第二十七話 ミカエルの瞳
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――翌朝。
目覚めた後、私は朝食を食べたり、軍服に着替えたり、コンタクトを付けたりして身支度を整えていた。
その間、何となく取り留めのない出来事を色々と思い返してみる。
……この部屋のベッドは要塞の自室にあったものより固くて、少々残念な寝心地だったのだ。
けれど、昨夜照明を消したら真っ暗で何も見えなくなってベッドへ戻るまでの間にクローゼットらしき物の角に足の小指をぶつけて痛みに悶え苦しんだことを考えれば、こんなのは大した事ではない気がする。
それに身体にも特に支障は無さそうだし、ベッドの件は気にしないでおこう。
長い髪を梳かしながら、近くに置いてある時計に視線を遣る。
集合時間まではあと数十分ほど余裕があった。
早く行っても良いのだろうが、あまり早過ぎるのも迷惑かも知れないし。
まだ、もう少し部屋でのんびりしていても大丈夫だろう。
そう思い、私は例のベッドに再び腰掛けた。
* * *
『――っ!?』
不意に襲ってきた睡魔と戦い始めていた頃。
一瞬変な気配を感じて、私は反射的に背後を振り返った。
……しかし、そこには壁しか無い。
――いや、違う…。
この壁の向こう側。そこから感じる。
――今のは、確か…………フェアローレンの力…?
“いや、違うな。似てはいるが……あれは繋魂だ”
ルークがそう訂正する。
彼が言うのだからそうなのだろうが、私にはその辺りの区別はまるで付かない。
確かに元々は同じフェアローレンの力ではあるが、本物と複製ではやはり微妙な違いがある。
過去の“私”ならば、その程度の差異には簡単に気付いていたはずなのに…。
どうやら、私の力は想像以上に衰えてきているようだった。
薄々感付いていたことではあるが、改めてそれを感じると胸を締め付けられるような感覚がする。
『でも、何で繋魂がこんなところに……』
既に繋魂の気配は消えているが、当然浮かんでくるのはそんな疑念。
繋魂が自らの能力を使って干渉してくるなんて…。
フェアローレンの魂の持ち主を監視しているのだろうか。
それとも、他に何か理由でも…?
――何だか嫌な予感がする…。
疑問は色々あるが、ふと時計を見るともう時間が迫っていたから、とにもかくにも支度を終わらせて私は操舵室へ向かった。
『おはようございます、アヤナミ様』
「ああ、ルフィアか」
「ルゥたんおはよー☆」
『おはようございます』
そこへ行くと、アヤナミ様とヒュウガ少佐の二人が居た。
周りを見渡してみるが、他の人達は見当たらない。
アヤナミ様と少佐の様子を少し窺ってみたが、二人ともいつも通りで別段変わった様子は無かった。
――さっきのは、きっと私の思い違いだったのだろう。
何も無い。気にすることなど、何も無い。
そうに決まっている。
確かに先程のことは気掛かりではあるが……私にも“私達”にも関係の無い事だ。
さっさと忘れてしまおう。
「あ、そうそう。今日もやる事無いらしいからさ、ルゥたんは部屋帰ってていいよ?」
ヒュウガ少佐がそう言った。
確かに、移動中は特にやる事も無いのだろうが…。
『でも、作戦の確認や打ち合わせ等もしなくていいのですか?』
戦争の最前線へ連れて行かれるというのに、私は何も聞いていなかったりする。
さすがにそれではマズイのではないだろうか。
「あー、大丈夫大丈夫。全然問題無いよ!」
『……そんな無責任な…』
――問題大有りだよね?!
そんなツッコミも出掛かったが、一応それは言わないでおいた。
とは言え、ヒュウガ少佐では埒が明かない気がする。
助けを求めるように、私はアヤナミ様へ視線を移した。
「……今のところ、そういったことをする予定は無い」
すると、アヤナミ様も私に向けてそう言った。
……どうやら少佐の発言は珍しく合っていたらしい。
疑ってごめんなさい、と心の中で謝罪しておかなくては。
「暫くは自室待機だ。場合によっては何か連絡があるかも知れぬ故、極力部屋からは出ずにいろ」
『そうですか、了解です』
自室待機、か…。
今のうちに銃の調整でもしておこうか、なんて思いながら、私は二人に一礼してその部屋を後にした。
* * *
『ふぅ……これで全部かな』
やろうと思っていた事は一通り終わらせ、一息ついて中空を見上げる。
……少し前から、異変を感じていた。
周囲の空気が私を拒絶しているような、ピリピリした感じ。
いつの間にか部屋中が、何とも言えない、居心地の悪い空間に変質している。
これは……教会の結界だろう。あれは闇の存在を赦さない。
過去に幾度かこのような感覚を感じたことはあったから、大体の予想は付く。
――教会…?
