第十四話 やさしい事
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「・・・変だな。この女は、キミの大事な人間なんじゃないんですか?」
アマイモンが、燐の元へ舞い降りる。
「燐に、これ以上手出すな」
倒れている燐と、アマイモンの間に居る者・・・玲薇だ。
「キミは・・・」
父上が、言っていた唯一の娘・・・。
燐はうっすらと、目を開ける。
(玲薇・・・)
「何が目的なの・・・?なんで燐を狙うの・・・?」
「目的、ですか」
アマイモンは、首をかしげる。
「うーん・・・」
まさか、こんな所で会うなんて。
「キミに出逢えて、光栄だ」
「・・・・・・」
「父上が、言っていました。バカな娘だと」
玲薇はフッと、口元を歪める。知ってるさ。似たような事を、
サタン自身に言われたのだから。
「だからなに?私は、あんな人を父親だとは思わない!!」
私の父親は、獅郎ただ一人だ。
「あーあ・・・そんなんだと、本当に殺されますよ」
(れ・・・)
一瞬に、近く寄られる。
「キミは、少し自覚をもった方がいい」
父上に逆らうと、どうなるか。
「「!!」」
ほんの小さな打撃。だがそれは、強烈な一撃だった。
「玲薇ーー!!」
そんな・・・そんな・・・。
「つまらないなぁ」
やはり普通の人間の力は、弱すぎる。
「この女も、用済みだし」
しえみに、目を向けて。
「せっかくだから、目玉を一つ頂こうかな。人間の目玉を集めてる、
オカルト趣味のイトコに頼まれてたんです」
アマイモンの手が、玲薇に伸びていく。
「!?やめろ!!」
すると、玲薇の体が淡い青色に輝いた。
「?」
「れ・・・」
彼女の傷が、治っていく・・・?
「!」
と、何かが横切った。
「な・・・」
燐の目の前、アマイモンの後ろには、京都の三人がいた。
三人の手にはそれぞれ、魔除けの花火がある。
「俺らは蚊帳の外かい。まぜろや(何でもええから、奴の注意をほかに逸らす・・・!)」
「・・・・・・」
アマイモンは、じーっと勝呂を見る。
「よせ・・・バカ!!」
「奥村くん!」
子猫丸が叫ぶ。
「もしスキが出来たら、風美夜さん連れて逃げるんや!」
「俺はあくまで、杜山さんと玲薇ちゃん救うためやからね・・・!!」
「なにを・・・いいから逃げろ!」
燐が言うも、子猫丸が持っていた魔除けの花火が、火をつけた瞬間、
アマイモンのトンガリに、当たってしまった。
「!」
「あっ」
「わああ、しもた!手元が・・・」
子猫丸も志摩も、顔を青白くさせる。
「子猫さん!!杜山さんに、なんてことを・・・!!」
と、アマイモンのトンガリは、フワフワなモノに。
「「「!?」」」
恐る恐る自身の髪に触れる。
「・・・・・・・あっ」
なんて事を・・・。
すると志摩は、吹き出した。
「ブロッコリー・・・!!」
彼は必死に、笑いを堪えて。
「志摩・・・!」
アマイモンが、燐の元へ舞い降りる。
「燐に、これ以上手出すな」
倒れている燐と、アマイモンの間に居る者・・・玲薇だ。
「キミは・・・」
父上が、言っていた唯一の娘・・・。
燐はうっすらと、目を開ける。
(玲薇・・・)
「何が目的なの・・・?なんで燐を狙うの・・・?」
「目的、ですか」
アマイモンは、首をかしげる。
「うーん・・・」
まさか、こんな所で会うなんて。
「キミに出逢えて、光栄だ」
「・・・・・・」
「父上が、言っていました。バカな娘だと」
玲薇はフッと、口元を歪める。知ってるさ。似たような事を、
サタン自身に言われたのだから。
「だからなに?私は、あんな人を父親だとは思わない!!」
私の父親は、獅郎ただ一人だ。
「あーあ・・・そんなんだと、本当に殺されますよ」
(れ・・・)
一瞬に、近く寄られる。
「キミは、少し自覚をもった方がいい」
父上に逆らうと、どうなるか。
「「!!」」
ほんの小さな打撃。だがそれは、強烈な一撃だった。
「玲薇ーー!!」
そんな・・・そんな・・・。
「つまらないなぁ」
やはり普通の人間の力は、弱すぎる。
「この女も、用済みだし」
しえみに、目を向けて。
「せっかくだから、目玉を一つ頂こうかな。人間の目玉を集めてる、
オカルト趣味のイトコに頼まれてたんです」
アマイモンの手が、玲薇に伸びていく。
「!?やめろ!!」
すると、玲薇の体が淡い青色に輝いた。
「?」
「れ・・・」
彼女の傷が、治っていく・・・?
「!」
と、何かが横切った。
「な・・・」
燐の目の前、アマイモンの後ろには、京都の三人がいた。
三人の手にはそれぞれ、魔除けの花火がある。
「俺らは蚊帳の外かい。まぜろや(何でもええから、奴の注意をほかに逸らす・・・!)」
「・・・・・・」
アマイモンは、じーっと勝呂を見る。
「よせ・・・バカ!!」
「奥村くん!」
子猫丸が叫ぶ。
「もしスキが出来たら、風美夜さん連れて逃げるんや!」
「俺はあくまで、杜山さんと玲薇ちゃん救うためやからね・・・!!」
「なにを・・・いいから逃げろ!」
燐が言うも、子猫丸が持っていた魔除けの花火が、火をつけた瞬間、
アマイモンのトンガリに、当たってしまった。
「!」
「あっ」
「わああ、しもた!手元が・・・」
子猫丸も志摩も、顔を青白くさせる。
「子猫さん!!杜山さんに、なんてことを・・・!!」
と、アマイモンのトンガリは、フワフワなモノに。
「「「!?」」」
恐る恐る自身の髪に触れる。
「・・・・・・・あっ」
なんて事を・・・。
すると志摩は、吹き出した。
「ブロッコリー・・・!!」
彼は必死に、笑いを堪えて。
「志摩・・・!」