王国編 /1
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しかし男は、カオス・シールドのカードを引いて、闇晦ましの城とのコンボで自分フィールドを鉄壁のものとした。
「(なるほどな。これでヤツのモンスターは、平均して守備力を上げられるってことか)」
「闇を取り払い 敵を捕獲したと思ったら、次は徹底的に守備力を強化する…。闇のプレイヤーキラーは完全に守りに重点を置く闘い方…!」
舞は一度破れたその男のさらなる脅威から目を離せずにいた。
「そう…そしてもう一方の遊戯君は、攻撃型でもここまで敵に守備を固められたらうかつに攻撃できない…」
獏良も落ち着いて状況を分析するが、城之内や本田も ただマズい事体である事は理解できる。
「この鉄壁の牙城をどうやって打ち崩す?遊戯…」
舞は遊戯を見上げた。
男が高らかに笑い、遊戯があと2ターンで勝てる事はないと宣言するが、遊戯も笑う。
「お前は気付いていない。自分で弱点をさらけ出した事にな!」
「!、な、何が弱点だ! 負け惜しみも大概にしろ!」
「そうかしら…」
名前がボソリと呟いたのを、闇のプレイヤーキラーは聞き逃さない。
「クソ…!外野が! 何を言いたい!」
だがその言葉には遊戯が返した。
「このデュエルが始まったときから、俺はお前の戦術を分析してたのさ! 最初に言ったはずだぜ。貴様はどうしようもない 憶病者だってな!今それが証明されたのさ。」
「うるせぇ!一度ならず二度三度と! 俺は憶病者ではない!」
闇のプレイヤーキラーはまたも火炎放射機のスイッチを叩く。次は煽るための炎ではなく、鋭く遊戯を貫くものだった。
しかし遊戯は腕を組んだまま一歩下がるだけでそれを交わしてしまう。
「!!!」
「おい、忘れるなよ。お前に残っているのは、あと2ターンだ!」
「ほざいたな小僧…。いいだろう、お前を燃えカスにするのは このデュエルに決着をつけてからだ!!!」
そして遊戯のターン、暗黒騎士ガイアを引き当てる。
「バカめ!そんな程度の攻撃力で、我が鉄壁の布陣を破れると思ってるのか!」
遊戯はしかしまだ余裕の笑みをもって、伏せていたカードに手を伸ばした。
「更に場に伏せていた魔法カードを発動!」
「なに?!」
「そのカードは… 融合!」
ーーー
「竜騎士ガイア、攻撃表示!」
竜騎士ガイア
攻撃型 2600 / 守備力 2100
「俺のターンは終了。これでお前は終わりだ!」
「(バカな…!俺が負けるだと…?!この状況で… 「竜騎士ガイア」の攻撃力でも 「カオス・シールド」に守られた俺のモンスターには攻撃不可能なはず…。ハッタリに決まってる!)」
しかし遊戯は笑ってそれを見ている。
「くっ… なに笑ってやがる」
闇のプレイヤーキラーは、遊戯の視線に耐えかねていた。それでも手札とフィールドを見渡し、まだ冷静さは保っていた。
「(しかし次の攻撃さえ凌げれば、俺のターンで「光の護封剣」も消え去る。ヤツのモンスターに総攻撃をくらわせれば…俺の勝ちだ!
…だが、念には念を…。)」
闇のプレイヤーキラーがカードを引き、“メタル・ガーディアン”を守備表示で最前線に召喚する。
「コイツを守備表示で、俺のモンスター軍団の盾として配置する!フィールド・パワーソースでパワーアップ!」
メタル・ガーディアン
攻撃力 1490 / 守備力 2795
「これで完璧!俺のモンスターへの攻撃は100%不可能!」
闇のプレイヤーキラーが高笑いする中、遊戯はまだ冷静に、それでいて勝利を自負した笑いをまだ口の端に吊り上げていた。
「フン。やっぱりな。哀れなもんだぜ。 自分を守ることしか考えていない。弱すぎるぜ!お前」
闇のプレイヤーキラーはついに頭に血が上り、遊戯に向かって烈火の如く怒る。
「ほざけ!“光の護封剣”さえ消えれば俺は無敵! 一気に攻撃してやるわ!」
「フン。もう遅いぜ。お前は俺の罠に嵌っている! 自分を守れば守るほど、逃げ場を失っていくんだ! さぁ、ラストターンだ!」
遊戯はカタパルトタートルを召喚し、竜騎士ガイアを 闇晦ましの城に当てた。
そして光の護封剣の効果が切れると 城はシールドの中に閉じ込められたモンスター達の上に落ちて共倒れとなり、闇のプレイヤーキラーはライフを失って破れた。
そして逆上した闇のプレイヤーキラーが、遊戯に向けて火炎放射機を放つ。
「遊戯!!!」
「(…!バテル!)」
遊戯の真正面に向けて放たれた炎に、名前の身体から魔術師が現れてその間を遮った。
「名前…!」
遊戯が目の前で炎を防いだ魔術師を見て、名前を見る。
遊戯は闇のプレイヤーキラーに鋭い視線を向けると、千年パズルが光って遊戯の額にウジャト眼が光る。
