第三話 入学式
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「エクソシストの塾です。そこで、まずは"ペイジ"として、
悪魔祓いを学んでいただく。高等部の始業は明後日からですが、
塾は今日が初日です・・・案内しましょう。ただし、ひとつ警告です」
メフィストはビシッと、燐を指さす。
「!」
思わず燐は、その指を見る。
「あなた方が、サタンの落胤である事は、秘密です。
風美夜さんは問題ないでしょう。が、奥村くん。尻尾は、上手く隠しているようですが、
耳や歯や尻尾は誤魔化せても、炎はシャレにならない。自制してください」
(燐・・・)
私や雪男と違って、『力』があるから。
人一倍、『規制』というものが生ずるのだろう。
「・・・・・・努力するよ」
張りつめるこの場。
「・・・結構です・・・」
ピリピリと、痛い空気。
逃げるな。私だって、エクソシストになるって、強くなるって決めたんだ。
もう、守られているばかりは嫌だから。今度は、大切な人を護れるように。
「しかしね」
メフィストはクルッと、二人に背を向ける。
「やや、心配なので。今回は、私も見学させていただきますかね。1 2 3♪」
パチンと指を鳴らせば。
「「!?」」
「では、参りましょう☆」
目の前に、スカーフをしたモフモフと柔らかそうな白い毛並みの小さな犬が、現れた。
「子犬!?」
まだ、後ろ姿だけだけど・・・可愛なぁ。
「エッ、エクソシストって、変身とかできんのか!?」
もし、変身できるとしたら?少し、興奮状態。
「できません」
メフィスト=子犬のその一言で、一気に冷めた。
「私は、特別です」
ちょっぴり、羨ましい。
「そうだ」
正面見たらますます可愛いこと。この子犬がメフィストだなんて、忘れるほどに。
タレ目のように見える大きな瞳の周りには、クマのようで特徴的だと思わされる。
口にちょこっと2つ金の鍵を加えて。
「ん?鍵・・・?」
玲薇はしゃがんで、メフィストと視線の高さを同じにする。
「そうです。これは"塾の鍵"。あなた方に差し上げましょう」
「・・・いいんですか?」
こんな、豪華そうな鍵・・・。
「いりませんか?」
「いえ・・・欲しいです」
玲薇は2つ鍵を受け取り、1つは燐に渡す。
タイミングを見計らって、この鍵の使い方について、メフィストから教わる。
「いつでもどこの扉からでも、塾へ行ける便利な鍵ですよ。
ためしに、適当なドアをその鍵で開けてみてごらんなさい」
言われるまま、運良く近くに扉を見つけた。
「「・・・・・・」」
大丈夫なのだろうか?本当に、こんな鍵1つで塾になんて・・・。
「俺が開ける」
「あ、うん・・・」
メフィストを信用してない訳ではない。でも、玲薇に何かあったら・・・。
鍵穴に鍵を差し込み、燐がドアノブを掴み、ゆっくり開けて。
「スゲッ!!」
燐の声が、部屋いっぱいに響く・・・。
「玲薇!玲薇!」
「!」
燐に手首を掴まれ、一緒に部屋の中を見た。
「わぁー・・・凄い・・・!」
部屋というよりも、長い通路の立派な廊下が、そこにあった。
悪魔祓いを学んでいただく。高等部の始業は明後日からですが、
塾は今日が初日です・・・案内しましょう。ただし、ひとつ警告です」
メフィストはビシッと、燐を指さす。
「!」
思わず燐は、その指を見る。
「あなた方が、サタンの落胤である事は、秘密です。
風美夜さんは問題ないでしょう。が、奥村くん。尻尾は、上手く隠しているようですが、
耳や歯や尻尾は誤魔化せても、炎はシャレにならない。自制してください」
(燐・・・)
私や雪男と違って、『力』があるから。
人一倍、『規制』というものが生ずるのだろう。
「・・・・・・努力するよ」
張りつめるこの場。
「・・・結構です・・・」
ピリピリと、痛い空気。
逃げるな。私だって、エクソシストになるって、強くなるって決めたんだ。
もう、守られているばかりは嫌だから。今度は、大切な人を護れるように。
「しかしね」
メフィストはクルッと、二人に背を向ける。
「やや、心配なので。今回は、私も見学させていただきますかね。1 2 3♪」
パチンと指を鳴らせば。
「「!?」」
「では、参りましょう☆」
目の前に、スカーフをしたモフモフと柔らかそうな白い毛並みの小さな犬が、現れた。
「子犬!?」
まだ、後ろ姿だけだけど・・・可愛なぁ。
「エッ、エクソシストって、変身とかできんのか!?」
もし、変身できるとしたら?少し、興奮状態。
「できません」
メフィスト=子犬のその一言で、一気に冷めた。
「私は、特別です」
ちょっぴり、羨ましい。
「そうだ」
正面見たらますます可愛いこと。この子犬がメフィストだなんて、忘れるほどに。
タレ目のように見える大きな瞳の周りには、クマのようで特徴的だと思わされる。
口にちょこっと2つ金の鍵を加えて。
「ん?鍵・・・?」
玲薇はしゃがんで、メフィストと視線の高さを同じにする。
「そうです。これは"塾の鍵"。あなた方に差し上げましょう」
「・・・いいんですか?」
こんな、豪華そうな鍵・・・。
「いりませんか?」
「いえ・・・欲しいです」
玲薇は2つ鍵を受け取り、1つは燐に渡す。
タイミングを見計らって、この鍵の使い方について、メフィストから教わる。
「いつでもどこの扉からでも、塾へ行ける便利な鍵ですよ。
ためしに、適当なドアをその鍵で開けてみてごらんなさい」
言われるまま、運良く近くに扉を見つけた。
「「・・・・・・」」
大丈夫なのだろうか?本当に、こんな鍵1つで塾になんて・・・。
「俺が開ける」
「あ、うん・・・」
メフィストを信用してない訳ではない。でも、玲薇に何かあったら・・・。
鍵穴に鍵を差し込み、燐がドアノブを掴み、ゆっくり開けて。
「スゲッ!!」
燐の声が、部屋いっぱいに響く・・・。
「玲薇!玲薇!」
「!」
燐に手首を掴まれ、一緒に部屋の中を見た。
「わぁー・・・凄い・・・!」
部屋というよりも、長い通路の立派な廊下が、そこにあった。