第一話 本当の自分
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小さくなる燐達の背中・・・。
「燐・・・」
ハッとして、先程渡された袋を開ける玲薇。
「キレイ・・・・・・」
それは、ネックレスだった。形は四ツ葉のクローバー。
その四つの葉の真ん中に埋まっている小さな青い石。葉の周りには、淡い緑色の膜に囲まれて・・・。
それを首に素早くかけて、胸の内にしまう。
帰ってろといわれたけど・・・。携帯を片手に、後を追った。
後を追うと、人通りのない、暗い路地。こんな所に連れられちゃ・・・。
ある人に、連絡を・・・。電話してる時に聞こえた。
「君ら、まともに進学できないくらいビンボーって、いうじゃん」
一万円札を見せながら言う。なんで、プライバシーに関わることを?こんな奴には・・・。
「・・・(何だ、コイツ・・・!?)」
「あの女ってさ、彼女ー?そいつだって、君らが哀れに見えてるだけなんじゃない?」
ピクリと反応する燐。玲薇は・・・少なくとも玲薇は。
「弟の奥村雪男だってさー、必死でガリ勉して奨学金で入学したんでしょ?
つまり、借金じゃん!カワイソ~。学費の足しにすれば?」
何が起こったか・・・。燐がその男を、殴りつけた。
(燐!!)
「・・・てめぇ」
燐の今まで聞いたこともない低い声。
「俺はどーいってもいーけどな・・・弟と玲薇は、バカにすんじゃねぇ!!!」
(燐・・・!)
彼の思いやりに、胸が痛む。
そして、男は何事か叫んだあと、部下に燐を抑えつけさせる。
「!」
それから男は、ナイフを取り出して・・・。それをみてもう止めようと言った部下の顔に突き刺す。
思わず身を縮まず玲薇。
(早く・・・早く、叔父様・・・!)
燐の頬に、プツリとナイフで切られ、小さな傷が。
「!」
ハッとする玲薇。同時に、燐の体が青い炎に包まれる。
「燐!!」
何がどーなってるか分からない。でも、たまらず駆け出した。
「な・・・なんだ、これ・・・」
等の本人も、理解出来ていない。
「燐!」
「!」
駆け出してきた玲薇に目を見開く。
「玲薇、お前・・・」
どうしてここに?
「大丈夫なの!?なんなの、この炎!」
燐の腕を掴む。不思議と、その炎に触れても熱くない。
「知るかよ!お前こそ、触って平気なのか?」
「クックックッ・・・」
二人で口論していると、男が笑い出す。そして、今までと違う声の質で語り出した。
「私の目に、狂いはなかった・・・!その青い炎は正真正銘"サタンの炎"・・・!!
そして、もう一つの宝・・・満ちなる守り神。さあ、参りましょうお二方・・・!
父上(サタン)様が、お待ちです!!」
「燐・・・」
ハッとして、先程渡された袋を開ける玲薇。
「キレイ・・・・・・」
それは、ネックレスだった。形は四ツ葉のクローバー。
その四つの葉の真ん中に埋まっている小さな青い石。葉の周りには、淡い緑色の膜に囲まれて・・・。
それを首に素早くかけて、胸の内にしまう。
帰ってろといわれたけど・・・。携帯を片手に、後を追った。
後を追うと、人通りのない、暗い路地。こんな所に連れられちゃ・・・。
ある人に、連絡を・・・。電話してる時に聞こえた。
「君ら、まともに進学できないくらいビンボーって、いうじゃん」
一万円札を見せながら言う。なんで、プライバシーに関わることを?こんな奴には・・・。
「・・・(何だ、コイツ・・・!?)」
「あの女ってさ、彼女ー?そいつだって、君らが哀れに見えてるだけなんじゃない?」
ピクリと反応する燐。玲薇は・・・少なくとも玲薇は。
「弟の奥村雪男だってさー、必死でガリ勉して奨学金で入学したんでしょ?
つまり、借金じゃん!カワイソ~。学費の足しにすれば?」
何が起こったか・・・。燐がその男を、殴りつけた。
(燐!!)
「・・・てめぇ」
燐の今まで聞いたこともない低い声。
「俺はどーいってもいーけどな・・・弟と玲薇は、バカにすんじゃねぇ!!!」
(燐・・・!)
彼の思いやりに、胸が痛む。
そして、男は何事か叫んだあと、部下に燐を抑えつけさせる。
「!」
それから男は、ナイフを取り出して・・・。それをみてもう止めようと言った部下の顔に突き刺す。
思わず身を縮まず玲薇。
(早く・・・早く、叔父様・・・!)
燐の頬に、プツリとナイフで切られ、小さな傷が。
「!」
ハッとする玲薇。同時に、燐の体が青い炎に包まれる。
「燐!!」
何がどーなってるか分からない。でも、たまらず駆け出した。
「な・・・なんだ、これ・・・」
等の本人も、理解出来ていない。
「燐!」
「!」
駆け出してきた玲薇に目を見開く。
「玲薇、お前・・・」
どうしてここに?
「大丈夫なの!?なんなの、この炎!」
燐の腕を掴む。不思議と、その炎に触れても熱くない。
「知るかよ!お前こそ、触って平気なのか?」
「クックックッ・・・」
二人で口論していると、男が笑い出す。そして、今までと違う声の質で語り出した。
「私の目に、狂いはなかった・・・!その青い炎は正真正銘"サタンの炎"・・・!!
そして、もう一つの宝・・・満ちなる守り神。さあ、参りましょうお二方・・・!
父上(サタン)様が、お待ちです!!」