番外編4.ensemble square
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・あんず
智はあんずの一番弟子。
そう言われていると、あんずが知ったのは新年度、プロデュース科が本格始動して暫くしてだった。
「弟子じゃなくて、可愛い後輩なんだけど・・・」
あんずより約半年遅れてプロデュース科に入った智。
学年は1つ下。
それでもESでの智の立場はあんずとほぼ変わらない。
それはあんずの指導が上手く、智の努力の賜物と周りは知っている。
実際、智は本当に努力した。
登校拒否した分を取り戻すように。
そして、あんずが体調を崩し入院した時、智の才能は一気に開花した。
智の働きぶりを聞いたあんずは感動した。
もう2人は先輩後輩ではなかった。
ES、
レスティングルーム。
「あんず先輩」
「智ちゃん」
「明日のライブ、必ず観に行きますね」
「ありがとう」
あんずは智の頬に触れる。
「ちゃんと休憩してる?ご飯は食べてる?」
「はい!今日は紅朗先輩と食堂で」
「そう。良かったわね」
キラキラと愛らしい笑みを向けてくる智。
初めての後輩が貴女で良かった。
fin.