おかしい。
第七区の教会領は何かの憲章で飛行禁止区域に定められていたはずだ。士官学校でそう習った覚えがある。
それに、なんだか外が騒がしい気がする。
――「部屋からは出ずにいろ」
アヤナミ様はそう言っていたけれど……少しくらいなら大丈夫だろう。
すぐに戻って来れば問題無いはずだ。
そう考えて、私はそっと部屋を出た。
リビドザイルの一角の、大きな窓のある広間へとやって来た私はそこから外の景色を見た。
正面から上には、一面に広がる青い空。
眼下には荘厳な様子のバルスブルグ教会が鎮座している。
――やはり教会だ…。
空には隊列を組んで飛ぶ他のリビドザイルが浮かび、その周囲や少し離れた所には何機ものホークザイルが飛び交っていて……。
その中に、落ちていく人影が見えた。
窓に近付き、目を凝らしてそれを見ると、
『……あれって、テイト…?』
何故か光に包まれてはいるが、その姿にはどこか見覚えがあった。
彼を追い掛けるようにして飛ぶホークザイルも見受けられる。
それに、ミカエルの気配が微かに感じられた。
それにしても。
リビドザイルが教会のすぐ側を飛んでいたり、テイトが居たり…。
一体、私の知らない所で何が起こっているというのだろう?
*
落ちていったテイトらしき人影は、その先で待ち構えていた闇徒に包み込まれた。
あそこに居るのは多分、クロユリ君とハルセさんだ。
テイトとクロユリ君が僅かの間揉み合っていたようだが、そこからクロユリ君が弾き出されてしまった。
『――!!』
緊張が走ったが、ホークザイルに乗ったコナツさんがクロユリ君を無事受け止める。
しかし、そこで安心することはできなかった。
残ったハルセさんとテイトの二人の周りには、闇徒と、ミカエルの瞳のものと思われる翼が広がっていく。
ここから見ている限りではハルセさんの方が優勢のようだが……あれほどの力を使って、彼は大丈夫なのだろうか。
通常、黒法術の使用には相応の代価が伴う。
それを思うと、どうしても不安が拭えない。
と、その時、
「《大天使ミカエルの名において命ずる》」
頭に言葉が響いた。
声はテイトのものだったが、高圧的な口調とその内容からそれがミカエルのものだと直感した。
「《汝、天空の戒めを解き放ち――》」
――まずい…っ!
背筋が凍るような感覚がした。
こんな所でミカエルが発動したら、多かれ少なかれ被害を免れることはできないだろう。
何より……ハルセさんが危ない。
「《古の眠りから目覚めよ》」
私はテイトとハルセさんが居る方向へ手を翳した。
そして、口を開く。
『《Lv.20、解除し――』
“やめろルフィア!!”
『っ!!?』
突然のルークの大声。
彼がこんな声を出すことなんて今まで無かった。
ルークの声は私の頭に直接響くようにして聞こえるから、あまりの声量にまるで脳を揺さぶられるような衝撃とキンと響く頭痛を感じて。
その刹那、私の思考回路と行動が停止し、言葉が途切れた。
「《――Lv.040、解除する》」
最後に聞こえたその声と共に、何か強大な力がミカエルの周りに集まっていくのを感じた。
直後。
リビドザイルが大きく傾いて、一瞬放心状態に陥っていた私はバランスを崩して後ろに倒れ、そのまま床を転がった。
何箇所か床に打ち付けたらしく痛みが走ったが、今はそんな事に構っている場合ではないと体に鞭打って立ち上がろうとする。
そして、顔を上げた時に見えたのは……紅に染まった空と、降り注ぐ幾筋もの光。
地面が抉られ、凄まじい轟音が周囲を包む。
…………私には、それを呆然と眺めていることしかできなかった。
*
暫しの間その光景に呆気に取られていたが、我に返ると私は一目散にそこへ駆け寄った。
窓に張り付いて、下を見る。
冷たいガラスに触れる手が、身体を支える脚が、僅かに震えているのに気付かないフリをして、懸命に視線を彷徨わせた。
そして、落ちていくテイトと、その少し離れたところで落下していくハルセさんを見付けた。
意識が無いのか、ハルセさんの身体は力無く重力に引っ張られているように見える。
そしてそこから少し離れた所に、彼等の居る場所へ向かって飛んでいく二機のホークザイル。
片方に乗っているのはヒュウガ少佐だ。もう片方は知らない人。
二人はあっという間に彼等の許へ辿り着き。少佐はテイトから離れていたらしいミカエルの瞳を取って、その後ハルセさんを回収していった。
テイトも、例の知らない人に助けられていた。
その後、飛び回っていたたくさんのホークザイルが帰還を始めた。
リビドザイルも教会の上空を離脱するらしく、徐々にそこから遠ざかっていく。
……どうやら今繰り広げられていた出来事は終結したらしい。
それを確認したことで力が抜けてしまったのだろうか。
カクンと膝が折れ、私は床に崩れ落ちた。
――アレは、何だったのだろうか…?
