※主人公の「水季」は「みずき」と読みます。
EPILOGUE
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「それで、その幼馴染みとはまだ恋人ではないと」
「まあ、そうですね」
日和の問いに水季は答えた。
「ところで水季、お見合いに興味ある?」
「無いです。そんな冗談言う為に来たのではありませんよね?日和さん」
水季は日和を睨むが、日和は穏やか表情をしていた。
「『彼女』のこと聞いた?」
「プロデュース科に入学が決まったと」
「そう。でも彼女の親族から入学を止めてほしいって」
「日和さんにも?」
「水季にも話が来てたみたいだね。あの子、僕たちの言うことの方を聞くからね」
「でも、少し遅かったですね。先にあの子のご両親が来ましたから」
『学年も学科も違いますが、あの子をお願いします』
水季が日和と同じ表情をした。
2人の共通の知人が夢ノ咲学園のプロデュース科を受験し、合格した。
しかし、彼女の実家は遠く、一人暮らしをすることに。
入学手続きは既に終わり、住居も決まったが、彼女の親族は納得していない。
『地元な高校に通うべき』
「一人暮らしの心配より、これ以上知識をつけてほしくないらしい」
「くだらない」
水季は『彼女』の親族が来た時を思いだした。
眉間に皺がよる。
『女に専門的な知識は不要』
『女は女らしく』
『良妻賢母とは』
遠回しに自分の事も言われている気がした。
あげくに
『長男がいるから』
『彼女』には弟がいる。
『彼女』は長女で弟は長男。
「弟はどうしているのですか?」
「地元の高校に予定通り通うよ」
水季の問いに日和はつまらなそうに答えた。
2人とも弟長男には興味無し。
日和は立場上、情報を把握しているだけ。
水季は英智を通して令嬢しか紹介されない。
滅多に出ない社交の場でもそれは同じ。
故に男は水季に認識してもらう為には自らアプローチしなければならない。
「はぁ~」
「客人の前でため息つかない!」
水季は日和に注意される。
「すみません。色々思うところがありまして」
「立場を弁えない人を相手をするのも疲れるよね」
「日和さん、お茶のおかわりは?」
「頂くね」
日和の表情が柔らかくなった。
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