第二話 嗤うサタン
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踵を返し、急いで先程いた部屋へと戻る。
「うわあっ!!」
「!!」
燐の悲鳴・・・。速く、速く行かなくちゃ。
「燐!!!」
ドアを開けたと同時に、口に手を当ててしまった。
「な・・・なにこれ・・・」
「!(玲薇・・・なんで、戻って・・・)」
ギャハハハと、怪しい笑い声・・・。
「お前も来るかぁ?ゲヘナへ」
手が伸びてくる。
「やめろ!!!」
燐の叫びが聞こえる。
でも、逃げない!
カッと、光だした。思わず、目が眩むほどに。
「く・・・そがぁ・・・」
「燐!」
一瞬の隙で、燐のところへ。
「何で戻ってきたんだよ・・・」
「そんなこと、どうでもいいでしょ!」
そんなことより、二人でここを出たい。
燐が、手を伸ばす。それは、玲薇も同じ。
そして、気付かなかった。
「!玲薇!」
「え?」
押し倒され、燐のとこへ飛び込むように・・・。サタンが作り出した、ゲヘナゲートへ。
「二人でようこそ、ゲヘナゲートへ・・・」
「くっ・・・」
痛い。身体中がヒリヒリする。まるで、溶けていくような感覚。
意識が、朦朧とする。
「な・・・んだと・・・」
「?」
呻き声を上げながら、笑い声。
「ククク・・・。お、おのれ・・・エクソシストめ・・・!!」
エクソ、シスト・・・?
(ジジィ・・・!?)
「こいつらは、俺の子だ・・・!返して、もらおうか・・・!!!」
意識を取り戻したと思った刹那、自身の身体を、突き刺した・・・。
「自殺するとはな・・・!とんだ、生臭坊主だぜ・・・!!
だが、この門は一度喰らいついたもんは、放さねぇぞ?さぁ、どうする・・・!」
その身をゲヘナゲートへ倒れ込ませた。
「・・・お、とう・・・さん・・・」
燐は目を見開き、玲薇を見る。
初めて彼女の口から聞いた『お父さん』。ずっと、『叔父様』だったのに。
「く・・・そぉ・・・」
玲薇を腕におさめ、獅郎のもとへ急ぐ。
「ジジィ・・・。おい、しっかりしろ!!」
どうすることも、なすすべがない。
(どうすれば・・・)
その時、目に入ったものがあった。
(降魔剣・・・!)
でも、言われたな。抜いたら、二度と人間には戻れないと。
けど、抜けば力は戻る。悪魔としての・・・。玲薇と買い物に行く前、
ネクタイの仕方が分からなくて、それでジジィにからかわれながら、
結んでくれて。そして、言われた。
『くやしかったら、少しは俺に、成長のほどをみせてみろ!』
「クソジジィ・・・!!俺はまだ、何にも見せてねぇぞ!!」
降魔剣に手を触れ、力いっぱいそれを引き抜いた。
「死ぬな!!!」
「うわあっ!!」
「!!」
燐の悲鳴・・・。速く、速く行かなくちゃ。
「燐!!!」
ドアを開けたと同時に、口に手を当ててしまった。
「な・・・なにこれ・・・」
「!(玲薇・・・なんで、戻って・・・)」
ギャハハハと、怪しい笑い声・・・。
「お前も来るかぁ?ゲヘナへ」
手が伸びてくる。
「やめろ!!!」
燐の叫びが聞こえる。
でも、逃げない!
カッと、光だした。思わず、目が眩むほどに。
「く・・・そがぁ・・・」
「燐!」
一瞬の隙で、燐のところへ。
「何で戻ってきたんだよ・・・」
「そんなこと、どうでもいいでしょ!」
そんなことより、二人でここを出たい。
燐が、手を伸ばす。それは、玲薇も同じ。
そして、気付かなかった。
「!玲薇!」
「え?」
押し倒され、燐のとこへ飛び込むように・・・。サタンが作り出した、ゲヘナゲートへ。
「二人でようこそ、ゲヘナゲートへ・・・」
「くっ・・・」
痛い。身体中がヒリヒリする。まるで、溶けていくような感覚。
意識が、朦朧とする。
「な・・・んだと・・・」
「?」
呻き声を上げながら、笑い声。
「ククク・・・。お、おのれ・・・エクソシストめ・・・!!」
エクソ、シスト・・・?
(ジジィ・・・!?)
「こいつらは、俺の子だ・・・!返して、もらおうか・・・!!!」
意識を取り戻したと思った刹那、自身の身体を、突き刺した・・・。
「自殺するとはな・・・!とんだ、生臭坊主だぜ・・・!!
だが、この門は一度喰らいついたもんは、放さねぇぞ?さぁ、どうする・・・!」
その身をゲヘナゲートへ倒れ込ませた。
「・・・お、とう・・・さん・・・」
燐は目を見開き、玲薇を見る。
初めて彼女の口から聞いた『お父さん』。ずっと、『叔父様』だったのに。
「く・・・そぉ・・・」
玲薇を腕におさめ、獅郎のもとへ急ぐ。
「ジジィ・・・。おい、しっかりしろ!!」
どうすることも、なすすべがない。
(どうすれば・・・)
その時、目に入ったものがあった。
(降魔剣・・・!)
でも、言われたな。抜いたら、二度と人間には戻れないと。
けど、抜けば力は戻る。悪魔としての・・・。玲薇と買い物に行く前、
ネクタイの仕方が分からなくて、それでジジィにからかわれながら、
結んでくれて。そして、言われた。
『くやしかったら、少しは俺に、成長のほどをみせてみろ!』
「クソジジィ・・・!!俺はまだ、何にも見せてねぇぞ!!」
降魔剣に手を触れ、力いっぱいそれを引き抜いた。
「死ぬな!!!」