第七話 友千鳥
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「あ、おはよ」
「おはよ、朴さん、神木さん」
今日もよろしく。そう言いながら、二人の後ろの席にすわる。
「今日の授業は、悪魔薬学からね」
「その次って、なんだっけ?」
「えーと・・・」
朴さんが考えてくれている間に、雪男が来てしまった。
―悪魔薬学―
「夏休みまで、そろそろ1ヶ月半切りましたが、夏休み前には今年度の、
エクスワイア認定試験があります。エクスワイアに上がると、
より専門的な実戦訓練が待っているため、試験はそう容易くはありません」
初めて聞く単語に、燐は不思議に思い隣のしえみに聞いていた。
「エスクワイヤ?」
「エクスワイアだよ」
「エスクワイア!?」
せっかくしえみさんが教えてくれてるのに、違うよ、燐。
「・・・そこで、来週から一週間、試験のための強化合宿を行います」
「合宿・・・」
ポツリとつぶやく玲薇。
雪男は、持っていた紙を配っていく。
「合宿するかしないかと、取得希望"称号(マイスター)"を、
この用紙に記入して、月曜までに提出してください」
(称号・・・私は、何が・・・)
―――――
「ねぇ、二人は何の"称号"取得するの?」
そう玲薇が出雲と朴に聞いたのは、悪魔薬学が終わってからのことだった。
「うーん、私は考え中なんだ」
と、朴さん。
「そっか・・・神木さんは?」
「あたしは手騎士(テイマー)」
「へー、手騎士・・・」
確か、雪男から貰った参考書によれば、手騎士は悪魔を召喚して戦う騎士だとか。
そして、騎士(ナイト)は剣を使って戦う騎士の事。
(燐は、剣を持ってるし、これを選ぶだろうな・・・)
プリントを見ながら。
(あとは・・・雪男は、銃を使ってたから、この竜騎士(ドラグーン)かな・・・)
残るは詠唱騎士(アリア)と医工騎士(ドクター)。
(・・・まあ、時間は少しあるし)
もう少し考えてから決めよう。
―魔法円・印障術―
「これから、悪魔を召喚する」
大きく描かれた魔法円の周りに立っている玲薇たち。
「図を踏むな。魔法円が破綻すると、効果は無効になる。
そして、召喚には己の血と適切な呼び掛けが必要だ」
そう言うと、包帯を取り傷だらけの腕を見せた。
おさえるモノがなくなったためか、血が溢れ出る。
その血を教師は魔法円の上にたらしていった。
「"デュボエウスとエキドナの息子。求めに応じ出でよ"」
教師が唱えた途端、魔法円から異臭な匂いとともに、悪魔が現れた。
その奇妙な姿に、玲薇は思わず吐きそうになる。
「悪魔を召喚し、使い魔にすることができる人間は、非常に少ない。
悪魔を飼い慣らす強靭な精神力もそうだが、天性の才能が不可決だからだ」
「げ・・・げえっ・・・!」
匂いが強烈なため、志摩は鼻をつまむ。
「あれ、ナペリウスか・・・」
勝呂は、召喚された悪魔を、まじまじとみていた。
「は・・・初めて見たわ・・・」
「今からお前達に、その才能があるかテストする。
先程配ったこの魔法円の略図を施した紙に、自分の血を垂らして、
思いつく言葉を唱えてみろ」
「おはよ、朴さん、神木さん」
今日もよろしく。そう言いながら、二人の後ろの席にすわる。
「今日の授業は、悪魔薬学からね」
「その次って、なんだっけ?」
「えーと・・・」
朴さんが考えてくれている間に、雪男が来てしまった。
―悪魔薬学―
「夏休みまで、そろそろ1ヶ月半切りましたが、夏休み前には今年度の、
エクスワイア認定試験があります。エクスワイアに上がると、
より専門的な実戦訓練が待っているため、試験はそう容易くはありません」
初めて聞く単語に、燐は不思議に思い隣のしえみに聞いていた。
「エスクワイヤ?」
「エクスワイアだよ」
「エスクワイア!?」
せっかくしえみさんが教えてくれてるのに、違うよ、燐。
「・・・そこで、来週から一週間、試験のための強化合宿を行います」
「合宿・・・」
ポツリとつぶやく玲薇。
雪男は、持っていた紙を配っていく。
「合宿するかしないかと、取得希望"称号(マイスター)"を、
この用紙に記入して、月曜までに提出してください」
(称号・・・私は、何が・・・)
―――――
「ねぇ、二人は何の"称号"取得するの?」
そう玲薇が出雲と朴に聞いたのは、悪魔薬学が終わってからのことだった。
「うーん、私は考え中なんだ」
と、朴さん。
「そっか・・・神木さんは?」
「あたしは手騎士(テイマー)」
「へー、手騎士・・・」
確か、雪男から貰った参考書によれば、手騎士は悪魔を召喚して戦う騎士だとか。
そして、騎士(ナイト)は剣を使って戦う騎士の事。
(燐は、剣を持ってるし、これを選ぶだろうな・・・)
プリントを見ながら。
(あとは・・・雪男は、銃を使ってたから、この竜騎士(ドラグーン)かな・・・)
残るは詠唱騎士(アリア)と医工騎士(ドクター)。
(・・・まあ、時間は少しあるし)
もう少し考えてから決めよう。
―魔法円・印障術―
「これから、悪魔を召喚する」
大きく描かれた魔法円の周りに立っている玲薇たち。
「図を踏むな。魔法円が破綻すると、効果は無効になる。
そして、召喚には己の血と適切な呼び掛けが必要だ」
そう言うと、包帯を取り傷だらけの腕を見せた。
おさえるモノがなくなったためか、血が溢れ出る。
その血を教師は魔法円の上にたらしていった。
「"デュボエウスとエキドナの息子。求めに応じ出でよ"」
教師が唱えた途端、魔法円から異臭な匂いとともに、悪魔が現れた。
その奇妙な姿に、玲薇は思わず吐きそうになる。
「悪魔を召喚し、使い魔にすることができる人間は、非常に少ない。
悪魔を飼い慣らす強靭な精神力もそうだが、天性の才能が不可決だからだ」
「げ・・・げえっ・・・!」
匂いが強烈なため、志摩は鼻をつまむ。
「あれ、ナペリウスか・・・」
勝呂は、召喚された悪魔を、まじまじとみていた。
「は・・・初めて見たわ・・・」
「今からお前達に、その才能があるかテストする。
先程配ったこの魔法円の略図を施した紙に、自分の血を垂らして、
思いつく言葉を唱えてみろ」