第十六話 どいつもこいつも
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「・・・あの・・・」
雪男が気遣わしげに、シュラに話かけた。
「兄さんの修業見学しながら、僕は玲薇の修業のほうに行っていいですか?
次の授業、一時間程度ですが・・・」
「・・・燐のことはいいから、お前はアイツの面倒みてやんな。
アタシはアイツの事は、パスだから」
「はい」
「ん?私も、なんかやるの?」
雪男に問いかける。
「ただいるだけじゃ、時間がもったいないでしょ。だから玲薇は、竜騎士の修業だよ」
竜騎士・・・いよいよ雪男から、教えてもらえるんだ・・・!
「わかった!」
玲薇もか・・・負けてらんねーな!
「修業って、何やるんだ?」
燐がシュラに聞く。
「まず、お前は炎に慣れろ」
そしてシュラは、あの蝋燭とかかれた袋を指さした。
「ここに、大量の蝋燭を用意した」
「ローソク?」
「そうだなぁ。初めは、3本並べて真ん中を除いて両端の蝋燭に、
一気に火を点せるようになってみろ。お前、剣を抜かなくても、
炎が使えるだろ。・・・まず、やってみろ」
「よ、よし」
燐が意気込む。
「・・・判った!」
目の前に蝋燭を三本並べて、あぐらをかく。
「・・・ぬーん!」
念力っぽいのを蝋燭に送ってみるが、何も起きない。
「・・・ぐっ・・・ふんぬ」
つけ!つけ!
「おお?オ~ン!!!」
「おっ」
ボンッと、蝋燭は爆発したかのように燃え上がった。
「・・・・・・」
蝋燭は燃え尽きたのか、溶けてなくなっている。
「トホホ。点せっつったんだぞ?"燃やせ"じゃないつーの」
「もう一回!!」
・・・成る程。兄さんの修業は、コレか。
「玲薇」
「ん?」
「僕たちも始めるよ」
「うん!」
「ちょっとこっちに来て」
雪男の後をついていき、バッティングマシンと向かい合わせにあった、
的当てゲームのような場所に案内された。
「はい」
「!」
そして、雪男から銃を・・・。
「僕のお下がりになっちゃうけど・・・」
「い、いいの・・・?」
「玲薇も、兄さんと同じ時に認定試験に合格できれば、世話ないでしょ」
にこりと、意味ありげな雪男の笑顔。
「・・・頑張ります!」
「まずは・・・」
自分の腰にある銃に手をつけ、的を狙って引き金を引いた。
バァンと、乾いた音がトレーニングルームに響く。
燐は驚き、何だと辺りを見回し、雪男と玲薇を見つける。
「・・・・・・」
思わず目をつぶってしまった玲薇は、恐る恐る見開く。
雪男は的の中心を、ちゃんと狙っていた・・・。
「音慣れだね」
「お、音・・・で、でも今のは急で・・・」
「それは任務中、言い訳にならないよ。大丈夫、僕が教えるんだから」
「おーい」
「・・・・・・」
「燐!」
ビクッと、燐の体が揺れる。
「お前は自分の修業に集中しろよ。追い抜かれちまうぞ」
「お、おう・・・」
集中だ、集中。
雪男が気遣わしげに、シュラに話かけた。
「兄さんの修業見学しながら、僕は玲薇の修業のほうに行っていいですか?
次の授業、一時間程度ですが・・・」
「・・・燐のことはいいから、お前はアイツの面倒みてやんな。
アタシはアイツの事は、パスだから」
「はい」
「ん?私も、なんかやるの?」
雪男に問いかける。
「ただいるだけじゃ、時間がもったいないでしょ。だから玲薇は、竜騎士の修業だよ」
竜騎士・・・いよいよ雪男から、教えてもらえるんだ・・・!
「わかった!」
玲薇もか・・・負けてらんねーな!
「修業って、何やるんだ?」
燐がシュラに聞く。
「まず、お前は炎に慣れろ」
そしてシュラは、あの蝋燭とかかれた袋を指さした。
「ここに、大量の蝋燭を用意した」
「ローソク?」
「そうだなぁ。初めは、3本並べて真ん中を除いて両端の蝋燭に、
一気に火を点せるようになってみろ。お前、剣を抜かなくても、
炎が使えるだろ。・・・まず、やってみろ」
「よ、よし」
燐が意気込む。
「・・・判った!」
目の前に蝋燭を三本並べて、あぐらをかく。
「・・・ぬーん!」
念力っぽいのを蝋燭に送ってみるが、何も起きない。
「・・・ぐっ・・・ふんぬ」
つけ!つけ!
「おお?オ~ン!!!」
「おっ」
ボンッと、蝋燭は爆発したかのように燃え上がった。
「・・・・・・」
蝋燭は燃え尽きたのか、溶けてなくなっている。
「トホホ。点せっつったんだぞ?"燃やせ"じゃないつーの」
「もう一回!!」
・・・成る程。兄さんの修業は、コレか。
「玲薇」
「ん?」
「僕たちも始めるよ」
「うん!」
「ちょっとこっちに来て」
雪男の後をついていき、バッティングマシンと向かい合わせにあった、
的当てゲームのような場所に案内された。
「はい」
「!」
そして、雪男から銃を・・・。
「僕のお下がりになっちゃうけど・・・」
「い、いいの・・・?」
「玲薇も、兄さんと同じ時に認定試験に合格できれば、世話ないでしょ」
にこりと、意味ありげな雪男の笑顔。
「・・・頑張ります!」
「まずは・・・」
自分の腰にある銃に手をつけ、的を狙って引き金を引いた。
バァンと、乾いた音がトレーニングルームに響く。
燐は驚き、何だと辺りを見回し、雪男と玲薇を見つける。
「・・・・・・」
思わず目をつぶってしまった玲薇は、恐る恐る見開く。
雪男は的の中心を、ちゃんと狙っていた・・・。
「音慣れだね」
「お、音・・・で、でも今のは急で・・・」
「それは任務中、言い訳にならないよ。大丈夫、僕が教えるんだから」
「おーい」
「・・・・・・」
「燐!」
ビクッと、燐の体が揺れる。
「お前は自分の修業に集中しろよ。追い抜かれちまうぞ」
「お、おう・・・」
集中だ、集中。