薔薇の転校生
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「コホン。え〜、みなさんのことだからもう知っている人も多いでしょうケド、今日からこちらでみなさんと一緒に勉強することになった転校生がいらっしゃいます。
如月さん、どうぞ入って」
「「「(…可愛い…///)」」」
「(お〜美人じゃん♪………えっ…)」
担任教師の呼び掛けで氷奈が教室に入ってきた。
すると、先程とはまた違った表情で、男女関係なくクラスメイト達は氷奈に見とれていた。
もちろん初めは快斗もその中の1人であったが、彼女の顔を見るにつれて、どんどんその転校生と自分が幼い頃から探し求めていた人物が頭の中で重なり何かが弾けた。
―バンッ!!―
「え…。氷奈ちゃん⁉」
『⁉……快斗…くん?』
「「「!?」」」
氷奈の自己紹介が始まる前に、快斗が急に驚いたように立ち上がり氷奈の名を叫んだ。
すると、氷奈もまた自分の名を呼ぶ人物に驚いてその人物の顔を見ると、先程の快斗と同じ様に頭の中で何かが弾けて快斗の名を呼ぶ。
そんな2人の行動に驚いた他の生徒達は何度も2人の顔を交互に見続ける。
すると、このような状況でその場から進めなくなっている氷奈に気づいた担任教師は声をかけてくれた。
「あら?お2人は知り合いなのかしら?
でも如月さんも1度自己紹介しないとね。黒羽君は席に着いてください」
「『すいませんでした///』」
快斗が席に着くと氷奈の自己紹介が始まる。
『如月氷奈です。最近アメリカから帰国しました。
趣味は歌とマジックです。皆さんよろしくお願いします』