第十七話 京都へGO!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「そういえば坊、和尚か女将さんに、連絡取らはった?」
子猫丸に聞かれる。彼が気にしているのは、志摩が言った和尚が倒れた事を意味してるだろう。
「取っとらん」
だが勝呂は、ガンとして、そればかりだ。
「坊・・・」
自分の父親が、倒れたというのに・・・。
「俺は家の反対押し切って、もう二度と戻らん覚悟で祓魔塾に来たんや!それを・・・」
今さら、戻れるわけがない。
・・・勝呂の気持ちも、分からなくはないけれど・・・。
「それはそうですけど・・・なんや、嫌な予感が。
昨日から、うちの家族と一切連絡つかんのです」
「僕もです。もしかして和尚だけの話やないのかもしれへん・・・」
勝呂の表情が、一段と険しくなる。自分の家の問題だけならともかく、
二人の家族とも連絡がつかないとなると・・・それなりに、心配だ。
「考える」
そう答える勝呂に、志摩と子猫丸は顔を合わせた。
ガチャッと、音がし、ドアの方に目を向ける。やっと先生のご到着か。
そう思ったのもつかの間で・・・。
「え・・・」
目の前に現れた先生に、玲薇は目を見開いた。
「エクスワイアの皆さん、ご機嫌よう」
愉快げに現れたのは、理事長であるメフィストだったからである。
「先日のテストでは、全員実戦への参加資格獲得、おめでとうございます♡
そこで、晴れて実戦の参加資格を得た諸君らには、京都遠征に同行していただく!」
「・・・・・!!」
「京、都?」
「坊!」
京都・・・や、と?
京都は三人の故郷のハズだ。一体京都で、何があるというのだろう・・・?
その夜。
「燐、雪男は?」
「んー?なんか、あいつ今日は帰ってこれねーって」
「なんで?」
首をかしげる玲薇。
「任務が、続くみてー」
「そっか」
京都遠征。雪男なら何か知っていると思ったんだけど・・・。
燐は、どうなんだろう?
「ねぇ燐」
「ん?」
「京都に行く予定、ある?」
「は!?」
「だから京都」
「・・・ねーけど、なんで?」
「・・・私達、任務で行く事になったんだけど・・・」
「・・・は?」
―――――
次の日。
「玲薇!玲薇!」
「ん?」
京都に行く準備の確認をしていた彼女の元に、朝特訓をしていた燐が、
猫又のクロと一緒に、慌てた様子で帰ってきた。
「どうしたの?」
「俺も京都行く事になった!!」
「ホント!?」
「あぁ!さっきシュラが言ったんだ。電車も同じのに乗るみたいだから、
一緒に行ってもいいって!」
「じゃあ、早く準備しなきゃ!」
「おう!」
子猫丸に聞かれる。彼が気にしているのは、志摩が言った和尚が倒れた事を意味してるだろう。
「取っとらん」
だが勝呂は、ガンとして、そればかりだ。
「坊・・・」
自分の父親が、倒れたというのに・・・。
「俺は家の反対押し切って、もう二度と戻らん覚悟で祓魔塾に来たんや!それを・・・」
今さら、戻れるわけがない。
・・・勝呂の気持ちも、分からなくはないけれど・・・。
「それはそうですけど・・・なんや、嫌な予感が。
昨日から、うちの家族と一切連絡つかんのです」
「僕もです。もしかして和尚だけの話やないのかもしれへん・・・」
勝呂の表情が、一段と険しくなる。自分の家の問題だけならともかく、
二人の家族とも連絡がつかないとなると・・・それなりに、心配だ。
「考える」
そう答える勝呂に、志摩と子猫丸は顔を合わせた。
ガチャッと、音がし、ドアの方に目を向ける。やっと先生のご到着か。
そう思ったのもつかの間で・・・。
「え・・・」
目の前に現れた先生に、玲薇は目を見開いた。
「エクスワイアの皆さん、ご機嫌よう」
愉快げに現れたのは、理事長であるメフィストだったからである。
「先日のテストでは、全員実戦への参加資格獲得、おめでとうございます♡
そこで、晴れて実戦の参加資格を得た諸君らには、京都遠征に同行していただく!」
「・・・・・!!」
「京、都?」
「坊!」
京都・・・や、と?
京都は三人の故郷のハズだ。一体京都で、何があるというのだろう・・・?
その夜。
「燐、雪男は?」
「んー?なんか、あいつ今日は帰ってこれねーって」
「なんで?」
首をかしげる玲薇。
「任務が、続くみてー」
「そっか」
京都遠征。雪男なら何か知っていると思ったんだけど・・・。
燐は、どうなんだろう?
「ねぇ燐」
「ん?」
「京都に行く予定、ある?」
「は!?」
「だから京都」
「・・・ねーけど、なんで?」
「・・・私達、任務で行く事になったんだけど・・・」
「・・・は?」
―――――
次の日。
「玲薇!玲薇!」
「ん?」
京都に行く準備の確認をしていた彼女の元に、朝特訓をしていた燐が、
猫又のクロと一緒に、慌てた様子で帰ってきた。
「どうしたの?」
「俺も京都行く事になった!!」
「ホント!?」
「あぁ!さっきシュラが言ったんだ。電車も同じのに乗るみたいだから、
一緒に行ってもいいって!」
「じゃあ、早く準備しなきゃ!」
「おう!」