テイトが居た。ブラックホークの皆さんが居た。
私は何も知らなかった。
今日は待機だと言われたはずだ。何もやる事が無いと言っていたはずだ。
――じゃあ、今のは何?
部屋に居させられていたのは私だけだったの…?
無論、失敗の許されないような極秘任務だったら、まだ入隊して1ヶ月くらいしか経っていない私のような人間には内容を知らせずにいることだってあるだろう。
それくらい私だって分かっている。
分かっているけれど…。
……それでも、心が痛くなる。
疎外感。喪失感。孤独感。
そんな類の感情だろうか。
それが頭の中で渦巻いて、胸を締め付ける。
それに、
――何もできなかった…。
あの時、私なら守れたはずなのに。
それだけの力はあったのに。
……もしかしたら、ハルセさんは気を失っていただけで特にダメージは無かったのかも知れない。
ここから見ているだけでは、詳しいことまでは分からなかったし。
でも、もし彼に何かあったら……。
“ルフィアが自分を責める必要は無い。……お前を止めたのはオレだ。責めるんだったらオレを責めろ”
私を気遣うようにルークが言った。
――ううん……ルークは悪くない…。
ルークはただ、私のことを一番に考えてくれただけだ。
こんな場所で力を使えば、私の正体が露見してしまうと。
彼は悪くない。
悪いのは、
悪いのは……
“もうやめろ、ルフィア。今更そんな事ばかり言ったって、何も変わらない。自分で自分を苦しめるだけだ”
……そんなことを言われたって、そう簡単に頷けるわけがない。
理屈でどうにかなるようなものではないのだから。
何を言われたって、この痛みは治まらない。
“……ずっとここで落ち込んでいるつもりか?そろそろあいつらも帰ってくる頃だろ”
――あぁ、そっか…。
皆引き上げ始めていたから、もう少ししたらリビドザイルへ戻ってくるだろう。
今はまだ、誰とも会いたくない。
『…………部屋、帰る』
そう呟いてふらふら立ち上がると、私は逃げるように部屋へ向かった。
* * *
少し時間を置くと、僅かではあるが気持ちが落ち着いてきたような気がしてきた。
それでも、依然としてモヤモヤしたままなのは事実。
それをどうにかしようと思ったのだろうか。
私は指揮官席に座るアヤナミ様の所へ来ていた。
あまり音は立てず、そっと彼の方へ歩み寄る。
私が来たことに気付いたらしい彼は、怪訝そうに眉根を寄せてこちらを見た。
「どうした。部屋に居ろと言ったはずだが?」
アヤナミ様がそう言う。
何故だか分からないけれど、一瞬彼の眼光が鋭くなったような気がして、私は少したじろいだ。
……でも、やはり確かめておきたい。
確かめなければならない。
躊躇いを感じつつも私は口を開いた。
『あの……さっきのは、一体何だったんですか…?』
彼の反応を探りながらそう訊ねる。
しかし、アヤナミ様は何のことだと言わんばかりの視線を返してきた。
だが、ここではぐらかされるわけにはいかない。
彼が何も知らないわけがないのだから。
『…………テイトやミカエルの瞳のこととか……ハルセさんのこと、とか…』
私がそう言うと、アヤナミ様は僅かに表情を変えた。
私から視線を外し、俯いたまま暫しの間何かを思考して……。
やがて、諦めたようにため息を吐いた。
「………………見たのか」
長い間を置いてから発せられた言葉。
その言葉に、私はゆっくりと頷く。
それを確認すると、彼は苦虫を噛み潰したような顔をしながらも、おもむろに話を始めた。
「テイト=クラインはバルスブルグ教会に潜伏していた。……先にも言った通り、奴はミカエルの保持者であり捕獲すべき対象だ。
事前にクロユリとハルセを教会へ潜入させ、この機会にテイト=クラインを奪還する作戦だったのだ。文句の一つでも付けてやれば、上層部の連中は我々がアントヴォルトへ向かうよう言い出すに決まっている。後はここでクロユリとハルセと捕獲したテイト=クラインを回収する算段だったのだが……奴らは思ったよりしぶといようだ。
しかし、想定よりは損害の規模が大きかったもののミカエルの奪還には成功した。お前が見たのは彼等を回収する際の争いだろう」
『そう、ですか』
一通り説明を聞いて、事のあらましは把握出来たように思う。
クロユリ君とハルセさんの長期任務とはこのことだったのだろう。前に少佐が言っていた言葉とも繋がった。
矛盾も無いし、彼の言った事はおそらく真実だ。
……でも、まだ十分じゃない。
私は、一番気掛かりだったことを尋ねた。
『……では、ハルセさんは…?』
