キッドとローズ
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―翌日・江古田高校―
「おはよ〜氷奈♪」
「よっ!氷奈おはよ♪」
『おはよ〜♪青子、快斗(*^^*)』
青子と快斗、氷奈が朝の挨拶をお互い済ませると青子は2人の呼び名が昨日とは違う事に気づく。
「あれ〜?快斗と氷奈もお互い呼び捨てになってる〜」
『えへへ///それ、私が昨日快斗にお願いしたんだ///』
「まっ、俺たちもうあんな子供じゃねぇしな♪」
2人の呼び名が変わった理由を聞いた青子は、快斗にニヤニヤしながら話しかける。
「へぇ~、よかったね〜快斗。顔、ちょーっと赤くなってるわよ♪コノコノ♪」
「う、うるせー///」
『?』
実は、昨日の帰宅時に快斗は青子に氷奈が好きだという事を見破られていて、快斗もなぜか否定できずに認めていた。
青子は氷奈を泣かせたりしたら許さないと言ったが、応援しているとも言ってくれたのだった。
「そ〜だ氷奈、怪盗キッドって知ってる?」
「(ギクッ‼)」
『怪盗キッド?あぁ、あの月下の奇術師とも言われてる有名な怪盗さんでしょ♪アメリカの方でも有名だもん、知ってるよ(*^^*)』
「え〜、もしかして氷奈もあんな奴のファンだったりするの〜」
青子が怪盗キッドについての話を氷奈にしだした時、快斗には一瞬焦りが出たが、なんとかポーカーフェイスを行っていた。
『え?青子は怪盗キッド嫌いなの?』
「うん、あんな奴大ッキライ!あいつのせいでお父さん忙しくてゆっくりできないんだもん!」
『もしかして、青子のお父さんって警察の人なの⁉』
「うん、警部でしかもキッド専門になっちゃってて…」
「(ケッ!俺を捕まえられるわけねぇっつ〜の!)」
『(ありゃりゃ…今から私もお父さん忙しくさせますって感じだし…ゴメンね青子)
そっかぁ…、青子のお父さんには失礼かもだけど やっぱりキッドのマジックには尊敬しちゃうんだよね〜。
だから嫌いにはなれないなぁ〜。ごめんね青子…』
「(…///)」
「そっかぁ…、ううん氷奈は悪くないよ。悪いのはキッドなんだから!」
『………(^_^;)』
そんな青子と氷奈の会話を隣で聞いていた快斗はだんだん不機嫌になっていたが、氷奈からのキッドのマジックを尊敬してるという言葉を聞いて、その不機嫌な感情も一瞬で消えてしまっていた。
そして放課後になると3人は一緒に家に帰り、しばらくして快斗は怪盗キッドとなって予告通りの場所へと向かっていった。