かれるかもな」
獅郎はふっと、軽く息を吐いて近くにいたあの小さな黒い物体を飛ばした。
それで悟る。いつも見えていたコレは・・・。
「あ・・・悪魔・・・」
なんてことだ。
「お前ももう、見えるんだろう。まぁ、玲薇はもとからだが、悪魔が」
ずっと、霊だと思ってたのに・・・。
「これ、悪魔!?」
目を丸くする燐。獅郎は頷く。
「そうだ」
燐の驚きの声。
また、まただ・・・。それに、父上・・・?お二方・・・?
「その心には、悪がある」
第三者の声。振り向けば、先程呼んでおいた叔父様、獅郎叔父様がいた。
聞き慣れてない言葉を言いながら、叔父様は男の攻撃を優雅に交わし、
何かの図式みたいなのをかいたと思うと、男は悲鳴を上げて倒れた。
いつの間にか、その男の部下は逃げていったらしい・・・。
叔父様のこともそうだが、あの男の、異様な『悪魔』みたいな顔つきを見て、
一歩も動けなくなってしまった二人に、獅郎は優しく言った。
「・・・落ち付いたか」
「「・・・・・・・・」」
いっぺんに、いろいろな事が起こったのだ。なんとも言えない心境。
けど、怖かった。それが正直な今の心かも。きゅっと、燐の服を握る玲薇。
獅郎は視線を燐に向け。
「・・・お前の炎はもう、降魔剣では、おさえきれないんだな・・・」
そして、玲薇に視線を移して。
「玲薇。燐から貰ったネックレス、見せてくれないか?」
なんでその事を知っているんだろう?
前から燐に、話を聞いたから。女の子には、どんなモノがいいと。
それに、彼女は知らなくても、見えていた。
胸元から小さく放たれていた、淡い青色の光を。
「・・・・」
燐と目を合わせてから、恐る恐る手渡す。じっと、獅郎は眺めてから。
「少し、預かる」
「「え!?」」
思わず声が揃ってしまった二人。
「なぁに、壊しゃせん。すぐ返すさ」
「すぐ・・・返してね」
獅郎はにこりと笑って、玲薇の頭を撫でた。
(もう、着けてくれてたんだな・・・)
心の中で、燐はひっそりと。
そして、燐は獅郎を見て、倒れた男を見る。
「・・・そ・・・そいつ、大丈夫なのか?」
獅郎は一度、男に振り返って。
「大丈夫だ。俺が、悪魔を祓った・・・。憑依されたばかりだったようだ。
ただ、悪魔は自分と似たものに憑依する。この坊主が変わらなければ、
また、憑かれるかもな」
獅郎はふっと、軽く息を吐いて近くにいたあの小さな黒い物体を飛ばした。
それで悟る。いつも見えていたコレは・・・。
「あ・・・悪魔・・・」
なんてことだ。
「お前ももう、見えるんだろう。まぁ、玲薇はもとからだが、悪魔が」
ずっと、霊だと思ってたのに・・・。
「これ、悪魔!?」
目を丸くする燐。獅郎は頷く。
「そうだ」