第五話 新しい友達
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「・・・・・あり得ねぇよ・・・。こんなひどい話があってたまるかよ・・・!」
「兄さん!」
涙を流す燐に、雪男は厳しい口調で注意をした。
「なに呑気にマンガなんか読んでるの」
燐が持っていたSQを引ったくる。
「あっ、てめぇかえせよ!」
「勉強は!?玲薇は解らないなりに、夜遅くまで頑張ってたのに」
燐はちらっと、机に顔を伏せ寝ている玲薇に目を向けた。
「・・・・・・・」
なんで比べられるんだ。
「僕、昨日教材渡したよね?少しは目を通したの?」
「通したよ・・・」
仏頂面に応える燐。
「通したけど、何だよこの子どものためのって・・・!!
玲薇のと全然違うじゃねーか!!」
玲薇のは普通の大人の一般人が興味あれば読みそうなそれなのに、
自分のは『子どものための』と書いてあるのだ。
「人バカにすんのも大がいしとけ!!このホクロメガネが!」
燐の罵声に、うっすら目を開ける玲薇。
「バカにはしてないよ・・・」
呆れているのか、腕を組ながら雪男は言う。
「バカだとは思ってるけど、兄さんはそーゆーのの方が入り易いかなと思って」
「だいたい、俺が机に座って勉強とか・・・そーゆーの向いてると思うか!?」
「全く思わないけど・・・」
「燐・・・?雪男・・・?」
「「!」」
寝ぼけたような声。向けば、玲薇が目をこすりながら起きていた。
「あ、玲薇・・・」
「よっ」
燐は軽く手を上げる。
「ゴメン、起こしちゃったね・・・」
謝罪する雪男に対し、玲薇は首を横にふる。
「ううん・・・。なんか、私のこと、呼んだ・・・?」
「えーと・・・」
口ごもる雪男。逆に燐はケロッとして言った。
「さぁ、空耳じゃねーの?」
「うーん・・・」
雪男から向けられる冷たい視線。
(兄さんのせいだからね、あんな大声で話すから・・・!)
(なんだよ、俺のせいか!)
バチバチと二人はにらみ合う。
「?」
「ハァ・・・」
ため息をつき、先におれたのは雪男だった。
「兄さんはもっと、玲薇を見習うべきだ」
「・・・・・・・」
黙り込む燐。そして、雪男の行動に疑問をもつ。
「どっか、出かけんのか?」
「依頼があったから、出かけてくるよ・・・。ついでに、買い出しも・・・。
そう遅くならないと思うけど・・・」
雪男が出かける。と、いうことはこの部屋は二人っきりになる。
それは駄目だ。
「依頼って・・・悪魔祓いに行くのか!?」
こんな状態で二人っきりになど・・・。
「うん」
平常心でいられる訳がない。
「俺もつれてけ!」
「え!?」
「兄さん!」
涙を流す燐に、雪男は厳しい口調で注意をした。
「なに呑気にマンガなんか読んでるの」
燐が持っていたSQを引ったくる。
「あっ、てめぇかえせよ!」
「勉強は!?玲薇は解らないなりに、夜遅くまで頑張ってたのに」
燐はちらっと、机に顔を伏せ寝ている玲薇に目を向けた。
「・・・・・・・」
なんで比べられるんだ。
「僕、昨日教材渡したよね?少しは目を通したの?」
「通したよ・・・」
仏頂面に応える燐。
「通したけど、何だよこの子どものためのって・・・!!
玲薇のと全然違うじゃねーか!!」
玲薇のは普通の大人の一般人が興味あれば読みそうなそれなのに、
自分のは『子どものための』と書いてあるのだ。
「人バカにすんのも大がいしとけ!!このホクロメガネが!」
燐の罵声に、うっすら目を開ける玲薇。
「バカにはしてないよ・・・」
呆れているのか、腕を組ながら雪男は言う。
「バカだとは思ってるけど、兄さんはそーゆーのの方が入り易いかなと思って」
「だいたい、俺が机に座って勉強とか・・・そーゆーの向いてると思うか!?」
「全く思わないけど・・・」
「燐・・・?雪男・・・?」
「「!」」
寝ぼけたような声。向けば、玲薇が目をこすりながら起きていた。
「あ、玲薇・・・」
「よっ」
燐は軽く手を上げる。
「ゴメン、起こしちゃったね・・・」
謝罪する雪男に対し、玲薇は首を横にふる。
「ううん・・・。なんか、私のこと、呼んだ・・・?」
「えーと・・・」
口ごもる雪男。逆に燐はケロッとして言った。
「さぁ、空耳じゃねーの?」
「うーん・・・」
雪男から向けられる冷たい視線。
(兄さんのせいだからね、あんな大声で話すから・・・!)
(なんだよ、俺のせいか!)
バチバチと二人はにらみ合う。
「?」
「ハァ・・・」
ため息をつき、先におれたのは雪男だった。
「兄さんはもっと、玲薇を見習うべきだ」
「・・・・・・・」
黙り込む燐。そして、雪男の行動に疑問をもつ。
「どっか、出かけんのか?」
「依頼があったから、出かけてくるよ・・・。ついでに、買い出しも・・・。
そう遅くならないと思うけど・・・」
雪男が出かける。と、いうことはこの部屋は二人っきりになる。
それは駄目だ。
「依頼って・・・悪魔祓いに行くのか!?」
こんな状態で二人っきりになど・・・。
「うん」
平常心でいられる訳がない。
「俺もつれてけ!」
「え!?」