第三話 入学式
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
いろいろ手紙に書いてあった物を支度していたら、あっという間に集合の時間。
「早くしないと・・・!」
どうして時間というのは、こんなに早く過ぎるのか。
最後、メフィストから制服と一緒に贈られた靴を履く。
「・・・・・・」
この制服を着るのにも、戸惑っていた。でも、人を待たせてはいけないから。
玄関を出て、鍵を閉めて、準備万端。
「「!!」」
思わぬ人とバッタリ会った。
「・・・ゆ、雪男・・・」
「・・・玲薇・・・」
気まずい。どうしよう・・・。彼とこうに会うのは、いつぶりだろうか。
そう思っていると、彼から声をかけてくれた。
「・・・この前、電話に出れなくてごめん」
嘘を、ついた。なんだろう、このモヤモヤした気持ちは。
雪男は、あの時のことを言っているのだろう。
「ううん・・・」
首をよこに振る玲薇。自分だって、電話しときながら、
切ってしまったんだもの。長い時間、待たないで。
「こっちこそ・・・」
おどおどしてしまっている玲薇。変わったな、彼女。
「怒ってる?」
なんて聞けば、玲薇は慌てふためく。
「怒ってない、怒ってない」
なんだかその仕草が可笑しくて。
小さく笑った。
「あ・・・」
笑顔を、見せてくれた。それで、ホッとした。それと同時に、恥ずかしくなる。
「もう・・・」
目をそらすが、もう一度合わせる。今度は二人して、笑った。
「あ!集合時間!」
まだ話たいことは山のようにあった。でも、それらはすぐに話せるだろう。
彼女の驚く表情と、一緒にね。
「燐!!」
名前を呼ばれて、燐は振り向く。目当ての人物が、やっと登場。
だが、次の瞬間、目を疑った。
「おはよう!」
そう玲薇の隣で言ったのは・・・。
「雪男!?」
我が弟。
「ゴメン、遅れて。玲薇とバッタリ、あっちゃって・・・」
ね。と、二人は顔を合わせる。
「・・・・・・」
なぜだろう。あの二人が一緒にいると、絵になるなんて、思うのは。
ってか玲薇の奴、スカート短!こんな短いの着るの、初めてなんじゃ・・・。
「あ、メフィスト・・・さん」
ぎこちなく話をふるう玲薇。
「制服と靴・・・ありがとうございます。でも、私は・・・違う学校」
「ご心配無用。その件は、全て話は通してあります」
玲薇は深く、頭を下げる。
「お似合いで、なにより」
照れくさそうに頬をかく玲薇。
「でも・・・なんで正十字学園に?」
玲薇の言葉に、燐の頭にはハテナマークが。
二人がくる少し前、燐はメフィストがそこの学校の理事長だと知った。
それに、雪男は確かに正十字学園に行くとは行っていたけど・・・、
まさか玲薇も、行くようになるとは。
不思議そうな玲薇に答えたのは、雪男だった。
「玲薇、この人は正十字学園の理事長さんなんだよ」
玲薇はメフィストをみて、目を見開く。
「理事長・・・!?」
「うん。そして、理事長さんが僕らの後見人になるんだって。
もしもの為に、神父さんが頼んだんだって・・・」
「早くしないと・・・!」
どうして時間というのは、こんなに早く過ぎるのか。
最後、メフィストから制服と一緒に贈られた靴を履く。
「・・・・・・」
この制服を着るのにも、戸惑っていた。でも、人を待たせてはいけないから。
玄関を出て、鍵を閉めて、準備万端。
「「!!」」
思わぬ人とバッタリ会った。
「・・・ゆ、雪男・・・」
「・・・玲薇・・・」
気まずい。どうしよう・・・。彼とこうに会うのは、いつぶりだろうか。
そう思っていると、彼から声をかけてくれた。
「・・・この前、電話に出れなくてごめん」
嘘を、ついた。なんだろう、このモヤモヤした気持ちは。
雪男は、あの時のことを言っているのだろう。
「ううん・・・」
首をよこに振る玲薇。自分だって、電話しときながら、
切ってしまったんだもの。長い時間、待たないで。
「こっちこそ・・・」
おどおどしてしまっている玲薇。変わったな、彼女。
「怒ってる?」
なんて聞けば、玲薇は慌てふためく。
「怒ってない、怒ってない」
なんだかその仕草が可笑しくて。
小さく笑った。
「あ・・・」
笑顔を、見せてくれた。それで、ホッとした。それと同時に、恥ずかしくなる。
「もう・・・」
目をそらすが、もう一度合わせる。今度は二人して、笑った。
「あ!集合時間!」
まだ話たいことは山のようにあった。でも、それらはすぐに話せるだろう。
彼女の驚く表情と、一緒にね。
「燐!!」
名前を呼ばれて、燐は振り向く。目当ての人物が、やっと登場。
だが、次の瞬間、目を疑った。
「おはよう!」
そう玲薇の隣で言ったのは・・・。
「雪男!?」
我が弟。
「ゴメン、遅れて。玲薇とバッタリ、あっちゃって・・・」
ね。と、二人は顔を合わせる。
「・・・・・・」
なぜだろう。あの二人が一緒にいると、絵になるなんて、思うのは。
ってか玲薇の奴、スカート短!こんな短いの着るの、初めてなんじゃ・・・。
「あ、メフィスト・・・さん」
ぎこちなく話をふるう玲薇。
「制服と靴・・・ありがとうございます。でも、私は・・・違う学校」
「ご心配無用。その件は、全て話は通してあります」
玲薇は深く、頭を下げる。
「お似合いで、なにより」
照れくさそうに頬をかく玲薇。
「でも・・・なんで正十字学園に?」
玲薇の言葉に、燐の頭にはハテナマークが。
二人がくる少し前、燐はメフィストがそこの学校の理事長だと知った。
それに、雪男は確かに正十字学園に行くとは行っていたけど・・・、
まさか玲薇も、行くようになるとは。
不思議そうな玲薇に答えたのは、雪男だった。
「玲薇、この人は正十字学園の理事長さんなんだよ」
玲薇はメフィストをみて、目を見開く。
「理事長・・・!?」
「うん。そして、理事長さんが僕らの後見人になるんだって。
もしもの為に、神父さんが頼んだんだって・・・」