夜明け。
紫苑がもぞもぞと布団の中で身じろぎをする。



「…ネズミ」
「おはよう、紫苑」



紫苑の背中側にいるネズミに声をかけると、彼は体を密着させたまま返事をした。



「…当たってる」
「なにが?」
「きみの……その、」
「おれの?」
「……ナニが当たってるっ!」




顔を真っ赤にして叫んだ紫苑、そしてにやりと笑ったネズミ。




「朝から盛んなことだな、ネズミ」
「いや、つい」
「何がつい、だ。 変態」
「うわ。それ言う? 16歳の健全な男子が朝勃ちするくらい、当たり前だろ」
「…だからって、…ッ」
「ん?どうしたのかな、紫苑?」



わざとらしい口調で囁く声が、紫苑の耳元を掠める。



「ちょっ……ん、や」
「んー?」



くすくすと笑うネズミ。
一方紫苑は耳まで赤らめ、ネズミから離れようとごそごそと動く。



「だぁめ、紫苑。こうなったのは全部あんたのせいなんだから、責任とれよ」
「は?ぼくは何もしてないだろ……ッ、おい、ソレを押し付けるなよ…あッ、」
「お尻におれのナニ押し付けられて感じちゃうなんて、変態だな、紫苑?」
「ちがっ…ん、揉むなばかっ!」
「ほら、あんたのも勃ってきた」
「放せっ、んぁ!」



ネズミの手でやわやわと揉み込まれた紫苑のソコは徐々に硬さを持ちはじめる。



「大体っ、ぼくのせいって……んッ」
「え?」
「なにも、してない、のにっ」
「あぁ。 いや、あんた、夢の中でおれを誘惑してきただろ。M字に足開いて、もう完勃ちになってるあんたのソレ見せ付けて…『お願いネズミ、ぼくをめちゃくちゃにして』って言いながら、自分で後ろの穴に指突っ込ん」
「うわあぁぁあああーー! 聞きたくない、やめろネズミ! そっ、それ、きみの夢の話だろ!まるでぼくがやったみたいに話すな!」
「まだ続きがあるんですけど」
「いいっ、いらない、口を開くな!」
「そう?でもまぁとにかく、あんたがそうやって誘惑してきたせいで、おれの息子は元気になっちゃったわけ。 ほら早く責任取れよ」
「や、やめ……あッ、ぁ…んぁあ!」









+++

何がしたかったかと聞かれると困るのですが、なんとなく書きたくなってやってみました笑。

朝勃ちネズミさん。

なんだか倉庫のネタがどんどん下品になってる気がします←


2013.3.25
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