薔薇の転校生
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―帝丹高校―
今現在、帝丹高校はHRが終わったばかりの放課後の時間になっており、生徒達が帰る支度を始めていた。
その生徒の1人、毛利蘭も本日は部活動も無い日だったため、帰る支度を進めていた。
そんな時、蘭はクラスメイトの1人から声をかけられる。
「ねえ、毛利さん。なんかあなたのお客様みたいな人が来てて、校門で待ってるって伝えてほしいって頼まれたんだけど…」
「えっ!?私に?」
「なになに〜?蘭にお客様〜♪」
クラスメイトから頼まれた伝言を聞くと、そばにいた蘭の親友である鈴木園子も興味を持ったように反応し、2人はその伝言者が待っているという校門にクラスの窓から眺めてみた。
するとそこには、2人に覚えがある少女が1人、2人に向けて手を振っていた。
「「えっ⁉氷奈⁉」」
2人はその人物が自分達の幼馴染みである如月氷奈だと分かった瞬間、2人同時にその名を叫び、急いで自分達の荷物を持って校門へと走っていった。
「久しぶり〜氷奈〜‼」
「いつ帰ってきたの⁉連絡くれれば迎えに行ったのに〜‼」
『久しぶり、蘭、園子♪ごめ〜ん。さっき、着いたんだけど、帰国の手続きとかが急になっちゃって、連絡する時間なくて…』
「そっかぁ…。とにかく、どこかでゆっくり話そう♪」
蘭からの誘いで、蘭の家のすぐ下にある喫茶店「ポアロ」で3人はお茶をすることに。
「で?やっぱ高校は帝丹なの?」
『ゴメン、今回は前みたいに新一の家に住むわけじゃないから、高校は江古田高校なんだ。
住むマンションも父さんが昔、用意しといてくれたみたいで』
「え〜⁉帝丹じゃないの⁉ショック〜‼」
「園子ったら…。でも、本当残念だな〜氷奈と一緒の高校じゃないのは。
まあ、江古田ならそんな遠くないし、声かければ会えるもんね♪」
『うん♪いつでも声かけてよ(*^^*)
じゃあ、明日から学校だからそろそろ帰るね。
…あれ?そ〜いえば、新一いないの?昨日電話してみたんだけど出なかったし…』
「あ〜、蘭のダンナなら、今 難事件で忙しいってどっか行っちゃってるのよ」
「ダンナじゃないって‼/// でもホント連絡も少ないし…
氷奈も今度話せたりしたら、言ってやってくれる?」
『そ〜なんだ。新一、今じゃ平成のシャーロック・ホームズなんて言われてるしね(笑)了解♪じゃあ、またね〜』
そして氷奈は明日からの学校を考えて、まっすぐ家へ帰って行った。
※この時点で、もう工藤新一は江戸川コナンになっていますが、氷奈と対面していないためまだコナンに気づいていません。