「貴様に真の闇の力を思い知らせてやる! マインドクラッシュ!!!」
闇のプレイヤーキラーの精神が砕かれ、その姿は闇に消えていった。
「(なるほどな。これでヤツのモンスターは、平均して守備力を上げられるってことか)」
「闇を取り払い 敵を捕獲したと思ったら、次は徹底的に守備力を強化する…。闇のプレイヤーキラーは完全に守りに重点を置く闘い方…!」
舞は一度破れたその男のさらなる脅威から目を離せずにいた。
「そう…そしてもう一方の遊戯君は、攻撃型でもここまで敵に守備を固められたらうかつに攻撃できない…」
獏良も落ち着いて状況を分析するが、城之内や本田も ただマズい事体である事は理解できる。
「この鉄壁の牙城をどうやって打ち崩す?遊戯…」
舞は遊戯を見上げた。
男が高らかに笑い、遊戯があと2ターンで勝てる事はないと宣言するが、遊戯も笑う。
「お前は気付いていない。自分で弱点をさらけ出した事にな!」
「!、な、何が弱点だ! 負け惜しみも大概にしろ!」
「そうかしら…」
名前がボソリと呟いたのを、闇のプレイヤーキラーは聞き逃さない。
「クソ…!外野が! 何を言いたい!」
だがその言葉には遊戯が返した。
「このデュエルが始まったときから、俺はお前の戦術を分析してたのさ! 最初に言ったはずだぜ。貴様はどうしようもない 憶病者だってな!今それが証明されたのさ。」
「うるせぇ!一度ならず二度三度と! 俺は憶病者ではない!」
闇のプレイヤーキラーはまたも火炎放射機のスイッチを叩く。次は煽るための炎ではなく、鋭く遊戯を貫くものだった。
しかし遊戯は腕を組んだまま一歩下がるだけでそれを交わしてしまう。
「!!!」
「おい、忘れるなよ。お前に残っているのは、あと2ターンだ!」
「ほざいたな小僧…。いいだろう、お前を燃えカスにするのは このデュエルに決着をつけてからだ!!!」
そして遊戯のターン、暗黒騎士ガイアを引き当てる。
「バカめ!そんな程度の攻撃力で、我が鉄壁の布陣を破れると思ってるのか!」
遊戯はしかしまだ余裕の笑みをもって、伏せていたカードに手を伸ばした。
「更に場に伏せていた魔法カードを発動!」
「なに?!」
「そのカードは… 融合!」
ーーー
「竜騎士ガイア、攻撃表示!」
竜騎士ガイア
攻撃型 2600 / 守備力 2100
「俺のターンは終了。これでお前は終わりだ!」
「(バカな…!俺が負けるだと…?!この状況で… 「竜騎士ガイア」の攻撃力でも 「カオス・シールド」に守られた俺のモンスターには攻撃不可能なはず…。ハッタリに決まってる!)」
しかし遊戯は笑ってそれを見ている。
「くっ… なに笑ってやがる」
闇のプレイヤーキラーは、遊戯の視線に耐えかねていた。それでも手札とフィールドを見渡し、まだ冷静さは保っていた。
「(しかし次の攻撃さえ凌げれば、俺のターンで「光の護封剣」も消え去る。ヤツのモンスターに総攻撃をくらわせれば…俺の勝ちだ!
…だが、念には念を…。)」
闇のプレイヤーキラーがカードを引き、“メタル・ガーディアン”を守備表示で最前線に召喚する。
「コイツを守備表示で、俺のモンスター軍団の盾として配置する!フィールド・パワーソースでパワーアップ!」
メタル・ガーディアン
攻撃力 1490 / 守備力 2795
「これで完璧!俺のモンスターへの攻撃は100%不可能!」
闇のプレイヤーキラーが高笑いする中、遊戯はまだ冷静に、それでいて勝利を自負した笑いをまだ口の端に吊り上げていた。
「フン。やっぱりな。哀れなもんだぜ。 自分を守ることしか考えていない。弱すぎるぜ!お前」
闇のプレイヤーキラーはついに頭に血が上り、遊戯に向かって烈火の如く怒る。
「ほざけ!“光の護封剣”さえ消えれば俺は無敵! 一気に攻撃してやるわ!」
「フン。もう遅いぜ。お前は俺の罠に嵌っている! 自分を守れば守るほど、逃げ場を失っていくんだ! さぁ、ラストターンだ!」
遊戯はカタパルトタートルを召喚し、竜騎士ガイアを 闇晦ましの城に当てた。
そして光の護封剣の効果が切れると 城はシールドの中に閉じ込められたモンスター達の上に落ちて共倒れとなり、闇のプレイヤーキラーはライフを失って破れた。
そして逆上した闇のプレイヤーキラーが、遊戯に向けて火炎放射機を放つ。
「遊戯!!!」
「(…!バテル!)」
遊戯の真正面に向けて放たれた炎に、名前の身体から魔術師が現れてその間を遮った。
「名前…!」
遊戯が目の前で炎を防いだ魔術師を見て、名前を見る。
遊戯は闇のプレイヤーキラーに鋭い視線を向けると、千年パズルが光って遊戯の額にウジャト眼が光る。
「貴様に真の闇の力を思い知らせてやる! マインドクラッシュ!!!」
闇のプレイヤーキラーの精神が砕かれ、その姿は闇に消えていった。