+et cetera,
補足*古代編いろいろ
2020/03/12 01:31補足
色々と出してましたが1ミリも補足してなくて申し訳なかったです。でもたぶん一個ずつ記事にしていたら1記事ごとにベラベラベラベラと話し続けてしまう可能性があったので(オタクのサガ)、ザックリ書いていきます。
◆ 神の妻(1)〜/
王育所
神を崇拝する者
聖なる煙
セト、がっつり沐浴を覗く
金の杯と銀の杯
アイシスは難産?
王妃の名前
聖なる神の魂 ※
新しく書き換えました。→ アテム王のための碑文と解説をご覧ください。
ソプデト女神
次はエジプト暦などについて書きます。今回更新に10日も掛かった(死んでいた)理由の一つです。ではでは。
atenah.
◆ 神の妻(1)〜/
「王の育児所」と訳される「カプ」は、主に王の子供が教育を受ける場でした。王族の家庭的な場として隔離され、王宮の一番奥、非常にプライベートな空間だったとされます。
しかし、ここで育つのは王の子供だけではありません。特別な階級、王の側近や上級神官の子息など、ごく限られた一部の子供も入る事ができました。
王子の側で育ち、無事に王子が王 となれば、共に育った子供達も出世できたのです。
原作で、マハードはアテムと共に育ち、修練場で勉強していた事が言及されています。このことから、マハードも実際は「カプ」に入れる身分があったと思われます。
古代エジプトの記録でも、カプで育った者は一生そのことを自慢していたようで、「カプの魔術師」なんて称号を残した人物もいます。マハードも、きっとその1人だったでしょう。
しかし、ここで育つのは王の子供だけではありません。特別な階級、王の側近や上級神官の子息など、ごく限られた一部の子供も入る事ができました。
王子の側で育ち、無事に王子が
原作で、マハードはアテムと共に育ち、修練場で勉強していた事が言及されています。このことから、マハードも実際は「カプ」に入れる身分があったと思われます。
古代エジプトの記録でも、カプで育った者は一生そのことを自慢していたようで、「カプの魔術師」なんて称号を残した人物もいます。マハードも、きっとその1人だったでしょう。
新王朝時代、アテムたち第18王朝時代に使われていた女性神官の地位の名前です。
普通の女性神官がこの地位を名乗ったのは第18王朝中〜後期頃。しかしアテム(イアフメス1世・アメンホテプ1世の治世頃をモデルとした場合)の時代は、これは王族の女性しか名乗ることのできないものでした。
意味合い的には「王妃の母」。「前世ヒロイン(王女)が結婚して王妃になる事が、彼女の母親が死んだ頃には決まっていた」という含みがあります。このほか王女の母親は
アメン神の妻 、神を礼拝する者
の名も冠しています。正当な王の妻、王位継承権を持っていた王女に与えられた称号です。第18王朝黎明期は女系継承が続きましたが、その際たる人物・ハトシェプスト女王もこれらの称号を持っています。
普通の女性神官がこの地位を名乗ったのは第18王朝中〜後期頃。しかしアテム(イアフメス1世・アメンホテプ1世の治世頃をモデルとした場合)の時代は、これは王族の女性しか名乗ることのできないものでした。
意味合い的には「王妃の母」。「前世ヒロイン(王女)が結婚して王妃になる事が、彼女の母親が死んだ頃には決まっていた」という含みがあります。このほか王女の母親は
の名も冠しています。正当な王の妻、王位継承権を持っていた王女に与えられた称号です。第18王朝黎明期は女系継承が続きましたが、その際たる人物・ハトシェプスト女王もこれらの称号を持っています。
古代エジプトにおいて、音と香りはとても重要なものでした。祈祷師や踊り子の鳴らす音が聞こえる範囲、焚かれたお香の匂いがする範囲、それが「聖域」であり、その中に魔が入ることはできない、とされたのです。
「キフィ」とは、様々な香草やフルーツなど、15〜20種もの植物性香料で調合されたお香の一種でした。(時代によってレシピが変わります)
王宮で焚かれる香には時間によって決まりがあり、朝は乳香、正午に没薬、そして日没に焚かれたのがキフィです。キフィは調合薬であり、リラックス効果や催眠効果があったようで、寝室でこれを炊くことができるのは王族だけだった時代もあります。
ちなみに、乳香は太陽神の汗が固まったものとされ、それを燃やした煙が魂をアアルの原野に導くと信じられていました。
同様に没薬は太陽神の涙から生まれたものとされたようです。
「キフィ」とは、様々な香草やフルーツなど、15〜20種もの植物性香料で調合されたお香の一種でした。(時代によってレシピが変わります)
