おまけ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「何でなんだろうね」
「シャール」
「何でレイは月を覚えていないんだろうね」
方舟が崩壊した後…
レイは五年もの間、眠りから覚める事は無かった。
そして目覚めた後…レイはアイリーンに関する記憶を一切失っていた。
最初からアイリーンという存在等無かったかの様にレイの記憶は塗り潰されていた。
「月の事を誰よりも大好きなレイが、月の事を覚えていないなんて…」
「酷な話ではあるが…恐らくレイの為に月がした事だろ。レイが悲しまない様に」
「悲しいね…生まれ変わったボク達でさえ記憶があるのに」
俯くシャールの頭をリーバーはそっと撫でた。
「レイは月に一度…月末には戻って来る。お前等その姿になって初めて会うんだろ?目一杯驚かせてやれ」
「…うん」
「大丈夫。アイリーンが戻るってんなら…きっとレイも、戻ったアイリーンの顔見たら思い出すさ。
疲れるまで泣かせてやって、その後思いっきりアイリーンに甘えさせてやれ」
「うん、そうだね」
「でもその前に、お前等が甘やかしてやれよ」
「うん!」
「言われなくても」
「「レイが飽きる程に」」
==
「シャール」
「何でレイは月を覚えていないんだろうね」
方舟が崩壊した後…
レイは五年もの間、眠りから覚める事は無かった。
そして目覚めた後…レイはアイリーンに関する記憶を一切失っていた。
最初からアイリーンという存在等無かったかの様にレイの記憶は塗り潰されていた。
「月の事を誰よりも大好きなレイが、月の事を覚えていないなんて…」
「酷な話ではあるが…恐らくレイの為に月がした事だろ。レイが悲しまない様に」
「悲しいね…生まれ変わったボク達でさえ記憶があるのに」
俯くシャールの頭をリーバーはそっと撫でた。
「レイは月に一度…月末には戻って来る。お前等その姿になって初めて会うんだろ?目一杯驚かせてやれ」
「…うん」
「大丈夫。アイリーンが戻るってんなら…きっとレイも、戻ったアイリーンの顔見たら思い出すさ。
疲れるまで泣かせてやって、その後思いっきりアイリーンに甘えさせてやれ」
「うん、そうだね」
「でもその前に、お前等が甘やかしてやれよ」
「うん!」
「言われなくても」
「「レイが飽きる程に」」
==