第十五話 困惑
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その男が、下に・・・玲薇達と同じ場所に立つ部下に命令を出す。
「ブルギニョンは、そこのエクスワイアの子供達を拘束し、事情聴取。
医療班に診せるのも忘れるな。それと、消防隊が着いたら消化には、
聖水を使わせろ。ここには、A濃度の貯聖水槽があるはずだ。急げ」
「誰?」
思わず誰かがそう訪ねる。すると、燃え上がる青い炎を見ていた男は、
笑顔でこちらに顔を向けた。
「おはよう、諸君!オレは、アーサー・O・エンジェル。
・・・ヴァチカン本部勤務の、上一級祓魔師だ」
が、それをシュラが訂正。
「つい最近任命されたばっかの、現「聖騎士」だよ」
「えっ!?」
現「聖騎士」ということは、あの人は相当な強さの持ち主・・・。
「そしてシュラ」
ニッコリ笑顔で自身満々にアーサーは言う。
「オレはお前の、直属の上司だ」
「フン」
だがシュラは、口を尖らせ鼻で笑った。
「しかしシュラ」
そのことを気にせず、アーサーは続ける。
「これはどういう事なんだ?君の任務は、故・藤本獅郎と、
日本支部長メフィスト・フェレスが共謀し、秘密裏にしているものを、
調査報告する事じゃなかったのか?」
「だって」
つまらなそうに、シュラは耳の穴に指を入れる。
「どーせアタシ以外にも、密偵送ってんでしょ~?」
「まぁな。だがもう一つ、大事な任務があったはずだ。「もしそれが・・・」」
ポンッと、アーサーの目の前に煙が現れ、言葉をきらす。
その煙がドシャッと地面に落下したと思えば、そこから二人、メフィストと・・・。
「グルォオァッ!!」
変豹した、燐の姿があった・・・。
「・・・燐!!」
メフィストが怪しい笑みを浮かべながら燐を引っ張り、歩み寄る。
「おや、お久しぶりですねエンジェル。この度は、
「聖騎士」の称号を賜ったとか、深くお喜び申し上げる」
メフィストの手の中で暴れる燐を見ても、アーサーは先程言いかけた言葉を口にした。
「「もしそれが・・・サタンに纏わるものであると判断できた場合、
即・排除を容認する」・・・シュラ、この青い炎を噴く獣は、
サタンに纏わるものであると、思わないか?」
キンと、メフィストがなんとか降魔剣を鞘におさめる。
すると燐は徐々に大人しくなり、疲れ切ったのかガクッと、目を閉じた。
「メフィスト」
アーサーが話かける。
「・・・とうとう尻尾出したな。お前の背信行為は、グリゴリまで筒抜けだ。
この一件が、決定的な証拠となった」
「・・・私は、尻尾など出してませんよ。紳士に向かって、失敬な」
そう言うと、燐を起こす。そして、小声で伝えた。
「起きなさい」
「!」
「魔剣同士の戦いなど、そう見られるものじゃない」
「は・・・?」
アーサーは剣を抜き、唱えるような口調で剣に話かける。
「カリバーン・・・"我に力を"」
《キャッ♡アーサー喜んで♡》
「!?」
と、アーサーの姿が見えなくなる。
「正十字騎士團最高顧問グリゴリの命において」
え・・・?
いつの間にか、燐は首を締められ剣を向けられて。
「サタンの胤裔は、誅滅する」
それを見かねたシュラが、ヒュッと、アーサーに剣を向ける。
だが、奴の姿はない。
「ま・・・また消えた」
動揺する燐をよそに、シュラは自身の親指を咬み、血を剣に撫で付ける。
「・・・・・霧隠流魔剣技・・・蛇腹化・・・蛇牙!」
「!!」
「ブルギニョンは、そこのエクスワイアの子供達を拘束し、事情聴取。
医療班に診せるのも忘れるな。それと、消防隊が着いたら消化には、
聖水を使わせろ。ここには、A濃度の貯聖水槽があるはずだ。急げ」
「誰?」
思わず誰かがそう訪ねる。すると、燃え上がる青い炎を見ていた男は、
笑顔でこちらに顔を向けた。
「おはよう、諸君!オレは、アーサー・O・エンジェル。
・・・ヴァチカン本部勤務の、上一級祓魔師だ」
が、それをシュラが訂正。
「つい最近任命されたばっかの、現「聖騎士」だよ」
「えっ!?」
現「聖騎士」ということは、あの人は相当な強さの持ち主・・・。
「そしてシュラ」
ニッコリ笑顔で自身満々にアーサーは言う。
「オレはお前の、直属の上司だ」
「フン」
だがシュラは、口を尖らせ鼻で笑った。
「しかしシュラ」
そのことを気にせず、アーサーは続ける。
「これはどういう事なんだ?君の任務は、故・藤本獅郎と、
日本支部長メフィスト・フェレスが共謀し、秘密裏にしているものを、
調査報告する事じゃなかったのか?」
「だって」
つまらなそうに、シュラは耳の穴に指を入れる。
「どーせアタシ以外にも、密偵送ってんでしょ~?」
「まぁな。だがもう一つ、大事な任務があったはずだ。「もしそれが・・・」」
ポンッと、アーサーの目の前に煙が現れ、言葉をきらす。
その煙がドシャッと地面に落下したと思えば、そこから二人、メフィストと・・・。
「グルォオァッ!!」
変豹した、燐の姿があった・・・。
「・・・燐!!」
メフィストが怪しい笑みを浮かべながら燐を引っ張り、歩み寄る。
「おや、お久しぶりですねエンジェル。この度は、
「聖騎士」の称号を賜ったとか、深くお喜び申し上げる」
メフィストの手の中で暴れる燐を見ても、アーサーは先程言いかけた言葉を口にした。
「「もしそれが・・・サタンに纏わるものであると判断できた場合、
即・排除を容認する」・・・シュラ、この青い炎を噴く獣は、
サタンに纏わるものであると、思わないか?」
キンと、メフィストがなんとか降魔剣を鞘におさめる。
すると燐は徐々に大人しくなり、疲れ切ったのかガクッと、目を閉じた。
「メフィスト」
アーサーが話かける。
「・・・とうとう尻尾出したな。お前の背信行為は、グリゴリまで筒抜けだ。
この一件が、決定的な証拠となった」
「・・・私は、尻尾など出してませんよ。紳士に向かって、失敬な」
そう言うと、燐を起こす。そして、小声で伝えた。
「起きなさい」
「!」
「魔剣同士の戦いなど、そう見られるものじゃない」
「は・・・?」
アーサーは剣を抜き、唱えるような口調で剣に話かける。
「カリバーン・・・"我に力を"」
《キャッ♡アーサー喜んで♡》
「!?」
と、アーサーの姿が見えなくなる。
「正十字騎士團最高顧問グリゴリの命において」
え・・・?
いつの間にか、燐は首を締められ剣を向けられて。
「サタンの胤裔は、誅滅する」
それを見かねたシュラが、ヒュッと、アーサーに剣を向ける。
だが、奴の姿はない。
「ま・・・また消えた」
動揺する燐をよそに、シュラは自身の親指を咬み、血を剣に撫で付ける。
「・・・・・霧隠流魔剣技・・・蛇腹化・・・蛇牙!」
「!!」