王宮で焚かれる香には時間によって決まりがあり、朝は乳香、正午に没薬、そして日没に焚かれたのがキフィです。キフィは調合薬であり、リラックス効果や催眠効果があったようで、寝室でこれを炊くことができるのは王族だけだった時代もあります。
ちなみに、乳香は太陽神の汗が固まったものとされ、それを燃やした煙が魂をアアルの原野に導くと信じられていました。
同様に没薬は太陽神の涙から生まれたものとされたようです。
セト、がっつり沐浴を覗く
「えー!」案件? いいえまさか。
高貴な者ほど肌を見せることが求められました。とくに王族ともなれば、ごく薄いカラシリスのドレス一枚で、基本的に乳房やお尻のラインなどは透けて見えるのが当たり前。それが急に異性として意識したから恥ずかしくなったからいいんじゃろがい
むしろ王族は神の化身。言っちゃえば生き神、存在自体が御神体。肌を見せるのは義務でもありました。それを急に見せたくなくなるのがいいんじゃろがい
これは個人的なアレなのですが、前世ヒロインに「えっち」と言わせるべきか「すけべ」と言わせるべきか「変態」と言わせるべきか7日間悩んだ末の「すけべ」だってことをたまには思い出してください。
高貴な者ほど肌を見せることが求められました。とくに王族ともなれば、ごく薄いカラシリスのドレス一枚で、基本的に乳房やお尻のラインなどは透けて見えるのが当たり前。
むしろ王族は神の化身。言っちゃえば生き神、存在自体が御神体。肌を見せるのは義務でもありました。
これは個人的なアレなのですが、前世ヒロインに「えっち」と言わせるべきか「すけべ」と言わせるべきか「変態」と言わせるべきか7日間悩んだ末の「すけべ」だってことをたまには思い出してください。
金の杯と銀の杯
アクナディンが召使いを使い、黄金の杯を持ち込んで王の銀の杯と交換しています。
これは昔からよくあるアレです(皆まで言わない)
これは昔からよくあるアレです(皆まで言わない)
アイシスは難産?
王妃の名前
完全に趣味です。
完全にイアフメス1世の王妃の名前を使いました。
イアフメス1世の血縁関係にあった王妃イアフメス・ネプタと、王子を産んだことで正妃となったイアフメス・ネフェルタリです。
モデルとしてネプタが前世ヒロインの母親、ネフェルタリがアテムの母親というイメージです。
本当は名前を出さないつもりだったのですが、シナリオ的に出そうと決意した結果です。演出です演出。
イアフ(月神)メス(作りし者)→月神の生みし者
美しいもの→対岸の美しい者
だいたい合ってる感じで……
完全にイアフメス1世の王妃の名前を使いました。
イアフメス1世の血縁関係にあった王妃イアフメス・ネプタと、王子を産んだことで正妃となったイアフメス・ネフェルタリです。
モデルとしてネプタが前世ヒロインの母親、ネフェルタリがアテムの母親というイメージです。
本当は名前を出さないつもりだったのですが、シナリオ的に出そうと決意した結果です。演出です演出。
イアフ(月神)メス(作りし者)→
美しいもの→
だいたい合ってる感じで……
新しく書き換えました。→ アテム王のための碑文と解説をご覧ください。
どうしても言いたかった。
私はあなたの側にいます 。
聖なる神の魂 アテム王、万歳
𓅓 (𓂝𓎡)𓅱𓀂(𓂋×)𓎡 と書きます。
※()内は縦に組み合わせて1文字、×は該当文字無し(𓇋←に似たナイフの文字です)
聖なる神の魂
言わずもがなアメンホテプ1世の即位名です。ホルアクティ様の攻撃も「ジェセル」でしたね。繋がってると考えていいと思ってます。ちなみに攻撃の方は「聖なる光」という意味でだいたい合ってます(厳密にはちょっと違う)
万歳
じつは「万歳」はあまり言いたくなかった。でも自然かなということで。
※()内は縦に組み合わせて1文字、×は該当文字無し(𓇋←に似たナイフの文字です)
言わずもがなアメンホテプ1世の即位名です。ホルアクティ様の攻撃も「ジェセル」でしたね。繋がってると考えていいと思ってます。ちなみに攻撃の方は「聖なる光」という意味でだいたい合ってます(厳密にはちょっと違う)
じつは「万歳」はあまり言いたくなかった。でも自然かなということで。
ソプデト女神
シリウスのことです。
当時の古代エジプト暦はシリウス(恒星)暦がベースでした。
この辺は死ぬほど長く語ることになりますので、次の記事で。
当時の古代エジプト暦はシリウス(恒星)暦がベースでした。
この辺は死ぬほど長く語ることになりますので、次の記事で。
次はエジプト暦などについて書きます。今回更新に10日も掛かった(死んでいた)理由の一つです。ではでは。
atenah.