優しくしてください
「……僕、です。」
「はい、よく出来ました。それよりも、俺はあんたに四六時中触れていたい。寧ろ触れないと落ち着かないんだよ。」
紫苑の柔らかい唇をふにふにと指先で扱い、ネズミはその感触のいい唇に己の唇を重ねて気が済むまで堪能した。今日の菓子パンはチョコ味だったんだなとそんな事を思いながら、紫苑の口内を十分に堪能した所でそのまま後ろに倒し右手を服の中に忍ばせる。
「ひゃぁっ」
冷たいネズミの手に驚き、思わず紫苑は甲高い声を出した。するとさっきよりも紫苑は顔を赤く染め、小さく呟く。
「……どうせ君は僕が嫌だと言っても聞き入れないんでしょ。」
「勿論」
「じゃあ……」
優しくしてください
(ちょっ、その顔で言うとか……反則だろ。)
(えっ?そうなの?)
(だから、あんまり優しくは出来そうにないかも。さて、沢山喘いでくれよ。紫苑)
(ぇっ、ちょっと、まっ……ゃあっ)
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君と僕の軌跡のハニーさまに頂きました!
いやもう二人が愛おしい…!←
自信満々なネズミさんも素敵ですし、そんなネズミのことが好きな紫苑さんも可愛すぎて(笑)
素敵な小説ありがとうございました(*´`*)!
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