第三話 入学式
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なるほどね・・・。チラッと、メフィストを見る玲薇。
『俺の友人の番号だ』
燐が獅郎から携帯を貰う時、言っていた。友人だからこそか・・・。
「玲薇のことも驚いたけど・・・、兄さんとも同じ学校に通えるなんて、思わなかった」
兄さんって・・・え?じゃ、燐も正十字学園に?
「・・・て、うおおおーいい!!」
驚く燐は、そのまま勢いよくメフィストの胸ぐらを掴んだ。
なんで俺まで行くことになってんの!?
「俺は・・・玲薇もだけどよ、俺らはお前らの仲間にしろっつったんだぞ!
学校通いたいなんて、言ってねぇ!!」
あくまでも、こそこそと。
「シー・・・。聞こえますよ?」
同様することなく、メフィストは平常心で。
「「エクソシストになりたい」というならば、まず学ばなければ」
学んで知識を得て、忍耐も強くなってから。
メフィストは燐から離れ、修道院を背にする。
「当学園は、全寮生です。一度入ったら、許可のない外出は禁止しています。
当分、ここには戻って来られませんよ。生まれ育ったわが家に、
別れの挨拶は、済みましたか?」
少しの間といっても、やっぱり別れるのは寂しい。
でも、勇気をもって新たなる一歩を。
正十字学園に移動する際乗った車は、それはそれは立派な物で。
乗り込む前、その車がかなり濃いピンク色だってことで引いた。
中も中で、凄い豪勢。なんかちょっと、お姫様気分。
メフィストを前に、反対側の隣には、雪男が座った。
兄さんが、玲薇に変な手を出さないようにって。
そっちのピエロの方が、よっぽど怪しいだろうに。
(玲薇と雪男の仲が、ギクシャクしてなくて良かった。
けど・・・俺と雪男は、葬式からほとんどしゃべってない。
雪男も、聞かねーし・・・)
チラッと、雪男を見る。
(ジジイが死んだ時の事・・・。玲薇と俺達の、本当の関係の事・・・。
俺のこと・・・。一体、どー言やいいんだ・・・。あ~~うまく話せる気がしねーよ・・・!!)
うずくまったような燐の体制に、玲薇と雪男は顔を合わせる。
燐に、何があったのだろう。その時、燐の顔が雪男に向けられた。
その視線に気付き、雪男が心配そうに問いかける。
「どうしたの、恐い顔して・・・」
「な、なんでもナイッス・・・!」
「「?」」
「三人とも、学園が見えてきました」
メフィストが目を向けている窓を見ると、今までにない景色がそこに。
「当学園は、あらゆる学業施設が集約されている、正十字学園町の中心です。
ようこそ、正十字学園へ」
『俺の友人の番号だ』
燐が獅郎から携帯を貰う時、言っていた。友人だからこそか・・・。
「玲薇のことも驚いたけど・・・、兄さんとも同じ学校に通えるなんて、思わなかった」
兄さんって・・・え?じゃ、燐も正十字学園に?
「・・・て、うおおおーいい!!」
驚く燐は、そのまま勢いよくメフィストの胸ぐらを掴んだ。
なんで俺まで行くことになってんの!?
「俺は・・・玲薇もだけどよ、俺らはお前らの仲間にしろっつったんだぞ!
学校通いたいなんて、言ってねぇ!!」
あくまでも、こそこそと。
「シー・・・。聞こえますよ?」
同様することなく、メフィストは平常心で。
「「エクソシストになりたい」というならば、まず学ばなければ」
学んで知識を得て、忍耐も強くなってから。
メフィストは燐から離れ、修道院を背にする。
「当学園は、全寮生です。一度入ったら、許可のない外出は禁止しています。
当分、ここには戻って来られませんよ。生まれ育ったわが家に、
別れの挨拶は、済みましたか?」
少しの間といっても、やっぱり別れるのは寂しい。
でも、勇気をもって新たなる一歩を。
正十字学園に移動する際乗った車は、それはそれは立派な物で。
乗り込む前、その車がかなり濃いピンク色だってことで引いた。
中も中で、凄い豪勢。なんかちょっと、お姫様気分。
メフィストを前に、反対側の隣には、雪男が座った。
兄さんが、玲薇に変な手を出さないようにって。
そっちのピエロの方が、よっぽど怪しいだろうに。
(玲薇と雪男の仲が、ギクシャクしてなくて良かった。
けど・・・俺と雪男は、葬式からほとんどしゃべってない。
雪男も、聞かねーし・・・)
チラッと、雪男を見る。
(ジジイが死んだ時の事・・・。玲薇と俺達の、本当の関係の事・・・。
俺のこと・・・。一体、どー言やいいんだ・・・。あ~~うまく話せる気がしねーよ・・・!!)
うずくまったような燐の体制に、玲薇と雪男は顔を合わせる。
燐に、何があったのだろう。その時、燐の顔が雪男に向けられた。
その視線に気付き、雪男が心配そうに問いかける。
「どうしたの、恐い顔して・・・」
「な、なんでもナイッス・・・!」
「「?」」
「三人とも、学園が見えてきました」
メフィストが目を向けている窓を見ると、今までにない景色がそこに。
「当学園は、あらゆる学業施設が集約されている、正十字学園町の中心です。
ようこそ、正十字学園へ」