それに、アヤナミ様は一呼吸置いてから答える。
「命に別状は無い。だが……――」
逆接の言葉で、嫌な予感が胸の内に広がる。
「――今のところ意識は戻っていない」
おそらく、瞳に心を奪われたのだろう。
そう言って彼は軍帽を目深に被り直した。
そのせいでアヤナミ様の表情は見えなくなる。
『…………』
知らず知らずのうちに、握りしめた両手に力が篭った。
生きていてくれてよかったと、素直に喜べたら良かったのに。
――心を奪われたら、そう簡単には取り戻せない。
むしろ、取り戻すことすら不可能かも知れない。
今までのハルセさんには、もう会えないかも知れない…。
それは、到底受け入れられない現実。
私の心情を察したのか、はたまた特に意味は無いのか。
その辺りは定かではないけれど、アヤナミ様はただ、俯いた私の頭を撫でてくれた。
「お前は何も心配しなくていい。……もう、部屋へ帰れ」
互いに何も話さず、沈黙が続いていた中。
アヤナミ様がそれを破ってそう言った。
『、……はい…』
一人になったら、悲しみに押し潰されてしまいそうだった。
だから、もう少しの間だけでいいから、傍に居させてほしかったのに。
もっと、頭を撫でていてほしかった。
だけど、ずっとここに居るわけにもいかないのだろう。
彼には仕事がある。
仕方ないんだ。このくらい我慢しなくては。
そう自分に言い聞かせて、私はアヤナミ様に促されるままにその場を後にした。
* * *
(アヤナミSide)
「残念だったねぇ、アヤたん」
ルフィアが去った後。
そのタイミングを見計らったかのように、例の馬鹿が私の許へやって来た。
そして。そんな事を口にする。
「…………何のことだ」
「とぼけても無駄だよ?アヤたんの考えてることは大体分かっちゃうし☆」
私の機嫌が良くない事を知った上での確信犯なのか、弾んだ口調でウインクまで飛ばしてきた。
――不愉快極まりない。
今すぐ黙らせてやろうと、鞭に手を伸ばそうとした。
……が、
「ルゥたんにはいつまで隠しておくつもり?」
急に真剣な目付きと声音になった彼に、私の動きは止まった。
真意を探るように、珍しくヘラヘラしていないヒュウガを見据える。
「フェアローレンのこととか、さ。今はまだ何も言ってないみたいだけど……ルゥたんをずっと側に置いておくつもりなんだったら、いつかは話さないとでしょ」
そんな私の視線を真正面から受け止めて、ヒュウガが言った。
「……それくらい、私とて分かっている」
口から出された言葉は、私にしては随分と覇気の無い返答だった。
ヒュウガから外した視線を、下へ落とす。
今し方のテイト=クラインの件も、これからアントヴォルトへ向かう真の目的も。
彼女には伏せておこうとしていた。
意識的に。あるいは無意識に、だろうか。
どうやら私は,彼女が私の正体を知ることを望んでいないようだった。
無論誰彼構わず打ち明けるような内容ではないのだが、このような心境というのは今までの経験には無かったもので。
それを認識して、自分でも僅かに戸惑いを覚えていた。
情が移ったとでもいうのだろうか?
――くだらぬ。
その問いを、そう一言で否定出来ればこのような葛藤はしなかっただろうに。
最初は、気まぐれにも似た、ほんの少しの興味だったはずだ。
それが……気付いた時には、随分と大きな感情のうねりに変わっていた。
自分でも制御出来ないくらい、大きなものに。
そして、私はそれに似た感情を知っている。
“彼女”以外の者に、ましてやただの人間に対してこんなふうに思ったのは初めてだ。
拷問を施した人間の表情が恐怖と苦痛と絶望に歪んでも、私はそれに同情したことすら無かったというのに。
彼女の表情が翳るのを、私は怖れている。
彼女が私を見る瞳に、たとえ僅かでも恐怖と嫌悪が混じることを、私は怖れている。
彼女は、怖れるだろうか。
死神である私を。
「アヤたんはどうしたいの?」
暫く黙っていたヒュウガが、私に訊く。
「…………今は、まだ言わぬ」
「うん、アヤたんがそう言うならそういうことにしとこっか」
私の返答を聞くと、彼は何処か複雑そうな笑みを浮かべてそう言った。
それを敢えて無視し、意識を別の方向へと向かわせる。
もしもこの感情が、本当に“そういう類”の想いだったら。
私は一体、どうすれば良いのだろうか。
未だ触れていた温もりが消えずにいる手の平を見つめて、答の出ない問いを呟いた。
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