SS バレンタイン
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
※謎時空
※平和次元
『ユーリ君、どうしたの?なんだか落ち込んでるようだけれど』
「……今日って何の日か知ってる?」
『今日?…………あぁ、もしかしてバレンタイン?』
「そう、バレンタイン。君は知ってたんだね」
『まあね。そういえば、アカデミアではバレンタインしてる子はあまり見かけなかったなあ』
「アカデミアは次元戦争に勝つためのデュエル戦士を育てる場所なんだから当然でしょ」
『そういえばそうだったね…。それで、バレンタインがどうかしたの?』
「…………遊矢達が、」
『遊矢君達が?」
「チョコを貰ってた」
『そういう日だからね』
「遊矢もユートもユーゴも何か楽しそうだった」
『そっか。皆柚子ちゃんとか瑠璃ちゃんとかリンちゃんと仲良しだもんね』
「……………………僕は貰ってない」
『……そ、そっか。ユーリ君モテそうなのに、意外だね』
「柚子も瑠璃もリンも僕にはチョコ用意してないって」
『…………ま、まあ、色々あったからね……』
「義理チョコすら無いって」
『………………』
「……もしかしたらセレナならくれるかなって思ったんだけど、“バレンタインとは何だ?”って言われた」
『……セレナちゃんらしいね』
「……………………」
『…………もしかしてユーリ君、それで膨れてるの?』
「悪い?…………ねえ、何が可笑しいの?」
『だってむくれてるユーリ君って珍しいんだもの』
「ちょっと、頬突つくのやめてよ」
『ふふ、ごめんね。なんだか可愛くって』
「……もう知らないっ」
『あっ、ユーリ君!?本当にごめんなさい!謝る!謝るからどっか行かないで!!』
「…………謝るくらいなら最初からそういうことしないでくれる?」
『う……ごめんなさい……。ね、チョコあげるから、許して』
「!」
『あれ、元気になった…?』
「それを早く言ってよ」
『え、ご、ごめん…?』
「なぁんだ、澪織さんが用意しててくれたなら僕も遊矢達とおんなじじゃないか」
『(何かすごく嬉しそう……用意しててよかった…)』
「ねえ、早く食べさせてよ」
『はいはい。どうぞ召し上がれ』
「…………」
『…………?』
「…………あーん、ってしてくれないの?」
『!?』
「ほら、早く」
『もう……ユーリ君ってば…!は、はい、あーん…』
「あーん。…………うん、美味しい」
『本当?よかったー…!』
「これ手作りだよね。とても美味しいよ、ありがとう」
『喜んでもらえたなら私も嬉しいよ。どういたしまして』
「ねえ、次はまだ?」
『!?ま、まだやるの…?』
「もちろん。……ふふっ、赤くなってる澪織さんも可愛いね」
『!!!?』
.