笑顔
混ざり気のない空色と
澄んだ空気が背景となり
真中に咲いたは
太陽のような君の笑顔
眩しさに
呼吸を忘れ、立ち尽くす
あの日、あの瞬間
脳裏に焼き付いた一枚の絵に
両手で心を掬われたような気がした
僕は、君に救われたんだ
寂しさに
弱い虫が疼きそうになる夜も
自ら嵌めた足かせが
重たく感じる そんな日も
あの笑顔を思い出すだけで
どんな山をも越えて行ける
何より確かな原動力になる
本気でそう思えたよ
勇み立つ
その足元が揺るがぬよう
君の瞳孔に
不変の優しさが映るよう
いつも傍で支えとなりたい
赦されるなら
「愛している」と。
神様でもなく
天使でもなく
僕は、
君に救われたんだ
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