第十六話 どいつもこいつも
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「はぁっ・・・」
雪男は燐のバッティングマシンの近くにあったベンチに座りながらため息をついた。
【10秒後にプレーを開始します】
「何かお前、ずっーと怒ってるよな」
設備されている木刀を手にしながら、燐が言う。
「うおッ」
「い"ッ」
玲薇は目を見開く。ボールが一気にきたからである。
「わっ」
思わず玲薇は外へ。
「・・・逃げちゃダメでしょ、玲薇」
顔をひきつらせながら、雪男が言った。
「だって・・・」
燐はブンブン木刀を振り回すが、まぐれで1・2個当たったくらいだ。
「玲薇の不戦敗な」
燐に向かってぶすくれる。
「・・・僕じゃなくて、玲薇が怒ってたんじゃないの?」
「・・・雪男"も"じゃなくて?」
「じゃあ、二人怒ってるってことで。玲薇は分かりやすいし、
兄ちゃんだから、雪男が怒ってる時もす~ぐ判るね!俺はもう一回」
「・・・たかだか数時間先に生まれたくらいで、兄貴ぶらないで欲しいな」
「私も、判りやすくて悪かったわね。悔しいから私もやってくる」
『行ってらっしゃい』と、雪男が玲薇を送る。
「・・・兄さん、自分のやった事がどれだけ重大な事か、判ってるの?
ヘラヘラしてないで、少しは真面目にできないのかな?」
パァンと、燐の眉間にボールが当たる。
「ぐッ・・・マジメ!?」
玲薇もやろうとするが、いくつかボールをよけてしまう。
「何だ、マジメって喰えんのか、ソレ?ケッ。
じゃあ、クヨクヨしてみせりゃ何か解決すんのかよ?
そーゆー問題じゃねーだろ!クヨクヨなんて、一日で十分だぜ。
俺は反省も、実戦派なんだ、よッ」
「にゃっはっはっ!」
「「「!」」」
第三者の声に気付き、気をそらした玲薇のおでこに、ボールが命中。
「っ・・・」
我ながら恥ずかしい。
「・・・大丈夫?」
「大丈夫・・・」
何をやってんだか。
「清々しい奴だな~。清々しいまでにバカで安心したぞ、燐」
「シュラ」
ドサッと、浴衣姿のシュラは、蝋燭とかかれた袋を置いた。
「・・・さらに尻尾丸出しだと、サルみてーだな。バカっぽくて、お似合いだよ」
ナハハと、笑われた。
「バカバカうるっせぇ!」
雪男を見れば、シュラの服装を見て苛立ってる様子。
(寝巻きじゃないか?アレ・・・)
ご機嫌を直し、燐は尻尾を見せた。
「俺は何か隠したりすんの窮屈だったから、むしろ今は気楽だ。せーせーするね!」
「そりゃ何よりですけどね。雪男に加えて、アタシもお前の監督役だ。
これからもっと窮屈だぞ?今後、アタシら抜きの自由行動はないんだ。わかってるのか?」
「わかってる!」
「わかってないでしょ」
「・・・・・・・」
キッパリ言う燐だが、雪男は困り顔。
雪男は燐のバッティングマシンの近くにあったベンチに座りながらため息をついた。
【10秒後にプレーを開始します】
「何かお前、ずっーと怒ってるよな」
設備されている木刀を手にしながら、燐が言う。
「うおッ」
「い"ッ」
玲薇は目を見開く。ボールが一気にきたからである。
「わっ」
思わず玲薇は外へ。
「・・・逃げちゃダメでしょ、玲薇」
顔をひきつらせながら、雪男が言った。
「だって・・・」
燐はブンブン木刀を振り回すが、まぐれで1・2個当たったくらいだ。
「玲薇の不戦敗な」
燐に向かってぶすくれる。
「・・・僕じゃなくて、玲薇が怒ってたんじゃないの?」
「・・・雪男"も"じゃなくて?」
「じゃあ、二人怒ってるってことで。玲薇は分かりやすいし、
兄ちゃんだから、雪男が怒ってる時もす~ぐ判るね!俺はもう一回」
「・・・たかだか数時間先に生まれたくらいで、兄貴ぶらないで欲しいな」
「私も、判りやすくて悪かったわね。悔しいから私もやってくる」
『行ってらっしゃい』と、雪男が玲薇を送る。
「・・・兄さん、自分のやった事がどれだけ重大な事か、判ってるの?
ヘラヘラしてないで、少しは真面目にできないのかな?」
パァンと、燐の眉間にボールが当たる。
「ぐッ・・・マジメ!?」
玲薇もやろうとするが、いくつかボールをよけてしまう。
「何だ、マジメって喰えんのか、ソレ?ケッ。
じゃあ、クヨクヨしてみせりゃ何か解決すんのかよ?
そーゆー問題じゃねーだろ!クヨクヨなんて、一日で十分だぜ。
俺は反省も、実戦派なんだ、よッ」
「にゃっはっはっ!」
「「「!」」」
第三者の声に気付き、気をそらした玲薇のおでこに、ボールが命中。
「っ・・・」
我ながら恥ずかしい。
「・・・大丈夫?」
「大丈夫・・・」
何をやってんだか。
「清々しい奴だな~。清々しいまでにバカで安心したぞ、燐」
「シュラ」
ドサッと、浴衣姿のシュラは、蝋燭とかかれた袋を置いた。
「・・・さらに尻尾丸出しだと、サルみてーだな。バカっぽくて、お似合いだよ」
ナハハと、笑われた。
「バカバカうるっせぇ!」
雪男を見れば、シュラの服装を見て苛立ってる様子。
(寝巻きじゃないか?アレ・・・)
ご機嫌を直し、燐は尻尾を見せた。
「俺は何か隠したりすんの窮屈だったから、むしろ今は気楽だ。せーせーするね!」
「そりゃ何よりですけどね。雪男に加えて、アタシもお前の監督役だ。
これからもっと窮屈だぞ?今後、アタシら抜きの自由行動はないんだ。わかってるのか?」
「わかってる!」
「わかってないでしょ」
「・・・・・・・」
キッパリ言う燐だが、雪男は困り顔。