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補足*王国編2_118(ネタバレ注意)

2019/09/29 03:21
補足
112でシャーディーのセリフにも登場した「トートの書」。

トート(トート神)=月神です。

118のホプキンス教授のセリフ
「月神の心臓を得る」という部分を追加しましたが、ここでの月神はトート神を指している設定にしています。

(トートについてはウィキなどでざっくりご覧ください。)

◆トートは月と賭け(ゲーム)をして、時の支配権を得ており、太陽神の管理できない夜を守護します。
「トートの心臓を得る=世界の支配権を得る」
という解釈です。

◆トートはかの有名な、アヌビスによる「死者の審判」にも登場します。
アヌビスが秤にかける心臓の、持ち主の名前を記録する書記係なのです。

◆トートは魔法使いでもありました。
イシスに数多くの呪文を与えたり、イシスがホルスに頭を切り落とされたときには、牝牛の頭を付けて、イシスを助けたのです。
トートは魔法を数多くの書物にまとめ、ある種魔術書、魔道書を作った神でもあります。

◇トートは男神ですが、計量を司る女神セシャトが妻です。(セシャトはファラオが地上に滞在している時間を計って記録している女神です。)
計量……天秤が関係してたらなお美味しかったけど、彼女は秤とは関係ないんだな。こじつけれない残念。

◆太陽神に代わり世界を支配する
たしかに完成されたセリフですが、太陽神に代わるだけでは世界を支配することはできません。
そのため、夜の支配権・時の支配権を得て初めて世界を支配する、という解釈に変更しました。
なにこの盛大なネタバレ。
でも理解に及ばない方が悲しいので補足として書いておきました。


太陽神(=ファラオ)として世界を支配するには、月神(=王位継承付与権をもった王妃)の存在が不可欠、という暗喩ですね。

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