出会い編
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12年前_____________。
『お頭、そろそろ出よう。』
『…あぁ。』
『来ないものを待ってても仕方ねェ。』
シャンクスがこの島にやってたのはつい1週間ほど前のことだ。
初めは海賊ということもあり、
慌てた大人たちだったが、
シャンクスの人柄にだんだんとみんな心を許していった。
今ではシャンクスが街を歩く度に声をかけられるほどだ。
「おぅ、船長さん。今日はあの子の所へは行かねェのかい?」
「あぁ、今から行こうと思ってるよ。」
"あの子"とはこの島で1番の美人であるレイラのことだ。
美人といってもまだ7歳。
実の所彼女の元へ行くのには違う理由がある
「やれやれ、アンタももの好きだねぇ。」
ガッハッハッと豪快に笑う店主はその少女を預かっている人で、とても人当たりのいい人物だ。
「行ってくるよ」
「あぁ…よろしく頼むよ。船長さん」
明日にはこの島を離れなければならない。
ここへ来てもう1週間だからな。
そう長居もしてられない。
「…いじけなきゃいいけどなぁ」
シャンクスが去った背中を見つめながら
育ての親である店主はそう呟いた。
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