番外編4.ensemble square
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・白鳥愛良
今日、レッスンを見てくれるプロデューサーはあんずさんの一番弟子と言われている。
時々ES内で見かけた、長い、綺麗な黒髪の人。
その人にはいろいろな噂があった。
天祥院英智の幼馴染みだとか。
親が有名人だとか。
転校初日にクラスメート(アイドル)を泣かしたとか。
「ああー、会うのが怖い~!」
レッスン室でひとりあたまを抱えた。
そんなプロデューサーに個人指名されてしまった。
ESより夢ノ咲学院のライブを優先するプロデューサー。
自分の存在なんて知らないと思っていた。
しかも、それが周りに知られるとかなり羨ましがられた。
「いいな~」
「でも出てくるってことは、あの作業終わりそうなのかな?」
「?」
なんでも最近は特別業務の為、ESの一室に籠っていることが多く、あまり表に出でいない。
カチャ
「おはようございます」
「!」
入ってきたのは小柄な人。
噂のプロデューサー、智さん。
「白鳥愛良くんだよね。智です。はじめまして、かな?」
「は、はい!」
智さんは特別業務をこなしつつESの全てのアイドルの活動をチェックしていた。
俺の苦手な振り付けも、上手くできたライブの映像を見せて、
「ほら!成功するとこんなに綺麗!絶対ものにしましょう!」
大きな瞳をキラキラさせた。
それ以来、学院にいても、ESにいても、無意識に智さんを探している。
fin.