第五話 新しい友達
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―食堂にて―
「神木さんと朴さんって・・・仲良いよね」
二人が話ている間、ポツリと玲薇が言った。
「え?」
朴も出雲も、首をかしげる。
「二人は、ずっと一緒だったの?」
そう聞けば、出雲は自信満々にいってのける。
「勿論!朴はあたしの、一番の友達だもの」
「小学生の頃から、ね」
付け加える朴。
そんな輝かしくみえる二人に、玲薇は目を細めた。
「羨ましいな・・・」
「風美夜さんは?」
「ハハ・・・生憎、女友達いなくて・・・」
我ながら寂しいなぁ・・・。
ドコか彼女に、出雲は昔の自分の姿を重ねる。
(あたしと、同じ・・・)
そういえば、彼女も自分と同じく、魔障を受けてたんだっけ・・・。
「風美夜、さん・・・」
驚いたような玲薇の顔。初めて、神木さんが話かけてくれた。
「な、なに・・・?」
興味をひき、身を乗り出す。
「アンタ、小さい頃から悪魔、見えてた?」
唐突な質問に、思わず口閉ざしそうになってしまった。その必要はないのに。
「う、うん・・・!見えてた!それで、苛められてた時もあった・・・!」
・・・まったく、同じじゃない・・・。
「あたしも。巫女の血統をひいてたからかな・・・見えてたの・・・」
「神木さんも・・・!?わ、私も」
巫女の血が流れてる。確証はあるよ?だって、獅郎叔父様が教えてくれたもの。
母さんのことは覚えてないけど、巫女だったって・・・。
出雲ちゃんと風美夜さんが、馴染みつつある。
「よかった・・・」
「え?朴、何か言った?」
「ううん。でもさ、風美夜さんには、奥村くんがいるじゃない」
「え?」
「塾の初日から一緒だったでしょ?」
「それもそうね・・・」
朴の言葉に同意する出雲。
「もしかして、付き合ってるとか?」
「ない!!」
断じてそんなことない。
「じゃ・・・」
「た、ただの・・・」
サタンが本当の父親で、燐と雪男とは腹違いの兄弟・・・なんて言える訳がない。
「ただの幼なじみだよ・・・」
お昼を一緒するだけだったのだが、話が盛り上がったせいで、夕方になってしまった。
これはマズイ・・・。燐と雪男が、もう帰ってるかもしれないのだ。
これ以上遅くなれば、心配させてしまう・・・心配?して、くれるかな・・・。
まぁ、とりあえず・・・。
「神木さん、朴さん、今日は楽しかったよ、ありがとう!」
「もう、行くの?」
「うん・・・二人を、待たせてるかもしれないし」
「そっか・・・」
「あ、あのさ・・・」
モジモジとしてしまう玲薇。
「なぁに?」
明日も、一緒に話していい・・・?
「ただいまー」
「おっせぇ!何処行ってたんだよ!」
案の定、先に燐と雪男は帰ってきていた。
「神木さんと朴さんって・・・仲良いよね」
二人が話ている間、ポツリと玲薇が言った。
「え?」
朴も出雲も、首をかしげる。
「二人は、ずっと一緒だったの?」
そう聞けば、出雲は自信満々にいってのける。
「勿論!朴はあたしの、一番の友達だもの」
「小学生の頃から、ね」
付け加える朴。
そんな輝かしくみえる二人に、玲薇は目を細めた。
「羨ましいな・・・」
「風美夜さんは?」
「ハハ・・・生憎、女友達いなくて・・・」
我ながら寂しいなぁ・・・。
ドコか彼女に、出雲は昔の自分の姿を重ねる。
(あたしと、同じ・・・)
そういえば、彼女も自分と同じく、魔障を受けてたんだっけ・・・。
「風美夜、さん・・・」
驚いたような玲薇の顔。初めて、神木さんが話かけてくれた。
「な、なに・・・?」
興味をひき、身を乗り出す。
「アンタ、小さい頃から悪魔、見えてた?」
唐突な質問に、思わず口閉ざしそうになってしまった。その必要はないのに。
「う、うん・・・!見えてた!それで、苛められてた時もあった・・・!」
・・・まったく、同じじゃない・・・。
「あたしも。巫女の血統をひいてたからかな・・・見えてたの・・・」
「神木さんも・・・!?わ、私も」
巫女の血が流れてる。確証はあるよ?だって、獅郎叔父様が教えてくれたもの。
母さんのことは覚えてないけど、巫女だったって・・・。
出雲ちゃんと風美夜さんが、馴染みつつある。
「よかった・・・」
「え?朴、何か言った?」
「ううん。でもさ、風美夜さんには、奥村くんがいるじゃない」
「え?」
「塾の初日から一緒だったでしょ?」
「それもそうね・・・」
朴の言葉に同意する出雲。
「もしかして、付き合ってるとか?」
「ない!!」
断じてそんなことない。
「じゃ・・・」
「た、ただの・・・」
サタンが本当の父親で、燐と雪男とは腹違いの兄弟・・・なんて言える訳がない。
「ただの幼なじみだよ・・・」
お昼を一緒するだけだったのだが、話が盛り上がったせいで、夕方になってしまった。
これはマズイ・・・。燐と雪男が、もう帰ってるかもしれないのだ。
これ以上遅くなれば、心配させてしまう・・・心配?して、くれるかな・・・。
まぁ、とりあえず・・・。
「神木さん、朴さん、今日は楽しかったよ、ありがとう!」
「もう、行くの?」
「うん・・・二人を、待たせてるかもしれないし」
「そっか・・・」
「あ、あのさ・・・」
モジモジとしてしまう玲薇。
「なぁに?」
明日も、一緒に話していい・・・?
「ただいまー」
「おっせぇ!何処行ってたんだよ!」
案の定、先に燐と雪男は帰ってきていた。