第五話 新しい友達
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でも私は、燐のあの冷たい視線を忘れてなどいない。
「別に。何処だっていいでしょ」
「・・・んだよ、その素っ気ねー態度。俺が何したってんだよ・・・」
プチンと、頭の中で何かが切れる音。
「大有りよ!!」
ビクッと体を揺らす雪男と燐。
「燐がワケわからないで私のこと冷たい視線で見たんじゃない!!
毛嫌いしたような、そんな目付きで!!本当は二人と一緒に出掛けたかったのに!!」
「お、おい・・・」
「私、燐に何かした!?」
「そ、それは・・・」
チラッと、燐は雪男を見る。アイツがいけねーんだよ、俺らのこと比べるから!
比べられて嫌になって、何も知らない玲薇に腹が立って・・・。
「と、とにかく玲薇、落ち着いて。僕らも悪かったから」
玲薇が勉強をして強くなるのはいい。でも、俺より強くなるのが嫌だった。
守るっていったくせに、守られるなんて変じゃねーか・・・!
「雪男がいけねーんだ!」
「え!?」
「雪男が、俺と玲薇を比べるから!」
「・・・それは兄さんがちゃんと勉強しないからだろ」
「だからって、それとこれとは話が別だろ!」
「競争できる相手がいれば、兄さんも頑張ってくれると思ったんだけど」
「えーと・・・」
兄弟喧嘩(言い合い)が始まってしまい、置き去りにされている玲薇。
どうしたものか。あの間に割って入るのも、些か度胸がいる。
と、誰かの携帯がなった。ピタッと、燐と雪男の言い合いも終わる。
「僕のだ」
そういうと、雪男は携帯を持って外に出てしまった。
「「・・・・・・・・」」
うわー・・・、改めて二人になると、緊張するな・・・。
「悪かったな・・・」
「え?」
お前がそこまで繊細な奴とは思ってなかった。それに、直接言ってなかったもんな。
「俺が・・・お前を守るから・・・」
だから、無理すんな。
「しえみさんが、塾に来れるようになったよ」
雪男が帰ってきて最初に言った言葉。
「ホントか!」
「しえみ・・・?って、誰?」
玲薇が聞くと、雪男が言った。
「用品店の娘さん。僕らと同い年の女の子だよ」
「今日出掛けた時、俺も会ったんだ」
「ふ~ん・・・」
「それでさ、玲薇」
雪男はしっかり玲薇を見て。
「明日、兄さんの隣の席、開けといてあげてくれないか?」
―翌日―
「新しい塾生の杜山しえみさんです」
雪男に紹介されている女の子は、もの凄い緊張している。
「よ・・・よろしくお願いします」
(ふ~ん・・・)
朴と出雲の後ろの席に座っている玲薇は、頬杖をついていた。
(あの子が・・・)
昨日、二人が話していた張本人か。
「燐!おとなりいいよね!」
彼女はすかさず燐の隣へ。なんか、燐も嬉しそうね。
「あの二人、顔見知りなんだ」
と、神木さん。
「だから風美夜さん、ここに?」
と、朴さん。
「あ、ごめんね・・・二人の邪魔して・・・」
二人は顔を合わせてニッコリ笑う。
「いいよいいよ、気にしてないもん。ね、出雲ちゃん」
「そうよ!」
あたしと同じ思いをしていたんだもの、アナタのことも、助けるわ。
「別に。何処だっていいでしょ」
「・・・んだよ、その素っ気ねー態度。俺が何したってんだよ・・・」
プチンと、頭の中で何かが切れる音。
「大有りよ!!」
ビクッと体を揺らす雪男と燐。
「燐がワケわからないで私のこと冷たい視線で見たんじゃない!!
毛嫌いしたような、そんな目付きで!!本当は二人と一緒に出掛けたかったのに!!」
「お、おい・・・」
「私、燐に何かした!?」
「そ、それは・・・」
チラッと、燐は雪男を見る。アイツがいけねーんだよ、俺らのこと比べるから!
比べられて嫌になって、何も知らない玲薇に腹が立って・・・。
「と、とにかく玲薇、落ち着いて。僕らも悪かったから」
玲薇が勉強をして強くなるのはいい。でも、俺より強くなるのが嫌だった。
守るっていったくせに、守られるなんて変じゃねーか・・・!
「雪男がいけねーんだ!」
「え!?」
「雪男が、俺と玲薇を比べるから!」
「・・・それは兄さんがちゃんと勉強しないからだろ」
「だからって、それとこれとは話が別だろ!」
「競争できる相手がいれば、兄さんも頑張ってくれると思ったんだけど」
「えーと・・・」
兄弟喧嘩(言い合い)が始まってしまい、置き去りにされている玲薇。
どうしたものか。あの間に割って入るのも、些か度胸がいる。
と、誰かの携帯がなった。ピタッと、燐と雪男の言い合いも終わる。
「僕のだ」
そういうと、雪男は携帯を持って外に出てしまった。
「「・・・・・・・・」」
うわー・・・、改めて二人になると、緊張するな・・・。
「悪かったな・・・」
「え?」
お前がそこまで繊細な奴とは思ってなかった。それに、直接言ってなかったもんな。
「俺が・・・お前を守るから・・・」
だから、無理すんな。
「しえみさんが、塾に来れるようになったよ」
雪男が帰ってきて最初に言った言葉。
「ホントか!」
「しえみ・・・?って、誰?」
玲薇が聞くと、雪男が言った。
「用品店の娘さん。僕らと同い年の女の子だよ」
「今日出掛けた時、俺も会ったんだ」
「ふ~ん・・・」
「それでさ、玲薇」
雪男はしっかり玲薇を見て。
「明日、兄さんの隣の席、開けといてあげてくれないか?」
―翌日―
「新しい塾生の杜山しえみさんです」
雪男に紹介されている女の子は、もの凄い緊張している。
「よ・・・よろしくお願いします」
(ふ~ん・・・)
朴と出雲の後ろの席に座っている玲薇は、頬杖をついていた。
(あの子が・・・)
昨日、二人が話していた張本人か。
「燐!おとなりいいよね!」
彼女はすかさず燐の隣へ。なんか、燐も嬉しそうね。
「あの二人、顔見知りなんだ」
と、神木さん。
「だから風美夜さん、ここに?」
と、朴さん。
「あ、ごめんね・・・二人の邪魔して・・・」
二人は顔を合わせてニッコリ笑う。
「いいよいいよ、気にしてないもん。ね、出雲ちゃん」
「そうよ!」
あたしと同じ思いをしていたんだもの、アナタのことも、助けるわ。